2009年7月10日(金)付


お別れ会で友情確認 大町 メンドシーノ訪問団 帰国へ
大町市の姉妹都市、米国メンドシーノから来日していた相互交流の訪問団37人はは9日早朝、美麻をたった。お別れ会は前夜の8日夜、青具ふれあいセンターで開き、訪れた130人余の市民らと最後の夜に別れを惜しみ、友情を確認した。お別れ会で、訪問団のメンバーは色とりどりの浴衣に身を包んで登場。庭には焼きそばや綿菓子の出店も並び、日本の夏の夜祭りの気分を味わった。会場は訪問中に訪問団と触れ合ったホームステイを受け入れたホストファミリーや交流に携わった市民や市議、職員やボランティアなどでにぎわった。ステージには、クラフト交流で市民と訪問団が一緒に製作した太鼓が並び、美麻源流太鼓の子どもチームが演奏を披露した。今後は船便で米国に送り、到着に合わせて指導員を派遣し、米国で発足した太鼓チームに演奏を指導する。美麻の市民は、地域の神社に伝わる祭ばやしなども披露。メンドシーノの少女たちもフルートやピアノを披露し、会場はなごやかなムードだった。
助けたツバメ カゴですくすく 白馬 斉藤さんらヒナ見守る
 白馬村八方の、日本通運白馬ペリカンセンターの軒下にあったツバメの巣が6月末、何らかの原因で地面に落ちているのを、近くに住む日本野鳥の会長野支部の、斉藤えつ子さんが発見した。中に5羽のヒナがいたため、応急措置として自宅にあったカゴで即席の巣を作り、職員と協力して元の場所に戻した。ヒナたちは新しい住まいで親ツバメからエサをもらい、すくすくと育っている。 近隣のツバメの生態調査をしている斉藤さんの話によると、ツバメは毎年この場所で巣作りをしているが、天敵か、人為的とみられる被害により、気づいた時には巣が落とされていることが多かったという。今回は早朝偶然通りかかった斉藤さんが落ちたばかりの2つの巣を発見。すぐに仮の巣を作り、さらに鳥よけのテグスとネットを取りつけた。落ちた巣を放置しておくと、親ツバメも子育てをあきらめてしまうというが、しばらくすると親ツバメも戻ってきてヒナにエサを与えはじめた。センターの職員らは「斉藤さんの迅速な対応のおかげでことしは無事に巣立ちを迎えられそう」と胸をなでおろしていた。ツバメは8日、無事に巣立ち、元気よくセンターの周辺を飛び回っている。
校庭など芝生化計画 白馬のNPO 新田グラウンドから

フィールドづくりを通じた青少年健全育成や地域活性化を目的とする白馬村のNPO法人アラヌエボ(義煎信也理事長)は、村内全域の校庭やグラウンドの芝生化プロジェクトに乗り出す。地域住民でつくりあげる芝生フィールドに、世代を超えた新たなスポーツコミュニティーの場創出などの願いを込める。同NPOが管理する新田のグラウンドでの作業を皮切りに芝生化拡大を目指す。
子どもと運動 健康に 八坂で老人スポーツ大会
 大町市八坂の八坂地区社会福祉協議会(小林英樹会長)は8日、第35回老人スポーツ大会を八坂小学校体育館で開いた。地区内のお年寄りが集い、子どもたちと和気あいあいと運動した=写真。地区内の高齢者124人が参加。分館ごとに分かれ玉入れやお化粧レースなどで競った。社協のスタッフや小学4年生10人、保育園児も訪れ、一緒に競技した。 小学生も参加したお化粧レースでは、トラや相撲取りの仮装衣装が着せられ、会場には笑いが満ちた。園児たちと遊んだ玉入れでは、お年寄りたちも童心に戻り、いっしょに玉を数えていた。地区内の高齢者が一堂に会す恒例行事として、合併前の旧村から続いている。合併後は地区社協が引き継いで実施し、公民館の「高砂大学」の第2回講座を兼ねている。
国営公園入り口で奉仕 県建設業協会の安曇野支部
 県建設業協会安曇野支部(佐原良彦支部長)は8日、安曇野市堀金の県道豊科大天井岳線の国営アルプスあづみの公園入り口のから北海渡交差点近くまでの延長約600bを清掃、整備奉仕する「クリーンアップ安曇野」を行った。県安曇野建設事務所職員や同公園職員も協力し、合わせて約50人が伸びた夏草を片付けて植樹帯を整地した。 同市内の建設業者19社で組織する同支部が工事などで迷惑をかけている地域への恩返しにと、平成16年から始めて毎年続けている恒例の行事。地域住民に気分良く使ってもらおうと道路整備を中心に行っている。昨年からは国営公園の玄関口の県道を整備している。 あいにくの雨模様となったが、長く伸びた草を刈り取り、道路のわきや中央分離帯にある植樹帯の土の入れ替えや整地作業をおこなった。近く地元地区と話し合い、新しい草花を植栽していく計画だ。
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