2009年6月9日(火)付


水道の大切さ理解 大町市で施設見学会
 大町市は水道週間最終日の7日、水道施設見学会を開いた。同市内の未就学児から一般まで約30人が参加して水源や配水池などをバスで巡り、水道の大切さや大北のおいしい水について理解を深め、ふだん当たり前に感じている水道事業の大切さを学んだ。 水道週間は水道についての理解と関心を高め、公衆衛生向上と環境改善を図るために昭和34年(1959)に当時の厚生省により制定された。毎年6月1日から7日の期間中各地でさまざまな行事が行われ、同市では水道修繕セット無料配布も行われた。
古代米でアート=@白馬 棚田百選 青鬼で田植え
 日本の棚田百選に選ばれている白馬村の青鬼地区で、色の違う古代米で作る「田んぼアート」の制作が行われた=写真。 同地区は日本の農山村の原風景として昔なつかしいかやぶき民家や棚田が多く残され、貴重な棚田保全のために、地区全体で同村の特産品である紫米の栽培を手がけている。 田んぼアートは、同村在住の降旗浩二さんと内川雅夫さんが、古代米を観光振興につなげようと、降旗さんの所有する約50平方bの田んぼをキャンバスに見立て、色が異なる米を植え付けて毎年さまざまな図案を作っている。
針ノ木岳慎太郎祭で祝う 大町の夏山シーズン幕開け
 第52回針ノ木岳慎太郎祭は7日、北アルプス針ノ木岳(2821b)で開いた。県内外から参加した、登山愛好家ら200人以上が大雪渓を登り、夏山シーズンの幕開けを祝った。 登山用のストックなどを手にした若者からお年寄りまでが、大町市の扇沢から入山し、日本三大雪渓の1つに数えられる雪山を登山。標高1800bの雪渓の上で、安全祈願や雪山賛歌の合唱を行った。多くの参加者が、記念登山として針ノ木峠に登った。 併せて開いた自然観察会では、参加者が実行委員の案内で登山道を散策。北アルプスに生息する野鳥や植物を楽しんだ。
薫製やバーベキューに舌鼓 松川の団塊倶楽部開講
 団塊世代のさまざまな分野で活躍する人同士でつくる、松川村の「団塊倶楽部」は5日、同村馬羅尾高原の林遊館で本年度1回目となる講座「バーベキューとお手製薫製づくり」を開いた。23人が参加し、チーズやかまぼこでを使った手作りの薫製に舌鼓を打った。 同倶楽部は「男女共同参画推進セミナー」の一環としてスタート。受講生が自ら講座内容を決め、陶芸体験やそば打ち体験、施設見学などを行う。本年度4年目となる。 参加者は元ホテルシェフの中牧美郎さんの指導で、ザラメ砂糖と番茶、中華鍋を使った家庭でも簡単にできる薫製を体験。出来上がったサケや鶏の手羽先をほおばり「これなら家でも簡単にできるね」と手づくりの味を確かめていた。
農業初心者の学び場に 白馬で「アグリスクール」
 日ごろ農業に接する機会の少ない若い世代の親子に農業体験の場を提供し、農業指導をする「アグリスクール」が6日、白馬村沢渡の「アグリスクールふれあい農園」で開講した。 同村の「白馬地場産推進会」(福島和子会長)の主催。11月まで6回のコースで野菜作りの栽培実習や郷土食作りを予定している。今年度は12組、29人の家族が受講する。 初回は開講式が開かれ、自分たちの畑として定められた区画に、二十日大根やニンジンの種まき、ミニトマトの苗の定植を体験した。 ほとんどが初心者で、ややぎこちなさが見られたものの、推進会の会員や地域の農業委員ら農作業のベテランから手順を一つひとつ教わりながら、真剣に取り組んだ。受講生からは「土に触れるのは楽しい。収穫が待ち遠しい」などの感想が聞かれ、農業に従事するという喜びを存分に体感しているようすだった。
タケノコ狩りで交流 小谷 初のツアーにぎわう
 小谷村の深山遊園北野の郷は7日、「タケノコ狩りツアー」を開き、村内外から多数の参加者が地域住民と交流を深めながら同村の自然と産業にふれた。 同園は同村が取り組む森林セラピー事業の拠点として、より良い事業展開をはかることを目的に、昨年交流施設「ブナの木亭」を新設。地区の共有地や県有林を一体的に整備した遊歩道を作った。タケノコ狩りツアーは同園の交流活動の本格的な開始にともなう第1弾のイベントという。 地域の名人の案内で里山の奥地に入り、今が旬のネマガリダケの収穫を体験。ネマガリダケは2〜3bのクマザサの根元から斜めに立ち上がる短いタケノコで、参加者は遊歩道の周辺に生い茂る竹やぶをかきわけながらタケノコを探して歩いた。
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