2009年6月26日(金)付


音楽会で 練習成果披露 小谷小
 小谷村の小谷小学校(五十川崇校長、児童169人)で24日、1学期の最大行事の校内音楽会が開かれ、児童が合唱や合奏などで日ごろの音楽活動の成果を、保護者や地域の人々に披露した。 児童会長の猪股駿君が「学校目標の心に響く声で=A思い出に残る音楽会にしましょう」とあいさつ。各学年がバラエティーに富んだ曲を、それぞれ特色のある合唱や演奏で発表し、相互の演奏を聞きながらふれあいを深めた。
遭対協と大町署 合同で 夏山シーズン備え訓練
 北アルプス北部地区山岳遭難防止対策協議会と大町署などは24日、山岳遭難救助訓練を、大町市常盤の観音橋ヘリポートで開いた。夏山シーズンを前に、県警ヘリ「やまびこ」を使った本格的な訓練を通し、救助隊員の技術向上を図った。 訓練には、遭対協や同署、県警航空隊から救助隊員ら約40人が参加した。航空隊員を講師にヘリの装備や救助時の注意点などを確認。空中に待機したヘリにハーネスを装着した要救助者をワイヤでつり収容した。大町署によると、管内の北アルプス北部地区では昨年、6月末までに14件の遭難事故が発生し、2人が死亡。今年は23日現在、12件発生し、6人が亡くなっている。夏山シーズンの発生件数も近年増加傾向にあるといい、同署が警戒を強めている。大町署の翠川幸二署長は「訓練を機会に航空隊から危険個所を学び、現場で冷静沈着に対応してほしい」と話した。
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6月の一覧
民泊で韓国から絵本研修 松川ちひろ美術館に
 松川村板取の板取西部営農組合が中心となって取り組む、研修生の農家民泊受け入れが23日から始まった。宿泊するのは安曇野ちひろ美術館(松本猛館長)へ絵本画家研修に訪れた韓国人絵本作家24人で、村内に研修生民泊を受け入れるのは初。民泊を通して、農業を基盤産業とした「滞在型観光」を進める、村の新たな事業。村では、すずむし荘を中心に行っている「ふるさと体験ツアー」やリンゴオーナー制度、本年度から松本大学との業務提携なども行いながら「農業」を主とした観光を推進している。村経済課は「今回の民泊を検証し、農業を基盤産業とした『滞在型観光』に結び付けていきたい」としている。23日夜は同地区公民館で歓迎交流会が開かれ、村特産米「鈴ひかり」や村で採れたものを中心とした夕食を囲んだ。来村3回目で、同美術館に作品が収蔵されているというパク・チョルミンさんは「今までは短い滞在だったので、すごくうれしい。緊張していたけれど、皆さんと会った瞬間良い気分になった」と話していた。研修生は同地区を中心に民家5戸へ2泊し、25日まで滞在。滞在中、小中学生との交流、農業、画家研修などを体験していく。
松大生がPRパンフ作り 池田の飲食店など調査
池田町を観光面からPRしようと23日、松本大学観光ホスピタリティー学科・山根宏文教授のゼミ生12人が、飲食店や菓子屋を調査しパンフレットにまとめる取り組みを行った。町内の飲食店、菓子屋合わせて約20軒に赴き、現地を調査した。パンフレットは7月中旬に完成予定、各公共施設などで配布する。同取り組みは同町と同大学の観光振興業務提携の一環として、昨年から実施。「景色だけでなく、楽しんでもらえて経済効果が望めるものを」と昨年は町内飲食店のパンフレット「景色だけじゃないんです、池田町は」を作成し、公共施設などで配布した。学生らは各店を回り、実際にメニューを試食、店の様子や予算などを調査。各店の特徴や観光客に薦めるポイントなどを整理しながら調査に取り組んでいた。
高規格道路の意義学ぶ 大糸タイムス友の会が総会
 本紙関係事業所や団体などでつくる、大糸タイムス友の会(宮澤吉高会長、129社)は24日、21年度の定期総会を大町市大町温泉郷の旅館・叶屋で開き、今年度の事業計画を承認し、前安曇野建設事務所長の仁科光晴氏による講演会を実施した。 今年度事業計画では、日帰りバスの旅「越後上越天地人博を訪ねて」や市民のための健康講座、マレットゴルフ、ゴルフ大会、チャリティーダンスパーティーなどを実施する。昨年度の事業報告では、発足10周年記念事業として行った北島三郎特別公演観劇の旅や、初のチャリティーダンスパーティーを実施した成果が報告された。講演会では、「地域開発と道路整備」と題し、地域高規格道路・松本糸魚川連絡道路の概要や現状、今後の展望などについて語った。工場誘致や新鮮な食材による健康づくり、緊急医療の確保のために、高速交通網の役割の重要さを指摘した。観光面では高速化で増える日帰り客を呼び込み、宿泊につなげられる魅力づくりの必要性を述べた。高齢者が増える中でのまちづくりについて、「コンパクトな地域づくりと、それを結ぶ高規格道路が必要」という視点を示した。
アジアフ25周年 大町北高に寄付
 支援事業で、アジア・アフリカ難民支援活動が25周年を迎える大町北高校に現金3万円を贈呈。生徒会アジ・アフ難民支援運動係の生徒は活動内容を報告し、「選んでいただきありがとうございます。地域とのつながりを大切に、もっと活発に活動したい」と話した。役員改選で、事務局長に本社広告部長の山田一彦氏を選任した。宮澤会長は「昨年は友の会10周年のすべての記念事業が成功裏に実施できた。今後も引き続き発展に努めたい。大糸タイムス社も水久保節新社長のもとで紙面を充実し、読者の増大につながるよう祈念する」とあいさつ。来賓の本紙・川上袈裟賜会長は「記念事業で地域の元気づくりに貢献いただいた。厳しい中でご支援いただき、お支えが励みになっている。愛されるいい紙面づくりにがんばりたい」と話した。