2009年6月24日(水)付


交通死亡事故防止誓う 大町松川合同で現地診断
大町市常盤と松川村東松川の県道有明大町線で相次いで発生した、交通死亡事故の現地診断は22日、開いた。自治体や交通安全協会、大町署、県などから約50人が出席し、再発防止に向けて意見を交換した。松川村役場で行われた両市村の合同検討会では、地域住民や安協などから、啓発活動などソフト面だけでの事故防止に限界を訴える声が上がった。規制の強化を求める意見に対し、大町署が関係機関と協議し検討していくとした。
「生きがいと充実を」 八坂 「高砂大学」が開講
 大町市八坂公民館が、地区内に居住する60歳以上を対象に開講する高齢者学級「高砂大学」の入学式が22日、同公民館情報コミュニティーセンターアキツで開かれた。仲間づくりの輪を広げながら新しい技術や知識を身につけるとともに、伝統や文化を伝承し生きがいを持って充実した生活を送ってもらうねらいで毎年開講しており、ことしで39回目を迎えた。式には申し込みのあった105人のうち80人余が出席。遠藤博仁公民館長、大日向一繁学級長が「健康で明るく楽しい生活を送るための生きがいづくりの大学。元気ある地域づくりにみなさんが学んだ知識や経験を生かしてください」とあいさつ。荒井今朝一教育長、勝野明市議が激励のことばを贈った。初日は、荒井教育長の「八坂の歴史と生活」、八坂駐在所・平田重正さんの「振り込め詐欺防止」についての講話に耳を傾けた。毎年連続して参加しているという80代の女性(舟場)は「みんなと顔を合わせたり、いろいろな話を聴くのが楽しみ」と表情を和らげた。
中学生 能楽に触れる 青木氏ら講師に教室 安曇野市
 安曇野市教育委員会の能楽教室は22日、同市堀金中学校(幅修一校長)体育館で児童と保護者、一般合わせて約300人が参加して開いた。旧明科町出身で同町名誉町民の能楽師故青木祥二郎氏の長男で、観世流能楽師の青木道喜氏と立命館大学能楽部学生を講師にして厳かな古典芸能の魅力に触れた。青木氏は京都市中京区に住む重要無形文化財総合指定を受けている能楽師。青木氏が能楽の楽しみ方を中学生や保護者、一般参加者にも分かりやすく説明した。能舞台は三間四方の舞台とそれに続く囃子(はやし)方の並ぶ後(あと)座。地謡(じうたい)方の並ぶ地謡座、舞台の向かって左奥から延びる歌舞伎の花道に当たる橋掛(はしがかり)の4つで構成される。教室では同中学校体育館に竹ざおなどを使って本来の能舞台を模した。
松川安曇節ものがたり 27日本番前日公開練習
 松川村の多目的交流センター「すずの音ホール」で27日、正調安曇節の創始者・榛葉太生の一生を描く劇「安曇節ものがたり」(同制作委員会)の公開練習が行われる。多くの人に鑑賞してもらいたいと、28日の本公演に先駆けての公開練習。出演者の練習にも熱が入っている。公開練習鑑賞は要予約。同劇は同施設こけら落とし公演として企画。安曇節の歴史や良さを伝えたいと昨年5月から同制作委員会がスタートした。本公演の整理券はすでに配布終了。より多くの人に劇を見てもらいたいという願いから公開練習が行われる。
アイガモ農法体験 白馬幼稚園ヒナ放つ
 アイガモ農法に取り組む白馬村の上田誠さんの13eの水田に22日、アイガモのヒナ40羽が放たれた。ことしは同村の信学会白馬幼稚園の年少園児32人が、上田さんの呼びかけで水田を訪れ、放鳥を見守りながら元気に育てと願いを込めた。 初めてアイガモを見た園児たちは、小さな生き物とのふれあいに最初はおっかなびっくり。上田さんに扱いかたを教わるとしだいに慣れ、「ふわふわしてかわいいね」と言いながら優しく抱きかかえていた。 園児の手で放たれたカモたちは、連れ立ちながら水田をスイスイと泳ぎ、さっそく虫などを食べて仕事に励んでいた。
団体戦で会員親ぼく 八坂支所長杯マレット大会
 大町市の八坂マレットゴルフクラブ(深澤勝敬会長)は20日、第4回八坂支所長杯大会を、八坂大平マレットゴルフ場で開いた。会員ら45人が出場し、団体戦を通じて親ぼくを深めあった。大会では、八坂各地区の住民4人から13人が1チームとなり、27ホール、パー108の団体戦を展開した。  参加者の交流と健康維持を目的に、旧八坂村から10年以上続く伝統の大会。市への合併に伴い、名称を変え毎年行っている。深澤会長は「会員の高齢化が進むなか、若い人たちの参加を促し、マレット人口の拡大を図りたい」と話した。
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