2009年5月19日(火)付


大町で農業体験や交流 東京の中学生滞在学習
 東京都武蔵野市の市立第3中学校(續恭司校長)の1年生約100人は19日まで、農山村での体験学習「セカンドスクール」を、大町市で行っている。農業体験や自然体験などをとおし、大北地域の人々と交流を図っている。生徒たちは18日、平高瀬入の篭川河川敷で自然体験を行い、教諭から河原周辺の動植物について学んだ。飯ごう炊さんを行い、昔ながらの火起こし器に苦戦。額に汗を流しながら「自然での生活は大変だけど、友達と一緒で楽しい」と話した。 期間中、地元住民の指導で田植えやそば打ちを実践し、大町山岳博物館などを見学しながら地域の文化を学習。地域をめぐり、クラスメートたちとの交流を深めあった。
松川 村民劇「安曇節ものがたり」結団式 公演成功へ心ひとつ
 松川村民でつくりあげる演劇「安曇節ものがたり」の制作委員会(海川清責任者)は17日、成功への願いを込めた結団式を、公演会場となる村多目的施設すずの音ホールで開いた。劇出演者やスタッフが集まり、意気込みを語るなど、本番に向け心をひとつにした。 安曇節ものがたりは、安曇節創始者・榛葉太生(1883〜1962)の生涯をたどる劇で、すずの音ホールの完成を記念し計画した。村民約200人が制作に携わり、一昨年から準備を進めてきた。 シナリオから舞台演出、衣装製作まで、すべての作業を村民が行うこだわり。ことし1月から練習が本格化した。公演は6月28日午前11時と午後3時からの2回を予定している。
レンゲ田で生産者と交流 大町常盤須沼でまつり
 第14回れんげ草まつりは16、17の両日、大町市常盤須沼のレンゲ田で開かれた。あいにくの天気の中だったが、来場者は淡い紫のレンゲの花と空を舞うこいのぼりを眺め、振る舞われたおにぎりを味わい、生産者と交流した。レンゲ田は、伝統的な自然農法を用いた米を生産しようと、地元で有機農産物生産組合をつくって運営。レンゲを田にすきこんで肥料とし、手間をかけた少量栽培で質の高い米を生産し、都市部のファンも多い。生産者と消費者の触れ合う場としようと、毎年イベントを開き、野菜苗や鉢花、地域の特産品を販売している。
新緑にフジ映える 池田陸郷で見ごろ

 池田町陸郷地区で野生のフジが見ごろを迎えている。フジは観光農園「夢農場」周辺の山々のところどころに点在。淡い紫色が新緑に映え、甘い香りで訪れた人々を楽しませている。花は1週間ほど楽しむことができそうだ。
Fリーグ選手に技術学ぶ 小谷でフットサル教室
 フットサルの全国リーグ・Fリーグで活躍する、「ペスカドーラ町田」に所属の選手5人から直接指導を受ける「フットサルクリニック」が15、16日の両日、小谷村の小谷小学校で開かれた。同村の小谷フットサルクラブ「ビターレ」の主催。 ビターレの一員で地元の子どもたちのチーム監督を務める萩原慶一郎さんが、幅広い世代に支持されているフットサルを村内外に普及し、村の活性化につなげるために、一流選手から技術を学ぼうと、昨年、Fリーグ日本代表の藤井健太選手を招待したのがきっかけで、ことしで2回目。 今回は、藤井選手が移籍した同チームが、ビターレの活動や趣旨に大きく賛同し、全面的に協力。藤井選手をはじめ、甲斐修侍選手、金山友紀選手、横江怜選手、石渡良太選手の、同チームの主力選手5人が訪れて指導にあたった。
活性化願い六地蔵建立 白馬の有志 木流川沿いに
 白馬村の中心を流れる木流川沿いに、このほど地域活性化の願いをこめた六地蔵が建立された。白馬町住民有志でつくる白馬町活性化推進委員会(新沢惠委員長)が中心となっての取り組み。17日はしゅん工法要式が営まれ、関係者や地域住民約100人が参加して、新名所の誕生を祝った。 同川は昔から地域の重要な生活用水として利用され、現在も豊かな自然が残る川として住民が保全に努めている。住民によって整備された川沿いの散策路には、川柳や俳句が並ぶ「詩の小径(こみち)」や親水公園などがあり、観光客や地域住民の憩いの場となっている。
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