2009年6月12日(金)付


鹿島槍背に満開 黒沢高原のレンゲツツジ
 大町市郊外の黒沢高原で、初夏の花レンゲツツジが満開となった。北アルプス鹿島槍ケ岳を背景に咲く花は、絶好の写真スポットとして人気だ。 レンゲツツジは高原の北向き斜面、標高1200b付近に100本ほどが群生しており、先週はつぼみだったものが、いっせいに花を開いた。濃いオレンジ色が山の斜面を彩っている。 高原ではほかに、ピンクの花をたくさん付けたタニウツギ、白い花が密集して咲くコバイケイソウなども見ごろとなっている。
「多発警報」防止呼びかけ
 大北地域では6月に入り、4件の重大事故が発生し、3人が死亡、3人が重体、5人が重傷となった。相次ぐ重大事故に、関係機関が危機感を強め、啓発活動に乗り出している。 大町市は11日、「交通事故多発警報」を発令。24日までの14日間を期間とし、市民に交通事故防止に努めるよう呼びかけている。15日付の市広報組み込みで回覧し、有線放送、ホームページなどを通して市民に周知する。警報は「交通死亡事故多発非常事態宣言」に次ぐもので、市としては初の発令となった。 緊急メッセージとして「交通安全は自身がルールとマナーを守る」ことを強く認識し、市民がそれぞれの家庭・職場・地域で全力で交通事故防止に努めるように市長名で発令した。
花咲く農具川の整備視察 大町に伊那の環境団体
 伊那市の「東春近の農地・水・環境を守る会」の一行20人が9日、大町市の農具川環境美化委員会が花の植栽などに取り組んでいる農具川を視察した。守る会は地区の約1000戸が加入して2年前に発足し、農水省から助成を受け水田を守る活動をしている。 今回は、地区内を流れる全長約3`のやぶに覆われていた「清水川」を、みんなが親しめる川にするとともに、どう守っていくかについてのプランづくりを進めるため、大町の美化委員会の取り組みを参考にしたいと訪れた。
夢農場ラベンダー祭り
 池田町陸郷の観光農園「夢農場」で13日から7月12日まで、「第17回夢農場ラベンダー祭り」が始まる。3週間にわたり、各種イベントを開催する。農場内約4fに植えられているラベンダーも見ごろを迎えようとしている。 14日午前10時半、午後1時半からは、大町市在住のシンセサイザー奏者・影武者さんによるコンサート。午前11時半ごろには野豚の丸焼きが無料で楽しめる。21日午後1時から長野県内で活動するゴスペルグループ「サーズデイカラーズ」のコンサートが行われる。27、28日は火起こしを体験できる「サバイバルゲーム」、「脳トレお手玉大会」などがある。
あすから 池田で 花=@彩るイベント
ハーブセンターで祭り
 池田町会染のハーブセンターは6月13日から、「ハーブセンター花祭りを開く。7月5日まで、毎週末イベントが行われる。9日には祭りに向けて、同町ハーブ生産者組合(内山高志組合長)による花の定植が行われた。
 13、14日は新聞折り込みチラシ持参者にソフトクリームを200円で販売。押し花しおり教室、各種ハーブ苗の特価販売、カモミールの会や山野草の会による販売などが行われる。 20、21日は山麓(ろく)ブランド商品の展示販売、午後はクラフト体験教室などを開催。27、28日は寄せ植え体験、アレンジ教室、7月4、5日にはラベンダースティック作り教室が開かれる。
小谷 栂池自然園20日から祭り 雪解けミズバショウ見頃
 小谷村の栂池自然園で、雪どけと交代に純白のミズバショウの群落が湿原を覆い始めている。 同園は標高1900bにある日本でも有数の高層湿原で、季節ごとにさまざまな動植物を観察することができる。6月から7月にかけては、本州で最も遅いミズバショウの大群落が見られることで知られている。 先月の開園時には一面の雪原だったが、半月ほどで雪どけが一気に進み、現在同園のミズバショウは三分咲きといったところ。自然園入り口の「水芭蕉湿原」では、一面の群落を見ることができる。 鮮やかな黄色い花を付けたリュウキンカが水辺に彩りを添え、最奥のヤセ尾根ではシラネアオイやタカネザクラが美しい花をつけはじめ、遅い春の訪れを感じさせている。関係者は「ことしは20日から開催される水ばしょう祭りの前半に最盛期を迎えるのでは」と予想している。
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