2009年7月2日(木)付


清楚なササユリ見ごろ 大町の鷹狩山展望公園
 大町市の鷹狩山展望公園内で、長野県特別希少植物に指定されている、ササユリが次つぎと咲き、見ごろを迎えている。 公園整備を続けている鷹狩山に展望公園をつくる会(野村透会長)が、同公園内に自生しているものを、踏み荒らしなどから避けるために遊歩道の真ん中に生えた一部を、開設した植物園内へ移すなど保護に取り組み、種まきも行うなどして年々その数を増やしている。 同会が調べたところ、ことし花やつぼみを付けたものだけで、植物園内の20本をはじめ、植物園下アケビ棚西側に4本など、公園内全体で68本あることが分かった。まだ開花期を迎えないものも合わせると、2〜3倍の数がありそうだ。
友の会力作写真並ぶ 安曇野市の郷土博物館
 安曇野市豊科郷土博物館の第23回友の会写真展は12日まで同博物館で開かれている。友の会写真部(本合昭男部長)部員12人の作品48点が展示され、1年の活動成果を披露している。 友の会は12部会で構成され、それぞれ文化的な活動を進めている。写真部は60、70代の写真好きが集まり、長年にわたってそれぞれ県内の風景や暮らしぶりなどの写真を撮影して腕を磨き、展示会で活動ぶりを紹介している。 展示は春先の「常念坊」、白鳥湖でハクチョウの写真を撮影するカメラマンを撮影した「チャンスをねらう」、小谷村の「晩秋の栂池」、白馬村の「山里の写生会」などどこか懐かしさを感じさせる安曇野、大北の四季の風景や、南木曽町の「木曽の花嫁」など地域の生活の様子とカトレア、コチョウランの花。熟練の技がそれぞれの美しさを引き出している。
振る舞い用キノコ コマ打ち 松川観光協が作業
 来秋のキノコ収穫に向けて、松川村観光協会きのこ部会(原田和幸部会長)は28日、クリタケやナメコのコマ打ちを同村川西の手打ちそば「青崎山荘」敷地内で行った。キノコは毎年秋の恒例イベント「キノコ狩り」の際に、きのこ汁として参加者に振る舞われる。同部会は同協会創立当初から活動している。イベントにも毎年県内外から多くの人が訪れることから、毎年コマ打ちを行い、キノコを育成している。作業には部会員ら7人が参加。ナラなどの雑木50本ほどにコマを打った。草刈りなどの手入れをして来年秋には、春にコマ打ちした原木と合わせて約150本からキノコが収穫できるようになる。5年ほどは継続して収穫できるという。
あすから大町高白嶺祭 4、5日一般公開
 大町市の大町高校(下坂一俊校長)は3日から6日まで、「夢心地〜Let's 笑 time〜」をテーマに第62回白嶺祭を開く。地域住民らに「心地よさを味わってもらおう」と、ステージ発表や展示など、さまざまなイベントを開催する。4、5日の一般公開では、笑いを織り交ぜた演劇や来場者参加のゲームコーナーを開催。同校の校風にちなんだ「質実剛麺(めん)」など、ユニークなメニューをそろえた食堂喫茶を開く。文化祭では、生徒や教職員、PTAなどが学習の成果や活動の取り組みなどを、各ブースで披露。生徒会本部役員が、松川村の「松川響岳太鼓」で学んだ演奏を、開祭式で公開する。
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7月の一覧
白馬で小学生ら野外イベント 仲間とカレー作り
 白馬村子ども育成会連絡協議会(横山和幸会長)はこのほど、ゲームを交えた料理イベント「冒険クッキング」をグリーンスポーツの森芝生広場で行った。村内小学生ら約90人が参加し、仲間たちと協力し完成させたカレーの味に舌鼓を打った。 冒険クッキングは同協議会の初企画イベント。公園内にあるものを使ったフィールドビンゴで、ジャガイモやニンジンなどカレーの食材を獲得し、調理開始。 保護者の力も借りながら特製カレーを仕上げていった。空き缶を使ったユニークは炊飯にも挑戦した。 子どもたちは、自身で作ったカレーを口いっぱいにほお張り満足げな表情を浮かべていた。
お年寄りにそば振る舞う 小谷 栂池の有志 老人クラブ招く
 小谷村の有志でつくる「栂池そばの会」(深澤礼子会長)は30日、小谷村老人クラブ栂池支部(松澤賢支部長)のお年寄りを招き、栂池観光センターで交流会を開いた。 ことしは会員が育てたそば粉を使い、冷たいざるそばと、新たな試みとして勉強会で学んだ「そばすいとん」をメーンメニューに、会員がそれぞれの家庭から持ち寄った多数の総菜やデザートを添え、参加者をもてなした。 そば粉の香りも高い手打ちそばと、心づくしの料理の数々に、お年寄りたちは大喜びで、会員とそば談議に花を咲かせながら交流を深めた。