2009年6月19日(金)付


メンドシーノと芸術交流 大町でアート&クラフトショー
大町市の姉妹都市・米国メンドシーノや、地元のクラフト作家の作品を市内で展示する「大町MIASA/メンドシーノ国際交流アート&クラフトショー2009」は18日、市内中央商店街を会場に始まった。
姉妹都市交流の原点に返り、海を越えた芸術家同士や地域が交流する。メーン会場の塩の道博物館特設ギャラリーやギャラリー・いーずらには、米国メンドシーノ近隣で活動する29人の作家の作品が並んだ。絵画や陶芸などのほか、服飾や立体などさまざまな芸術作品が展示されている。19日には米国から作家たちが訪れる。 商店街のJR信濃大町駅から創舎わちがい、グリナーズビレッジなど9か所では、「信濃おおまち街なかギャラリー」を同時開催。市内や中信地域の作家11人の作品を展示し、米国の作家や観光客などを歓迎している。ギャラリーいーずら隣の空き店舗に新たに設置した「クラフト・ステーション・ギャラリー」には、市内や松本市などの作家の作品がずらりと並ぶ。

JR信濃大町駅では、八坂地区の若手作家グループ「エイトリンク」が、2bほどの白い箱の中をのぞく空間インスタレーション作品を展示していた。山上渡代表は「交流は楽しみ。大町にもこういう作品を作る人がいると知ってもらいたい」と話していた。
同クラフト展は、姉妹都市交流が芸術交流で始まった原点に戻り、姉妹都市交流を市全体に広げようと企画。芸術の町として中心市街地を活性化する願いを込めて、商店街を会場とした。
快音響かせ親ぼく 白馬村長議長杯マレット
白馬村マレットゴルフ協会(滝澤渉会長)は17日、同村白馬グリーンスポーツの森で「第8回白馬村長・議長杯争奪大会」を開いた。会員約140人が参加して、4人1組で36ホールを回り、スコアを競い合った。 開会式で選手を代表し、昨年度優勝の山岸大健さんと松沢つや子さんが「親ぼくをモットーに楽しくプレーすることを誓います」と力強く選手宣誓を行い、競技がスタート。会員は自然を利用した広いコースの中で快音を響かせた。 アップダウンの激しい難コースながら、日々積み重ねてきた練習の成果がいかんなく発揮され、バーディーやパーを決めるファインプレーが続出。各所で「ナイスショット」の声が飛びかっていた。 競技後は慰労会が行われ、なごやかに交流した。 同大会はスポーツを通じて健康増進と親ぼくをはかろうと、毎年行われている。
白馬岳の歴史 思いはせる 公民館講座で講演と対談
 白馬村公民館は17日、白馬岳登山の発祥となった白馬館を会場に「北アルプス白馬岳の歴史」と題した同村の生涯学習公開講座・第25回白馬塾を開いた。村内外から多数の受講者が参加して、当時のおもかげを今に伝える同施設で、山岳ジャーナリストの菊池俊朗さんの基調講演と、白馬館代表取締役の松沢貞一さんとの対談から、知られざる白馬岳の歴史を学んだ。 基調講演で菊池さんは「史実に浮かぶ白馬連峰」をテーマに、近代登山の黎明(れいめい)期から大衆登山に至るまでの登山の移り変わり、近代以前の白馬岳の役割などについて幅広く解説した。
ママさん♂^動不足解消 大町で教室 託児で安心
 大町市は18日から、乳幼児の母親のための運動教室「ママさんフリータイム広場」を、市運動公園を開いている。会場に開設した託児所に、参加者たちが子どもを預け、安心しながら運動を楽しんでいる。初日は、市民28人が市体育指導委員や市体育課職員の指導で、柔軟体操やニュースポーツなどを実践。凹凸があるボールをバウンドさせながら打ち合うソフトバレーボールに、参加者同士が声を掛け合いながら、転がるボールを追いかけた。同市教育委員会は、育児に追われる母親に、運動する機会を提供しようと教室を毎年開催。市内で子育て支援に取り組む「バンビの会」に託児所を委嘱している。7月16日までの全5回のなかで、だれでも楽しめる体に負担の少ない運動を取り入れていく。
「地域を花で飾ろう」 大町 合庁職員五輪からの定植作業
 大町市の県大町合同庁舎内の県現地機関職員有志は17日、「大町合同庁舎花いっぱい運動」の一環として、花の苗の定植作業を実施した。同運動は「地域を花で飾ろう」と、長野冬季五輪開催を機に平成9年から始まりことしで13年目。今回も職員労組北安曇支部と合同で実施し、昼休みの時間を利用して職員ら30人余が参加。庁舎西側の約10平方bの花壇と円形のプランターに、赤と紫色のサルビア、黄色やオレンジ色のマリーゴールド、赤と白のベゴニアの苗合わせて180ポットを定植した。毎年、職員のカンパや組合費の中から管内の大北地域で生産された花苗を購入して植え付け、環境美化や合庁のイメージアップを図っている。
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