森林整備で景観美しく 大町 有志がNPO設立

 ごみの不法投棄や獣害につながる道路わきなどの立ち木を取り除こうと、大町市の住民有志はNPO(特定非営利)法人「仁科の里造り」(清水憲一郎代表)を立ち上げた。地域住民と行政の協働で森林整備を行い、美しい景観づくりや荒廃農地の解消を目指す。2日、初作業として、市役所庭園の剪定(せんてい)作業をボランティアで行った。
圧倒 勇壮な大物飾り式年大遷宮祭 穂高人形まつり
 最も古い本殿1棟を建て替える20年に1度の式年大遷宮祭が行われる安曇野市穂高の穂高神社で2日から、奉祝行事・穂高人形まつりが始まった。氏子らによって造られた、歴史絵巻の1場面を題材にした穂高人形(無形民俗文化財指定)の大飾り物が境内を飾り、参拝者の関心を集めていた。御遷宮特別参拝も行われている。
 穂高人形まつりは17日まで。期間中は芸人ライブやYOSAKOI安曇野など奉納ステージや講演会も行われる。大遷宮祭儀では、本殿遷座祭が9日午前3時から、奉幣祭が10日午前10時から。
華やかな季節 自然満喫 大町 居谷里湿原で観察会
 大町市平の県天然記念物・居谷里湿原自然観察会は2日、現地で始まった。リュウキンカやミズバショウが花盛りを迎え、湿原が最も華やぎ、参加者は湿原の春を満喫した。観察会は4日まで行い、参加者を募っている。
 初回は市内外から約20人が参加。県自然インストラクターの北澤基富さんが講師を務め、湿原から顔をのぞかせるリュウキンカやミツガシワ、ハナノキなど、園内で咲いていたり花期を待っている花や植物などについて解説した。湿原内にはウグイスやオオルリなどのさえずりがゆったりとした雰囲気を醸し出していた。
特別企画で連結運行 小谷 JRが旧国鉄車両を
 JR糸魚川地域鉄道部は連休中の特別企画として、新潟県の糸魚川駅と長野県の南小谷駅間で、旧国鉄時代の色の気動車、国鉄キハ52系の車両2両を6日まで連結して運行している。
 南小谷駅から糸魚川を結ぶ非電化区間は「大糸北線」と呼ばれ、横須賀色(紺色とクリーム色)、標準色(オレンジ、クリーム色)、首都圏色(オレンジ)といった、旧国鉄時代の色の3種類の気動車が現役で運行されている路線。原型エンジンを積んで大糸線で活躍を続ける貴重な存在として、全国の鉄道ファンに人気が高い。通常は一両編成で運行される。今回は横須賀色の52−115と、標準色の52−125の2両が連結運行される。

2009年5月3日(日)付


シバザクラ土手彩る 白馬村大出
 白馬村大出地区の姫川北部農免道路沿いで、住民が植えて育てた色とりどりのシバザクラが土手を彩り、行き交う人の目を楽しませている。晴れた日には残雪の白馬連峰とシバザクラの織りなす美しい情景と、春風に漂う花の甘い香りなどが楽しめる。
 同所は数年前のほ場整備により、県道406号線から大出地区に通じる道路。ほ場整備事業が終了した当初は、土手に赤土がむき出しになっていた。近くには日本の原風景として有名な「大出吊(つり)橋公園」があり、多くの人が訪れることもあり、同所の景観美化をはかろうと、開通を機に地域住民が村の協力を得て、土手の斜面300bにわたり、シバザクラを植えた。
5日まで山野草販売 池田町の愛好会
 池田町の池田山野草愛好会(矢口大和会長)は5日まで、山野草の直売を同町ハーブセンターで行っている。会員が育てた山野草約50種類、1500鉢を販売する。
 会が発足した14年ほど前から毎年販売している。会員が種から育てたもので、地元の気候で育てるため、家庭でも育てやすいという。
 会場には「トガクシショウマ」や「シラネアオイ」、「コマクサ」などの高山植物が並び、朝から地元住民や旅行客でにぎわった。会員は「値段設定も安く、扱いやすいようにしてある。見に来るだけでもぜひ」と話していた。
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