2009年5月12日(火)付


雪の大谷ウオーク100万人 アルペンルート累計で達成
 立山黒部アルペンルートの最上部、室堂で雪壁の谷間を歩く、「第16回立山・雪の大谷ウオーク」の参加者が10日、累計100万人を達成した。同ウオーク事務局は、里とは別天地の雪の観光地を訪れた多くの来場者へ感謝を込め、贈呈式などの記念イベントを行った。同日は快晴に恵まれ、風もなく絶好の散策日和。午前10時50分ころ、富山市の余川裕一さんが100万人目の参加者となった。贈呈式では、前後に通過した参加者とともに賞品を贈り、くす玉を割って祝った。
白馬の施設に新幹線=@倉科さんミニ車両寄贈
 白馬村のレジャー施設「グリーンスポーツの森」内にあるミニSL・新幹線乗り場に11日、新車両が加わった。長野新幹線E2系をモデルにした車両2台で、飯森在住の倉科光男さんが寄贈した。「乗り場の充実を図ることで、子どもたちの喜ぶ顔が増えていけば」と話す。 倉科さんは以前、夏場の観光シーズンを中心に同乗り場で運転手を務めていた。ミニ新幹線が運行から10年以上が経過し、故障が目立っていたことから、新車両の購入を考えた。昨年10月に鉄道模型メーカーに注文し、このほど出来上がった。 同日は試乗イベントも開かれた。レール上に新車両が登場。倉科さんを運転手に、多くの子どもたちが乗車した。ホーンを響かせながら新幹線が走行し、スピードが増すと同時に「気持ちいい」「楽しい」などと歓声が飛び交っていた。
自然にふれ小鳥の声聞く 大町山博が観察会
 市立大町山岳博物館は10日、春の恒例行事小鳥の声を聞く会を開いた。参加者約50人は、午前5時50分に同館前を出発し標高1164bの鷹狩山頂上まで歩き、小鳥の声を聞いた。 参加者は3班に分かれ、講師の腰原正己さん、鳥羽悦男さん、長澤修介さんの説明を受けながら、普通に歩けば40分から1時間程度の距離を、4時間ほどかけてゆっくりと歩き、ヒヨドリ、コガラ、ウグイス、コルリなど30種類を超える小鳥の声を楽しみ、双眼鏡などで姿を確認した。5、6種類の小鳥がいっせいに鳴き、講師が混乱する光景も見られた。
伊勢神宮の品種神田に 細野神社 県内初田植え
 安曇野に田植え後の水鏡が広がる季節となったが、松川村細野、細野神社(平林秀文宮司)は10日、三重県伊勢市の伊勢神宮から譲り受けた種もみから育てた新品種米イセヒカリの田植えを行った。JR細野駅近くの水田を借り受けて、氏子の早乙女4人が手植えをして、9月の収穫に向けて五穀豊穣の願いを込めた。 イセヒカリはコシヒカリの突然変異種で、全国の神社の本宗・伊勢神宮の神田で偶然見つかった。草丈が高くて丈夫で倒れにくく、肥料を少なくすると食味が良くなるという。細野神社が県内で初めて種もみ500cを譲り受けた。
小谷村で愛好家ら歩く催し 高町越え 塩の道えぶ

 かつて糸魚川から松本まで塩や海産物を運んだ交易の塩の道「古道塩の道を歩く(えぶ)」イベントが10日、小谷村で開かれた。同村の「塩の道を愛する会」(太田稔夫代表)の主催。県内外から熱心な塩の道愛好家40人余が参加して、古道の散策を楽しんだ。
白馬のギフチョウ守ろう 白馬村教委 小学生とパトや啓発
 白馬村の天然記念物に指定されているギフチョウを守ろうと、白馬村教育委員会は9日、チョウの生息域を守るための「ギフチョウ保護監視パトロール」を同村八方地区で実施した。パトロールには昨年、総合学習で白馬のチョウについて学んだ白馬北小学校5年生も同行。チョウの生息する約2`の里山を歩き、チョウを確認したり、自分たちで描いたギフチョウ保護の啓発ポスターを張る活動を行った。
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