温泉活用事業展開に期待 下里瀬新源泉の掘削視察 小谷村会
 小谷村議会は24日、下里瀬地区で進む新源泉掘削現場を視察した。施工業者から、高温で十分なゆう出量があるなど順調な進ちょく状況の報告を受け、福祉ソーンに指定される同地区での温泉を活用したさらなる事業展開に期待を寄せた。
 新源泉掘削現場は村福祉センター駐車場内の一角。温泉掘削業者潟Tクセン(本社・松本市双葉)の施工により、地下800b付近から75度の温泉が1分間に65gわき出ている。泉質は、ナトリウム炭酸水素塩・塩化物温泉と見られる。
 業者担当者は揚湯試験結果を報告しながら「想定より高い温度があり、十分な湯量がある」と説明。議員たちはゆう出湯でつくった温泉卵に舌鼓を打っていた。
新ランニングコース完成 松川 7月12日から教室
 松川村川西運動公園のランニングコースが新たに整備され、弾力性に優れ、転んでも痛くない安全性の高いコースが完成した。7月からランニング教室も計画されている。
 同コースは村民の健康増進や体力向上を目的に平成10年に設置。利用につれて、削れ、へこみなどコース状態の劣化が目立ってきたことから、20年度の地域活性化生活対策臨時交付金1483万6500円を利用し、5月末に完成した。
 コースは約800bで、針葉樹皮と砂でつくる「木質系歩行者舗装」。足に負担がかかりにくいなどウオーキング、ランニングに適したコースが出来上がった。
黒部ダム 迫力の観光放水

 大町市を基点とする観光ルート、立山黒部アルペンルートの黒部ダムで26日から、観光放水が始まり、トップシーズンを迎えた。初日は好天に恵まれ、迫力ある水の姿を一目見ようと、訪れた多くの観光客たちの姿でダムサイトはにぎわった=写真。
 初夏の日差しの中でも、ダム周辺の気温は20度ほど。水面から116・5bの高さにあるバルブから毎秒15立方bの水が放水され、多量の水しぶきと虹が渓谷を彩り、涼しげな山の景観を演出していた。
安全なチェーンソー作業学ぶ 大町のNPOが講習会
 大町市で道路わきなどの立ち木を除去し、景観美化を目指す地元有志でつくるNPO法人「仁科の里造り」(清水憲一郎代表)は25、26の両日、立木伐木作業者特別教育講習会を社公民館で開いた。伐木作業に必要なチェーンソーの技術を学び、安全確実に作業を行う方法を学んだ。
 同講習は、直径70a以上の大きさや重心が偏っている立ち木などを伐採する際に必要な資格を得るための講習で、開講には一定人数が必要で林業業者以外が講習を受ける機会が少ないことから、NPOが主催し、一般に参加を呼びかけ、会員や一般から33人が参加した。
プレミアム商品券8月発売 7日まで取り扱い事業所募集 白馬

 白馬村の白馬商工会は、8月1日から販売を開始する白馬プレミアム商品券の準備を進めている。7月7日まで、商品券取り扱い事業所を募集している。地元消費の拡大を観点に、村内に事業所を有するすべての業種を参加資格の対象とする。商工会は「地域経済活性化の起爆剤にしたい」と多くの事業所参加を呼びかける。
 白馬プレミアム商品券は、「白馬にこにこ商品券」と名付けた。1万円で1万2000円分の買い物ができる商品券。村の協力を得ながら商工会が実施する。

2009年6月27日(土)付


備前窯元の親子展  大町 ねむの木ホールで あすまで

 大町市の級膜エ書店(塩原義夫社長)が主催する備前焼の「森泰司・敏彰親子作品展」は、28日まで、大町市大原町のギャラリーねむの木ホールで開いている。先祖代々備前焼を続けている窯元六姓森山泰司・敏彰親子の自然な茶褐色が特徴の落ち着いた雰囲気の食器や花器などが一堂に並び=写真、備前の魅力に触れられる。
 作品は、父・泰司さん77種、息子・敏彰さん70種に加え、家庭にもなじみやすい窯物も数多く展示。宝山窯食器は1000円からと手ごろな価格で、作品は全て即売される。
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