2009年7月19日(日)付


国営公園大町松川オープン 空中回廊 豊かな自然満喫

国営アルプスあづみの公園大町・松川地区の一部75fは18日、開園し、現地でオープニングセレモニーが行われた。初日から、家族連れなど多くの来場者が公園を訪れ、大北地域の豊かな自然を満喫した。 公園内インフォメーションセンターで開いたセレモニーでは、村井仁県知事や牛越徹大町市長、平林明人松川村長らがテープカット。待ちかねた来場者が一斉に入場し、メーンとなる「空中回廊」からの展望や、地元産のそば粉を使った料理作りなどを楽しんだ。

 公園では20日までの3日間、入場料を無料にし、さまざまな記念イベントを開く。 同公園は、大町・松川地区と堀金・穂高地区の2か所からなり、平成2年度に事業採択。今回、大町・松川地区では7つのエリアのうち、「センターゾーン」、「林間レクリエーションゾーン」、「保全ゾーン」の3つが開園した。
世代超えて自然親しむ 夏休み=@白馬で体験村
 白馬村振興公社は同村グリーンスポーツの森で、ことしも8月30日までと9月の大型連休の期間「白馬自然体験村2009」を開催している。 体験イベントは遊具を使ったアウトドア企画のほか、里山の豊かな自然と村民の生活の知恵や技術を生かしたネイチャークラフトや伝統工芸など、雨天でも対応できる多くのメニューを設け、幅広い世代が楽しめるよう工夫を加えている。 開園初日の18日は、3連休で同村を訪れた小さな子ども連れの家族からお年寄りなど、幅広い世代でにぎわった。
大町市にAED寄贈 公式戦前 グランセローズ
 大町市運動公園野球場で18日、行われたBCリーグ公式戦に合わせて、信濃グランセローズは同市にAED(自動体外式除細動器)1台を寄贈した。BCリーグが取り組んでいる「MIKITO AED PROJECT」の収益によるもので、群馬ダイヤモンドペガサスとの試合前に同球場で贈呈式を行った。 新潟県糸魚川市の小学生・水島樹人君(享年9歳)が2006年7月9日に野球の試合前に急性心不全で倒れて亡くなった。イチロー選手にあこがれる野球少年で、北信越BCリーグ開幕を楽しみにしていた。 グランセローズはこうした悲劇を繰り返さないようにプロジェクトを立ち上げ、公式戦会場などで「ミキトブレス」を販売した収益でAEDの普及を図っている。スポーツを通じて地域振興に貢献している団体・グループを表彰することを目的に創設された第1回地域・スポーツ振興賞の最優秀賞を受賞した。 県民球団の三沢今朝治代表から、大町市の荒井今朝一教育長にAEDが手渡された。三沢代表は「皆さんのおかげでAEDを寄贈することができました」と話し、荒井教育長は「寄贈していただきありがとうございました。選手が緊急のときに使用させていただきます」と感謝していた。AEDは大町市野球場に配置する予定。
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7月の一覧
田んぼアート見ごろ 白馬村 青鬼 古代米で観光振興
 日本の棚田百選に選ばれている白馬村の青鬼地区で、色の違う古代米で作る「田んぼアート」が見ごろを迎えている。 同地区は貴重な棚田保全のために、地区全体で同村の特産品である紫米の栽培を手がけている。田んぼアートは、同村の降旗浩二さんと内川雅夫さんが、古代米を観光振興につなげようと、降旗さんの所有する約50平方bの田んぼをキャンバスに見立て、色が異なる稲を植え付けて毎年さまざまな図案を作っている。
「絆」山岳写真の証言 豊田市 杉本氏寄贈120点
 安曇野市、同市教育委員会、豊科文化財団主催の絆(きずな)山との対面は安曇野豊科近代美術館で18日から8月23日まで杉本誠氏収集作品約120点を展示している。田淵行男記念館ではすでに田淵作品64点を展示した作品展が始まっており、山と人のかかわりの歴史を物語っている。 愛知県豊田市、山岳写真家・杉本誠氏が日本山岳写真の黎明(れいめい)期に活躍した河野齢蔵、志村烏嶺や現在活躍中の水越武史などの写真作品270点を収集した資料570点を安曇野市に寄贈した。 作品展は寄贈を記念して開かれた。▽山岳写真の黎明、▽記念写真から見えるもの、▽山と人、▽日本山岳写真の系譜の4部に分けて明治中期から現代までの山と人との生活のかかわりを見つめた作品を展示している。