2009年7月12日(日)付


25年目のアジ・アフ 大町北高 支援物資や提供品回収
 アジア・アフリカ難民支援運動(アジ・アフ)に取り組む、大町市の大町北高(生徒372人)は11日、事前に呼びかけたアフリカ・マリ共和国に贈る支援物資やバザー販売物品の提供品回収を行った。全校生徒が自主的に参加し、異年齢6、7人編成の班で、地図を片手にバイパス西側地域の各家庭を訪問。衣類や生活用品などを受け取った。梅雨の晴れ間に、グラウンドに集合した生徒らは午前9時過ぎから、それぞれの担当場所に移動し活動を始めた。初参加の1年生は、住民との会話に戸惑いながらも、提供品を受け取ると「ありがとうございます」と深々と頭を下げ、微笑みを浮かべていた。25年目となった運動は、当時の3年5組が支援物資にと風呂敷を集めた「風呂敷運動」がきっかけで、現在では生徒一人ひとりが人のために、自分たちにできる事として自主的に取り組む同校独自の活動。地域にも浸透し、高く評価され、昨年は、段ボール150箱の衣料品、毛布43枚の提供を受けた。
未就園児親子が見学 松川北保で桃太郎教室

 松川村内の未就園児の親子を対象にした「桃太郎教室」(村公民館主催)は10日、北保育園(松島幸子園長)の園内見学を開き、親子30組が園内を見学。園児らと工作や遊戯で遊びながら保育園の様子を体感した。同教室は10年ほど前から、子育て支援の一環として開いている。年間を通して季節行事や施設見学などを行い、コミュニケーションを深め、安心な子育てを目指す。
青少年健全育成へ結束 池田で町民運動推進大会
 第22回池田町青少年育成町民運動推進大会・同町三校PTA連合会講演会が11日、町公民館講堂で開かれ、町民約200人が参加。子どもたちが健やかに育つ環境づくりに向け、関係機関の連携強化を確認し、結束を深めた。 勝山隆之町長は「子どもたちをはぐくむ心を育成していくことが大事。地域の宝である子どもたちを磨き輝かせていきたい」と青少年健全育成活動の活発化を願った。 全校あげてのあいさつ運動や花壇づくりに取り組んだ池田小学校児童会、伝統の肥後守(ひごのかみ)を通じた交流活動を展開した会染小学校児童会、お年寄りとの交流や奉仕活動を継続する高瀬中学校生徒会ボランティア委員会に対する表彰もあった。
八坂野平で初の祭り さわやかラベンダーの香り

 大町市八坂野平の野平自治振興会(坂井勇一会長)は11、12の両日、第1回野平ラベンダー祭りを開いている。地域住民が昨年から育てたラベンダーの花畑で、来場者が摘み取りを体験し、テントを張り振る舞いなどで迎える住民たちと触れ合っている。のぼりが立った会場には1500株のラベンダーが紫の花を咲かせている。場内にはラベンダーのさわやかな香りが満ち、風に誘われたチョウが舞うさわやかな風景が見られた。
大北で37万個回収 ペットボトルのふたワクチンに
 ペットボトルのふたをリサイクルし、売却益をポリオワクチンなどに換える「エコキャップ運動」で7月までに、大北管内の個人や学校などから、37万個余のふたが集まった。重さ約950`c、ワクチンにして約470人分が3日、リサイクル業者に回収された。キャップは、大町市の団体職員・関久男さんと大町幼稚園、白馬村の白馬北小学校が収集。地域の住民や事業所などの協力で、それぞれ今年2月から約12万個、昨年7月から約1万個、昨年春ころから約24万個を集めた。運動は、ごみの分別徹底による環境保護と、発展途上国への援助を目的に、NPO「エコキャップ推進ネットワーク」が推進。ふた約800個で1人分のワクチンに換えられるといい、同NPOから委託されたリサイクル業者が、回収を行っている。
芝生化プロジェクト始動 白馬のNPO 新田フラウンドで
 白馬村のNPO法人アラヌエボ(義煎信也理事長)のフィールド芝生化プロジェクト作業が11日、同NPOが管理する新田のグラウンドで始まった。同グラウンドでの成果を足がかりに、芝生化を全村の校庭やグラウンドに広げる考えだ。 早朝から義煎理事長が立ち上げたサッカークラブ「アラグランデFC」の子どもたちや保護者、賛同者らが参加。関係者総出で、スポーツや交流の場に適した芝生グラウンドづくりに汗を流した。 参加者たちは、成長速度が速く丈夫なティフトン芝の苗を、50a間隔でピッチ上に植えていった。約4万苗を使用する予定。根付けば2か月後には芝生ピッチが完成する。
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