2009年5月20日(水)付


県内発生備え対応確認 大町 新型インフル対策本部
国内での広がりをみせている新型インフルエンザ問題で、大町市は19日、市対策本部(本部長=牛越徹市長)内の部課長でつくる庁内連絡会議を市役所で開き、今後の「県内発生期」に備え対応を話し合った。社会や生活への影響を抑えつつ、事態の変化に備えた迅速な対応が求められている。連絡会議は総務部長・民生部長と、関係各課長で構成。会議ではこれまでの経過と状況を確認し、行動マニュアルや業務継続計画の内容について各部課の意見を求め、対応を確認した。今後は県内で患者が発生した時点を次の段階と位置づけ、準備を進める。県内発生期には職員や来庁者へのマスク着用・消毒の要請を開始。市民にはホームページや報道、場合に応じて自治会や防災無線を利用し、準備を呼びかける。一部施設の業務の停止やイベント自粛なども段階を踏んで行う。
豊穣願い「お水迎え」 安曇野市 三川合流点で神事
 安曇野市観光協会(会長・平林伊三郎市長)は19日、安曇野を潤す水に感謝する恒例の神事「お水迎え」を同市明科の三川合流地点で開いた。関係者約30人が参加して、五穀豊穣や安曇野の観光発展に願いを込めた。 参加者は穂高川、高瀬川、犀川が合流した場所の水をひしゃくを伸ばして丁寧にすくった。同市観光協会の岩渕二朗筆頭副会長は「明科出身の私は川で育ちました。水はふだん当たり前になっていますが、とても大切なものということを再認識していただきたい」とあいさつした。 お水迎えは水に感謝することで地域の五穀豊穣などを祈る神事で20年ほど前から行われている。水は穂高神社に奉納される。10月には穂高神社奥宮がある上高地明神池で「お水返し」が行われる。18年度から同市と連携協定を結んでいる信州大学人文学部がお水迎えを調査に訪れた。
有害サイトの現状知る 安曇野少年警察ボラ協研修
 安曇野少年警察ボランティア協会(三溝俊司会長)の研修会は18日、安曇野市豊科、ビレッジ安曇野で関係者約30人が出席して開かれた。安曇野署管内の少年非行の実態を聞き、新年度の事業計画を決め、山内敦司生活安全課長の講話「少年を取り巻く違法有害サイトの現状」を聴いた。 警察ボランティア協会は県警本部長が委嘱した少年の健全育成と非行防止を図る組織。街頭補導や少年の社会参加活動、子ども安全への呼びかけ街頭啓発、相談活動などを行っている。同署管内会員は42人。新年度は岐阜県の笠松刑務所見学のほか、講演会を行う。
池田の米 東京で育てて JA大北 永福小へ苗贈る
 池田町のJA大北会染支所は18日、池田町産の農産物直売を行うなど、かねてから交流がある東京都杉並区永福町の「区立永福小学校」へ池田町で育てた水稲苗を贈った。21日に、同JA職員も出向き、5年生64人の稲作体験授業で利用される。永福町の商店街では地域活性化に向けて積極的な取り組みが行われている。活動の一環として、地域の力を借りた教育活動を推進している。同小はこれまで、稲作学習に学校で購入した苗を使用していたが、交流の深い池田町で育った苗を体験に利用したいと初めて苗の寄贈を受けた。
町並み、用水つぶさに 大町経営者協議会 岐阜県郡上市訪ねる
大町市経営者協議会(松下睦治会長)は17日、岐阜県郡上市を訪ね、町並み視察を行った。 同市は水とおどりの「郡上八幡」として全国的に知られる町。この日はあいにくの強い雨となり、参加した会員たちは傘を差しながらガイドの案内で大正の大火の直後建てられた袖壁と紅殻格子の町並み、石だたみの道、きれいな水を流し続ける町並みの両側にある用水を見たり、市街地に13もあるというお寺を眺めながら約1時間の散策をした。 また、中心部にある博物館にも立ち寄り、郡上市の水、歴史、わざ、踊りなどについて展示品を見ながら学んだ。
楽しく運動笑顔=@大町市子ども教室
大町市は18日から、市内の年長児を対象に、「運動あそび教室」を市運動公園で開いている。市体育課や体育指導委員の指導で、子どもたちが体を動かし、運動の楽しさと触れ合っている。初日は体育館を会場に、幼稚園児と保育園児約55人が参加し、それぞれのクラスで柔軟体操や、音楽に合わせた運動を実践。園児らは元気に走り回り、「体を動かすのは楽しい」、「サッカーができるようになりたい」と笑顔で話した。 教室は、子どもたちの運動のきっかけづくりを目的に開講。全15回の教室の中で、トランポリンや鉄棒などを取り入れた、さまざまな運動遊びを行っていく。
トップページ

●当サイトに掲載の記事・画像の無断転載を禁じます。すべての著作権は大糸タイムス社に帰属します。
Copyright(C)2009 OHITO TIMES Co., Ltd. All Rights Reserved.

5月の一覧