2009年4月30日(木)付


原点帰り連帯誓う 大町市 大北地区中央メーデー
 労働者の祭典メーデーに合わせ、大北地区労働組合会議と連合長野大北地域協議会は29日、第80回大北地区中央メーデーを大町市の文化会館で開いた。100年に一度とされる世界的な不況の影響で労働者の権利が脅かされる中、原点に返り豊かで公正、平和な社会をめざし連帯を誓った。ことしはメーンスローガンを「労働者の連帯で『ゆとり・豊かさ・公正な社会』を実現し、自由で平和な世界をつくろう」、サブスローガンは「『使い捨て労働』絶対反対!STOP THE格差社会」とし、政権交代や平和実現を目指すメーデー宣言を読み上げた。
心意気見せ士気高揚 白馬、小谷消防団出初め式
 白馬村と小谷村の消防出初め式が29日、両村で開かれた。両村の団員それぞれ200人余が参加。新年度の活動を本格的にスタートさせるとともに、分列行進で火災や災害から住民を守る心意気を見せ、士気を高めた。
 小谷村消防団の出初め式は小谷小学校で行われた。松澤彰一団長は「村の防災の最前線で活動する団員を支えるために、早くから村では消防団協力事業所制度の導入により、団員が出動しやすい環境を企業に支援していただき、感謝している。今後もさらなる努力と精進を重ね、地域一丸となって災害のない村づくりをお願いしたい」と式辞を述べた。
安曇野市 歌響かせ早春賦祭り
 毎年恒例の「早春賦まつり」が29日、安曇野市穂高穂高川右岸の早春賦歌碑周辺で開かれた。合唱団や訪れた人による「早春賦」をはじめ、「信濃の国」や「めだかの学校」、「おたまじゃくし」など、春風に乗せて季節や土地の歌を響かせた=写真。早春賦少年少女合唱団や早春賦愛唱会のメンバーらが碑の前で「早春賦」を披露。訪れた人たちも参加し、会場が一体となって合唱を楽しんだ。ことしは安曇野市出身のアルパ奏者・上松美香さんも参加してアルパクラブの演奏も行われ、澄んだ音色を奏でていた。
田植え 大北トップ 松川の丸山さん
 松川村の農業丸山岩和さん所有の水田で28日、大北地域の大規模農家では一番早い田植えが始まった。植える時期はほぼ例年並みで、前日からの気温の低下で降りた霜や氷もあまり影響せず作業が進んだ=写真。
家族総出で、22日から代かきがはじまり、同日には自家栽培の早生品種「夢しなの」と酒米の「美山錦」の苗を約2fの田に植えた。田植え機や手植えなどで行われ、水田に残雪の北アルプスを映していた。
商議所へ車いす寄贈 大町LC45周年記念事業
 大町ライオンズクラブ(LC)は28日、大町商工会議所に車いす2台を寄贈した。同LC結成45周年記念事業の一環で、25日に開催した記念大会の席上では、市内の5団体に記念品や協力金、文庫など寄贈する目録を手渡していた。五十嵐孝・同LC会長と田中克幸・記念大会委員長、鮎貝紀征・記念事業委員長の3人が同商工会議所を訪れ、「館内での使用や会員のみなさんに役立つよう利用してください」と、宮澤吉高会頭に手渡した。商工会館を利用する市民や商議所会員らから、車いすの有無の問い合わせや「使用したい」との要望があったことを知り、同LCが寄贈を決めた。
 白馬村消防団の出初め式はウイング21で行われた。横山武久団長は「有事の際、的確に速やかに災害の沈静にあたることは簡単ではないが、今年度は任務遂行と安全確保の両立をテーマに、組織の基礎活動の向上を図りたい。団が常に品位を保つことを切望するとともに、多方面の変わらぬ支援をお願いしたい」と式辞を述べた。
 式典では、長年にわたる消防活動への貢献をたたえ、消防団員らを表彰した。
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