2009年6月30日(火)付


「剣道カナダ代表」大町に報告 6年ぶり来市 交流さらに

 大町市の大町少年剣道クラブと姉妹協定を結ぶカナダのモントリオール剣道クラブ出身のアントアン・ホチエさんは、ブラジル・サンパウロで8月に行われる第14回世界剣道選手権大会のカナダ代表に選ばれた。このほど、かつて交流し刺激を受けた思い出の大町市を訪れ、当時の関係者や剣道愛好者らに出場を報告した。
松本サリン事件から15年 手配容疑者検挙へ啓発
 松本サリン事件発生から15年を迎えた27日、安曇野署はオウム真理教関係特別手配容疑者検挙に向けた広報啓発活動を安曇野市堀金の大型店で行い、事件の風化防止や情報提供を呼びかけた。 同事件発生日に合わせた啓発活動は初めてで、店舗入り口に特別手配容疑者3人の写真やイメージ画を掲載したパネルを掲げた。 署員7人が並び、「松本サリン事件から15年 ピンときたら一報を」などと記されたチラシを買い物客たちに配り、「どんな情報でもいいので寄せてください」と声を掛けていた。
安全願い登山道整備 松川観光協 有明山で
 松川村観光協会は、夏山シーズンの幕開けを目前に控えた27日、恒例の有明山の登山道整備を行った。登山者の安全を願いながら、倒木除去やササ刈りなどを進めていった。 同協会登山部会(松澤保雄部会長)メンバーを中心に十数人が作業に参加した。早朝、チェーンソーや草刈り機などを手に険しい山道を登っていった。 作業は数班に分かれ行われた。登山道に覆いかぶさる草の除去からはしごの修理まで、大粒の汗を流しながら黙々と作業した。
共生目指し外来植物駆除 小谷栂池 労済まつり
 全労済大北地区地域推進委員会(続麻善朗会長)と、大北地区労働者福祉協議会白馬ケーブル労働組合は27日、恒例の「労済まつり」を小谷村栂池高原で開いた。 自然とのふれあい・共生を理念としている同会は、祭りを通じて地域社会に感謝を示そうと、毎年栂池自然園周辺の外来種駆除作業を行いながら交流を深めている。ことしは昨年を大幅に上回る150人余の参加があった。 栂池自然園ボランティアのメンバーから、同園に侵入している外来種の現状説明を受けたあと3グループに分かれ、ゴンドラ山頂駅やロープウエー周辺と、園内に至るまでの林道で、外来植物の抜き取り作業に汗を流した。
火災跡の植生回復順調 白馬岳で関係機関調査
 白馬村教育委員会や県環境保全研究所、中信森林管理署、林野庁などはこのほど、北アルプス白馬岳(2932b)小雪渓付近で発生した火災現場の植生調査を行った。発生から2か月ほどが経過した現場では、緑が広がり始め、焦げたハイマツのなかからも新芽が確認できるなど順調な回復状況が見られ、関係者は一様に安堵(あんど)の表情を見せた。 関係者7人が訪れた。火災現場ではツクモソウやハクサンイチゲ、ウルップソウなどの高山植物が見られ、焦げた山肌も、雨風に流されるなど次第に目立たなくなってきたという。順調な回復状況に、現時点では対策をとる必要がないとの見解を示しているが、定期的な調査で経過観察は続けていくとしている。
風吹岳に夏山シーズン 小谷 山開きで到来祝う
 小谷村北小谷の風吹岳観光協会(中村勲会長)は28日、「風吹岳山開き」を行い、県内外から約100人の山愛好者が参加して夏山シーズンの到来を祝った。 参加者はブナの新緑や登山道に咲く山野草を楽しみながら、それぞれのペースで山頂を目指した。地域住民による日ごろの保全活動の成果で、貴重な高山植物も年々増えているといい、道脇にはアカモノやリンドウ、イワカガミ、シラネアオイといった数多くの山野草の群生を見ることができた。 頂上では北アルプスで最大の面積をもつ高山湖の風吹大池の神秘的な美しさが登山者を魅了した。参加者は写真を撮ったりして周辺の散策を楽しんでいた。 風吹大池では安全祈願祭が行われ、湖面を前に全員でかしわ手を打ってシーズン中の安全を祈った。
トップページ

●当サイトに掲載の記事・画像の無断転載を禁じます。すべての著作権は大糸タイムス社に帰属します。
Copyright(C)2009 OHITO TIMES Co., Ltd. All Rights Reserved.

6月の一覧