豊科高生と「自転車盗注意」 安曇野署とらレンジャー
 管内で増加する自転車盗を減らそうと安曇野署が始めた手づくり着ぐるみのお宝自転車とらレンジャーは7日、JR南豊科駅で、近くの豊科高校生徒と一緒に同駅を利用する通勤通学者に「2個以上施錠をしてください」と書いたチラシの入ったティッシュを配付。注意を呼びかけた。 同署管内の自転車盗は4月末までに48件発生し昨年同期比で6件増加。高校生が利用するJR豊科や南豊科、穂高、柏矢町駅などで多発している。「とらレンジャー作戦」は自転車盗を抑止しようと同署が市販の着ぐるみに手を加えて作った。三郷の特産にちなんだリンゴレッド、豊科のタマネギイエロー、穂高のワサビグリーンの3体がある。10月末までには明科のスワンブルー、堀金のレンゲピンクも加わる予定。
新ホール感謝の演奏 松川 モーツァルトコンサート
 中信地域の音楽家有志でつくる「モーツァルト交響曲・全曲演奏会」実行委員会(牛山勝雄実行委員長)は6日、モーツァルトコンサートを松川村多目的交流センター「すずの音ホール」で開いた。感謝の演奏が、新たなホールに響いた。同実行委は、全52曲のモーツァルトが作曲した交響曲を10年かけて全曲演奏しようと、松本室内合奏団や松本交響楽団などのメンバーを中心に松本、塩尻、安曇野市などのクラシック演奏家で昨年結成した。今回は松本市で10日に開く第4回の演奏会に向けて、4、5の両日に同ホールを借りてリハーサルを重ねてきた。完成したばかりのホールを使わせてくれた感謝の気持ちと、ホールの完成を祝うために、無料でコンサートを開いた。

2009年5月8日(金)付


キノココマ打ちで森学ぶ 八坂小4年生が作業
 大町市の八坂小学校4年生(10人)は7日、同校中庭でキノコの駒打ち作業を実施した。総合的な学習の授業で「緑の少年団」の活動の一環として取り組んだ。北安曇地方事務所林務課と八坂支所の職員から指導を受け、直径10−15a、長さ1b余のコナラの木やサクラの原木に電動ドリルで穴を開け、シイタケやクリタケ、ナメコの菌の駒を木槌で丁寧に打ち込んだ。原木80本に計1400駒余を植菌。林の中に置いて管理し、来年秋には収穫できる。前年度は全校できのこ汁を味わったという。
手打ちそば腕磨く 小谷の有志 今年度も活動
 小谷村の有志でつくる「栂池そばの会」(深澤礼子会長)の今年度の活動が今月から始まった。同会は栂池で宿泊業を営む女性を中心に構成、毎月1回、栂池観光センターで勉強会を開き、そば打ち技術向上と普及をはかっている。 ことしは新たな試みとして、「そば打ちだけにとどまらない新たな味の発見」をコンセプトに、そば打ち勉強会とともにそば粉を使った料理講習会を企画。7日は約20人が参加して、会員の知恵と技術を生かしたそば料理を体験した。
「天使の竪琴」体験 松本の工房 大町で教室
 松本市のエンジェルスハープ工房オフィス・ドルチェ(武田芳雄代表)は5日、「エンジェルスハープ・馬頭琴体験教室」を大町市中心市街地多目的ホールで開いた。来場者は一般的なハープとの違いや、特徴などの説明を聞き、演奏を体験しながら独特な音色を奏でた。同工房では、「天使の竪琴」をイメージし現代の演奏形式に対応できる工夫をこらした独自の楽器を制作。ピアノの鍵盤と同じ配列で表面に全音20弦、裏面に半音12弦の金属弦を張り、ペダルやレバーなどの操作がいらないコンパクトな形を開発した。音色はきれいな長い余韻を残しグランドハープのように消音をしなくてもハーモニーとして楽しめ、バロックやルネサンス時代に使用された古典音律の美しい三和音を放つ。
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5月の一覧
丹精込めたわら細工並ぶ 大町老人クラブ作品展
 大町市老人クラブ連合会のわら部会(市川喜代志会長)は7日から、わら工芸の作品展を同市役所ロビーで開いている。市内外の会員15人が丹精込めて作った、みのや草履など約90点が並んでいる。会場では、宝船や冬用のわら靴「ごんぞ」のほか、色とりどりの布草履を展示。伝統の技術を応用した1・5aほどの手編みの「ミニ草履」に、来場者が目を近づけて感心していた。同会は、地域に根付く農民文化を守ろうと、毎年工芸教室を開講。昨年度、松本市など市外や、30代の若者からも参加があり、大町のお年寄りたちから技術を学んだ。