2009年7月16日(木)付


国営公園開園へ施設公開 大町・松川 空中回廊や森の体験舎
 国営アルプスあづみの公園大町松川地区は18日、一部開園する。14日、報道関係者を対象に内覧会を開き、目玉となる「空中回廊」や、工芸を学ぶ「森の体験舎」などを公開した。計画面積255fのうち、75fが開園。アカマツなどが生い茂る里山の地形を生かし、「安曇野総合体験パーク」をコンセプトに、自然を学べる施設整備を行った。これまでに、用地買収や施設整備など、約260億円を投じた。公園内では、光のアートや動物の声など五感で自然を体感するインフォメーションセンターや、遊びの拠点になる「大草原の家」を建設。「空中回廊」は最高9bの高さから、公園内の森などが間近に見られる、総延長560bの遊歩道。公園では20日までの3日間、入園無料の開園記念イベントを開く。合わせて大町市は、「大町ゆかたまつり」や文化財を紹介する「みどころ巡り」など、さまざまなイベントを市内で開催。公園と中心市街地を結ぶシャトルバスを運行する。
中学生が一日記者 八坂中 本社で職場体験
大町市八坂の八坂中学校2、3年生は15、16の両日、市内の事業所などで職業体験を行っている。生徒33人が、それぞれの職場で専門家を講師に仕事を体験し、苦労ややりがいを学んでいる。2年生の北澤星児君と福島陽君は、大糸タイムス社で、取材から紙面の製作、印刷まで新聞づくりを体験。市立大町総合病院などを訪れ、仕事に汗を流すクラスメートたちを、緊張しながらも取材した。 市立大町山岳博物館では、付属園でえさやりなど動物飼育に取り組む、生徒や飼育員を取材。えさの種類や量など好奇心旺盛に質問し、写真撮影の角度など工夫しながら取材を進めた。
あづみの甘梅人気 JAあづみ女性部販売
 JAあづみ女性部加工食育関連委員会(藤岡八枝子委員長)は15日、安曇野市堀金烏川、烏川生活センターで梅漬け「あづみの甘梅」の袋詰め作業と販売を始めた。おふくろの味≠ェ今年も人気を集めそうだ。 梅漬けは同委員会が2年前、試験的に漬けて好評だったことから、昨年から本格的に約100`を漬けている。梅の産地として知られる東筑摩郡生坂村の農家から6月下旬に梅を購入して洗ってから割り、ポリおけ10個に漬け込んだ。 梅とシソ、氷砂糖、味を調えるためにわずかな焼酎を加えた。200cずつを真空パックし、1袋約380円で、同センターの女性部専用棚で販売する。手作りの甘すぎない味が贈答用にもと人気で、昨年は年内に完売したという。藤岡委員長は「昨年とても好評でした。将来は安曇野の特産品に育ってくれればと思っています」話していた。
花三昧会場 岩岳スキー場 白馬 初夏のユリ競演見ごろ
 白馬村の花三昧(ざんまい)会場の一つ、白馬岩岳スキー場の「白馬いわたけゆりの園」で、初夏咲きのユリが見ごろとなり、来場者の目を楽しませている。 園内の約5fのゲレンデの斜面には50種類、50万株のユリが植えられ、リフトで上がると約1時間で1周できる散策コースが楽しめる。 ことしは雪どけが早く、例年より若干早めの開花となった。リフト周辺の下部ではモナやロイヤルトリニティといった、スカシ系を中心とした赤や黄色の色あざやかなユリの花が8分咲きほどに咲き誇り、ゲレンデに甘い香りを放っている。
大町の黒沢高原 ヤナギラン開花

 梅雨が明け夏を迎えた大町市の黒沢高原で、夏の花ヤナギランが咲き始め、涼風に揺れている。 ヤナギランは同高原の北向き斜面下に群生していて、7月中旬ころから咲き始め、下旬から8月初旬には咲きそろい、一帯を赤紫色に染める。 ランの名が付けられているが、ラン科ではなくアカバナ科の多年草で、葉がヤナギの葉に似ていて、花がランの花に似ていることからヤナギランの名が付いたという。
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7月の一覧
「自転車盗防止」を啓発 南豊科駅で南農生チラシ配布
 白馬村の花三昧(ざんまい)会場の一つ、白馬岩岳スキー場の「白馬いわたけゆりの園」で、初夏咲きのユリが見ごろとなり、来場者の目を楽しませている。 園内の約5fのゲレンデの斜面には50種類、50万株のユリが植えられ、リフトで上がると約1時間で1周できる散策コースが楽しめる。 ことしは雪どけが早く、例年より若干早めの開花となった。リフト周辺の下部ではモナやロイヤルトリニティといった、スカシ系を中心とした赤や黄色の色あざやかなユリの花が8分咲きほどに咲き誇り、ゲレンデに甘い香りを放っている。