2009年5月9日(土)付


EU大使と国際交流 大町高で外交官出張授業
 EU各国の外交官による出張授業「EUがあなたの学校にやってくる」は7、8の両日、全国の中学、高校で開いた。大町市でも8日、バルカン半島北部・スロベニア共和国の駐日大使夫妻が大町高校(下坂一俊校長)を訪れ、全校生徒と交流した。ミラン・スケンデル大使は、EUの変遷や役割を説明した。ソバを使った料理や、アルプス山脈の風景など、故郷スロベニアを紹介。生徒が両国の生活の違いや共通点に感嘆、お礼に校歌や応援歌を披露した。
塩の道 自然や歴史理解 小谷小 保存会の案内で遠足
 小谷村の小谷小学校(五十川崇校長)で8日、恒例の「塩の道遠足」が行われた。新潟県糸魚川市から長野県松本市までの120`で、古来より日本海文化と山村文化の交易の道として親しまれた塩の道。同村にはその古代の面影を色濃く残す名所・旧跡が数多く残されている。同校では児童にふるさとの自然や歴史について理解を深めてもらおうと、6年間で主要ルート6コースを巡る遠足を行っている。 8日は塩の道の歴史・文化に精通している同村の「塩の道保存会」のメンバーの案内で、1、2年は北小谷を歩く「松ケ峰展望台コース」、3、4年は中土の古道を歩く「高町越えコース」が実施された。 このうち1、2年生56人は、同村で明治44年に発生した日本三大崩落の一つに数えられる稗田山の大災害のつめ跡を今に伝える、約6`のコースを歩いた。
お母さんの笑顔並ぶ 豊科サティで似顔絵展
 安曇野市豊科、豊科サティホールで母の日の10日まで「大好き!お母さん似顔絵展」が開かれている。同市や大北地区の未就園児から小学生までが描いた伸び伸びとしたお母さんの似顔絵約130点が展示され、買い物などで同店を訪れる人の目をとめている。 お母さん似顔絵展は母の日にちなんでこれまで33回開かれている恒例行事。子どもたちが色鉛筆やクレヨンなどを使って生き生きとしたお母さんの表情をとらえた作品が並んでいる。県知事賞に選ばれたのは、募集したころが花粉症シーズンだったためか、大きなマスクをした笑顔が描かれており、ほほ笑ましい作品となっている。 母の日の10日午前11時から入賞者の表彰を行う。
放置増受け駐輪指導 松川観光協と防止連絡会
 松川村のJR信濃松川駅駐輪場に放置自転車が増えたことを受けて、村観光協会と自転車放置防止連絡会は8日、同駅駐輪場で自転車の駐輪指導をした。通学、通勤時間にあわせて、学生らに正しい自転車駐輪を呼びかけ、利用がしやすくなるように促した。同駐輪場は学生の利用が多く、毎年卒業、入学シーズンに放置自転車が増加する。村には自転車放置防止条例があり、条例に基づいて放置自転車を一定期間で撤去するなど対応している。放置自転車の防止やマナーの向上を目的に指導を行った。
トップページ

●当サイトに掲載の記事・画像の無断転載を禁じます。すべての著作権は大糸タイムス社に帰属します。
Copyright(C)2009 OHITO TIMES Co., Ltd. All Rights Reserved.

5月の一覧
野外学習で交流 大町西小 市内各所を見学
 大町市の大町西小学校(幅下守校長)は8日、「春の野外学習」を開き1年生から5年生が市内の企業や観光スポットなど、それぞれ特色ある目的地を訪れた。集団活動をとおし友達と協力しながら交流を楽しみ、春の自然に触れるねらい。 このうち5年生50人は、平地区の施設見学などを行った。社会科と総合の学習で実践する米作りの参考にと「JA大北育苗センター」を、地域の特産物とその製造工程を学ぶ場として「河昌製麺(めん)舎おざんざ工場」を視察し知識を高めた。昼食は「木崎湖キャンプ場」で飯ごう炊さんを体験。火のたきつけやかまどの使い方を実習し6月に実施するキャンプの予行練習とした。
安曇野市の新型インフル対策 外国語公報で呼びかけ
 世界的に感染が拡大している新型インフルエンザに対応するため、初めての「広報あづみの」号外を発行した安曇野市は8日、ポルトガル語版と中国語版も発行した。同市内に住む外国人に向けて新型インフルエンザ予防方法や相談窓口の電話番号などを掲載し、市内総合支所などに置いて被害拡大防止を呼びかけている。