2009年5月21日(木)付

新たな文化発信拠点に 松川 多目的交流センター完成
 松川村が8年がかりで準備、建設した役場庁舎南の多目的交流センター「すずの音ホール」のしゅん工記念式典が20日、同会場で開かれた。新しい文化の発信拠点の完成を祝った。施設は鉄筋コンクリート造り一部屋根鉄骨造り2階建て、延べ床面積約2840平方b、建物の総事業費は約9億5300万円。ホールや図書館、調理室など収容の施設となっている。施設内の図書館は23日に開館する。式には関係者約160人が出席。村伝統の踊り「正調安曇節保存会」による踊りで幕開け。施設命名者授賞式や安曇野ちひろ美術館松本猛館長の記念スピーチ、ピアニストの須沢恭子さんによる記念演奏も行われた。

マスク品切れ 影響じわり 新型インフルに備え

 大阪府や兵庫県などで新型インフルエンザの感染が拡大するなか、大町市内でもマスクや消毒液を求める人が相次ぐなど不安もじわりと見え始めている。公務や学校行事への影響も懸念され、今後の拡大に備え、各部署で事態を見守り対応する。
農具川でアヤメ満開 大町
 大町市の東部を流れる農具川で、アヤメの花が開き見ごろを迎えている。同市の農具川環境美化委員会(小林才一会長)が植栽に取り組んでいるもので、今年で9年目になる。同市神栄町地籍の農具川左岸の河川敷では、数百株が一面に咲き出し濃い紫色の花びらが風に揺れている。周囲には色とりどりのツツジも満開で、北アルプスを背景に花の競演が楽しめる。
栂池自然園に夏季<~ズバショウ咲く開園祭
 小谷村の栂池自然園で20日、今シーズンの開園祭が行われた。定期点検で運休していた、標高1900bの自然園とふもとを結ぶゴンドラとロープウエーはこの日、運行を再開。栂池自然園ビジターセンター、村営栂池山荘もオープンし、同園は本格的な夏季営業に入った。 ビジターセンター前で栂池自然園開園祭実行委員会(平川貞男委員長)による神事が行われ、関係者30人余りが出席して、シーズンの無事と貴重な動植物が生息する同園の環境保全を祈願した。 ことしは暖冬だったものの、同園一帯はいまだ雪に覆われている。それでも例年一番早くミズバショウの咲く湿地帯では、雪どけしたところから次々にミズバショウが顔をのぞかせ、多数の群落が確認できる。
サワオグルマ開花大町居谷里湿原に群生
 大町市郊外の居谷里湿原で、サワオグルマの黄色い花が咲き始めた。サワオグルマはオグルマに似ており、湿原など湿った日当たりの良い場所に生えることから「沢小車」と名付けられたといわれ、北アルプス山ろくでは同湿原や白馬村の親海湿原などに群生が見られる。 キク科の多年草で、毎年5月下旬ころから咲き始め、6月中旬ころまで見られる。居谷里湿原では湿原一帯で見られるが、北部に多く群生していて、ゴールデンウイークころに咲くミズバショウやミツガシワの花が終わり、梅雨どきにカキツバタやアヤメなどが咲くまでの間、湿原を黄色く彩る。
安曇野 有明保育園が完成
 老朽化、園児増加に伴い2園に分園した有明あおぞら保育園の新築工事しゅん工式は20日、同市穂高有明、穂高西中学校北側の同園で開かれた。関係者約100人が参加して子どもたちをはぐくむ新たな施設の完成を祝った。 有明保育園は昭和49年(1974)4月に開園し、定員230人。老朽化が著しく、手狭となり、広い有明地域で通園の利便を図るために南北に分園化を希望する声が多かった。このため現地改築の有明の森保育園と同園南側約3`の場所に新築する有明あおぞら保育園に分園することになった。
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