2009年6月16日(火)付


大町 プレミアム商品券販売 出足好調 経済効果を期待
 大町市の大町商工会議所(宮澤吉高会頭)と美麻商工会(柳沢勇商工会長)は15日、プレミアム付き商品券「大町やまびこ商品券」の発売を開始した。初日は朝から販売所に列ができる好調な滑り出しで、関係者は市内経済活性の起爆剤にと期待を寄せている。販売場所の大町商工会議所と美麻商工会館には、朝から相次いで購入者が訪れた。商工会議所では、午前9時の販売開始に合わせて列ができ、開始15分で100人が訪れ800冊が売れた。初日は同商議所八坂支所でも販売した。美麻商工会では、午前中までに予約分含め約350冊が売れた。
地蔵峠に夏山シーズン 小谷 塩の道で安全祈願祭
 小谷村の「北小谷山を愛する友の会」は14日、「塩の道・地蔵峠道開き」を開いた。県内外から多数の山愛好家が参加して、安全祈願祭を行い、夏山シーズンの到来を祝った。 参加者はJR北小谷駅を出発し、深原集落からかつて日本海から松本まで塩や海産物を運んだ古道塩の道に入り、地蔵峠から千国街道の塩の道で最高の標高といわれる三坂峠をめざした。 同コースは塩の道街道の中でも険しい山道が続く健脚コースとして有名で、参加者はきつい坂道を一歩一歩踏みしめながら歩いた。霧が深く景色をじっくりと堪能はできなかったものの、昔の人の信仰の対象であった地蔵尊、観音に詣で、全員で今シーズンの山の安全を願った。道中には武田や上杉の合戦にまつわる史跡が数多く残され、由来などを聞きながら戦国ロマンも体感していた。
家族の似顔絵 力作一堂 本社主催 大町でコンクール展
 大糸タイムス社主催の「第25回わが家の笑顔・家族の似顔絵コンクール展」は23日まで、大町市旭町のジャスコ新大町店で開催している。店舗北側の衣料品売り場入り口広場に入賞者作品、特選・準特選・入選・佳作が一堂に並んでいる。同コンクールは、幼稚園・保育園、小学生を対象に応募を呼びかけ総数2245点が寄せられ、厳選な審査により115人が入選した。家族を思い描いた似顔は、いずれもほほ笑ましく、その表情の豊かさや色使い、それぞれが工夫を凝らした作品に来場者は関心を寄せ、「個性あふれる作品ばかり。どれも上手ですね。きょうだいや親子の仲の良い様子が感じられます」と作品を眺めていた。同展は引き続き、26日から7月7日まで、白馬村Aコープ白馬店ハピア、7月10日から21日まで、池田町アップルランド池田店で開催。いずれも店舗営業時間内展示で最終日は午後4時まで。
北ア背にオフロード バイク駆け抜ける 大町
 JNCC(全日本クロスカントリー選手権)主催の全日本CXエンデューロ選手権信越大会は14日、大町市平の爺ガ岳スキー場で開かれた。地元や全国各地から50tから450tまでの約350台のバイクが集まり、北アルプスを背景としたゲレンデコース≠走破した。 オフロードバイク、トレールバイクは山道などの未舗装道路を走るための軽量で頑丈なバイクで、車幅が狭く、、サスペンション、エンジントルクは大きい。コース設定のために木の伐採はせず、騒音や排気ガスなども大幅に抑えられて自然と共存するスポーツとして人気が高まっている。 大会は大町市のほか、兵庫県淡路市、広島県安芸高田市、愛知県豊田市、富山県富山市、千葉県千葉市の全国6会場を3月から11月にかけて回り開く全国大会。スキー場ゲレンデのほか、牧場、山岳地、湿地などでも行われる。大町市での開催はスキー客が減少しているなか、ゲレンデにトレールコースを設定してバイクによるゲレンデの面白さを体感、体験してもらおうという期待も含んでいる。
20回節目銀輪800台疾走 つがいけサイクル熱戦 小谷
 小谷村の栂池高原から自然園まで自転車で疾走する「つがいけサイクル2009」が14、15の両日開かれた。 ことしは記念すべき20回目の節目を迎え、全日本クラスの実業団選手や一般参加選手の中学生から80代まで、全国各地から昨年を上回る約800人がエントリー。緑豊かな小谷路で、標高差1200b、最大こう配10・1%、平均こう配7・0%、全長17`の連続登りの過酷なレースに挑んだ。 選手はロードレーサー、MTBの2部門で男女年齢別に11のクラスに分かれ、午前9時の号砲を合図に川内下のスタート地点を一斉にスタート。プロもアマチュアも同条件のもと、急傾斜や起伏のあるコースで懸命にペダルをこいだ。地元の中高生のスキー関係者もトレーニングの一環として多数参加し、沿道の声援に励まされて善戦した。 健康増進効果の面でも自転車人気が高まり、年々参加者も増えるなか、実行委では四季を通じた同村の観光振興にもつなげようと、冬のスキー場利用についての呼びかけも行った。
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