2009年6月4日(木)付


助産師外来を新設 市立大町総合病院に
 大町市の市立大町総合病院(大嶽富夫院長)は6月から、産婦人科に新しく「「助産師外来」を開設した。これまで、産婦人科外来で保健指導など行ってきたが、1日から西棟6階に助産師外来を新設し、助産師が保健指導に加えエコーなどによる健診も行う。 助産師が、妊娠から一貫して健診や指導を行い、継続したケアにより妊産婦の不安を軽減できるよう援助することや、育児中の母親・家族に対して安全で快適なケアを提供すること、医師の負担軽減などがねらい。月・火・木・金曜日に開設し、8人の助産師が病棟や外来など交代で担当する。
ものづくりの楽しさ知る 小谷 「さるぼぼ」 作り教室
 小谷村公民館は2日、ふれあい講座の一環として同村在住の藤原安子さんを招き、同村役場で「さるぼぼ作り教室」を開いた。 さるぼぼは、飛騨高山地方などで子どもを守るお守りとして有名な郷土人形。赤ん坊のことを方言で「ぼぼ」と呼び、「猿」の読み方から災いが去る(猿)、家内円(猿)満、など縁起の良い言葉にちなんで幸せを呼ぶ人形として広く親しまれている。 同村のさるぼぼは、子どものお守り玩具のほか、端切れで作った「護光(ごこう)」と呼ばれる三角形の座布団の下に、さるぼぼや鼓などの縁起物を3つつけて飾り物にする形がある。 飾り物は主に千国地区の小正月行事のどんど焼きで、御幣(おんべ)の先端に取りつけて、その飾り物を奪い合うという風習があり、これを取ることができると福が来ると伝えられている。公民館ではものづくりの楽しさを体験しながら、貴重な伝統行事を広く伝えていこうと、初めて企画した。
外国人が武道にふれる 大町で県内ALTが体験
 県内各地のALT(外国語指導助手)ら外国人が日本の武道を体験する第2回「大町武道祭」は30、31の両日、大町市平のB&G海洋センター体育館で開いた。県内各地のALTが武道の精神に触れ、地域の選手たちと交流した。 語学指導等を行う外国青年招致事業「JETプログラム」参加者ら28人が集まり、剣道、居合、なぎなた、柔道、空手道の5種目に触れた。大町市剣道クラブなど、大北地域の地元指導員や愛好者、小学児童や中高生の選手らが指導にあたり、初めての武道を体験するALTたちにていねいに教えていた。
白馬岳小雪渓付近の火災 調査報告「植生回復状況に」
 北アルプス白馬岳(2932b)小雪渓付近で5月上旬に発生した火災について、中信森林管理署などは2日、現地調査の結果を示した。焼失規模の多くを占める草本はすでに回復が始まっていることや、植生焼失による土砂崩落の危険性は極めて少ないことなどを報告。 現地調査は、村や中信森林管理署などが1、2の両日行った。下山後、村役場で会合を開き、植生状況なども含め今後も現場観察を続けていくことを確認した。焼失面積は4200平方bで、ハイマツ群は25か所約200平方bだった。
エイズ予防と禁煙啓発 大町合庁でパネル展示
 大町保健福祉事務所(保健所)は1日から、大町市の県大町合同庁舎ロビーで、「エイズ予防ウィーク in NAGANO」と「禁煙週間」の啓発パネルを展示した。  県が推進するエイズ予防ウィークは「エイズ検査は、あなたにも必要です」をスローガンに1日から7日まで県内で展開している。 平成20年に国内で新規報告されたHIV感染者・エイズ患者の数は約1500件で、16年以降は毎年1000件以上報告されている。 大町保健福祉事務所では、「正しい知識を持っていれば感染を予防することは可能。また、HIVに感染していることを早期に発見し適切な時期から治療を行えば、エイズの発症や進行を抑えることができます」と、早期検査・早期治療を呼びかける。
庭木剪定技術学ぶ 北ア広域シルバーセンター 池田・松川
 北アルプス広域シルバー人材センターは池田町、松川村の会員を対象に2日、庭木の剪定(せんてい)技能講習会を松川村川西の伊ノ神公園墓地で開いた。毎年依頼が多いという庭木剪定の技術を会員ら約40人が実践を交えて学んだ。 昨年、同センターに庭木剪定の依頼が約700件ほどあった。需要の増加を見込み、講習をとおして技能の向上や地域内の会員同士の連携を図る。 講習会では安曇野市の庭園管理士・小林清次さんがアカマツやドウダンツツジなど枝の落とし方など数種類の庭木の剪定法を指導。会員が指導を受けながら剪定した木々は剪定前と比べると見違えるような仕上がりになっていた。
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