山小屋のし尿対策に成果 大町で勉強会 EM処理報告
 北アルプス山小屋協議会加盟の山小屋関係者や、EM菌普及にあたっているインストラクターらは26日、大町市の県山岳総合センターで、EM菌を利用した山小屋のし尿処理対策を中心とした勉強会を開き、その成果報告などで情報交換を行った。
 勉強会にはEM菌普及活動を続けている大町市の赤羽英男さん、北アルプス船窪小屋、烏帽子小屋、野口五郎小屋など山小屋関係者やインストラクターら約10人が出席。実践報告のほか、赤土とEM菌をまぜて作った泥だんごによる水質浄化活動状況などを学んだ。
●無農薬米に強い味方 大北初 チェーン除草機
 有機無農薬米に取り組む池田町や松川村を中心とした農家でつくるアルプス有機農業研究会は、水田内のスムーズな除草を可能としたチェーンを使った農機具による、新たな除草作業を実践している。大北地域では初の試み。除草作業を終えた水田には雑草が浮きあがるなど効果が見て取れ、有機無農薬栽培の強い味方として関心が高まりそうだ。
 新たな除草機は、中古の田植え機を改造したもの。車両後方の上下するアームに約5bの鉄製パイプをはわせ、3a間隔に数十aのチェーンをたらした。
松川 英国からの品種

 松川村内で四季咲きのバラ「マツカワローズ」が開花し始めた。クリーム色と淡いピンク色の花からはバラ特有の甘い香りが漂う。役場やすずむし荘、道の駅寄って停まつかわなど村内各所で、10日ころから本格的に楽しめるようになるという。
 マツカワローズは、10年ほど前に英国王立バラ協会から贈られたもので、毎年この時季から秋まで花を咲かせる。秋には紫色がかった花も楽しめる。
美しく バラ 開花

豊科近美30日からまつり
 安曇野市豊科の豊科近代美術館のバラ園は見ごろを迎え、約500種類800本のバラが咲き、甘い香りをただよわせている。好天続きのためか、例年より1週間ほど早い開花で、色とりどりのバラが訪れる近くの人や幼保育園児、観光客などを楽しませている。バラ園と近代美術館に親しむ機会とするために30日から次の日程で第9回近代美術館バラまつりを開く。
池田小の花壇“大賞” フラワーコンクールで
 池田町の池田小学校(竹内彰校長)で育てている同校中庭の春花壇がこのほど、県や教育委員会が主催する花の生育状況や美しさなど競う「フラワーブラボーコンクール」で大賞を受賞した。県内88校の小中学校などが参加したなかの最優秀賞。児童らは受賞を喜び、「秋花壇も入賞したい」と意気込む。
 受賞した花壇は「未来に向かって大空へ!」と題した、1000株のパンジーやビオラで約25平方bにカラフルなこいのぼりを表した花壇。4年生の白澤来渚さん、清水奈津美さん、勝野大輝さんらがデザインした。昨年8月から4学年が中心となり、緑委員会やボランティア委員会も協力して草取りや水やりに取り組んだ。

2009年5月29日(金)付


ホタルカズラ見ごろ 白馬 平川沿いに青い花

 白馬村北城地区のオリンピック大橋の北詰め駐車場周辺の平川河川敷で、ホタルカズラの美しい花が見ごろを迎えている。
 ホタルカズラはムラサキ科ムラサキ属の多年草で、白馬村などゆかりの山野草。春の花が一段落したころ、林縁や明るい草地に顔を出す。和名の由来は、緑の草むらの中に鮮やかな瑠璃(るり)色の花が点々と目立って美しく咲くようすを、ホタルに例えたことからという。
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