2009年7月26日(日)付
きらびやか稚児行列 大町の若一王子神社例祭 大町市の夏の風物詩、若一王子神社例大祭の奉祝祭が25日、始まった。ことしから奉納行事の日程を土・日曜日に定め、会場となった神社や市内本通りは観光客や市民でにぎわった。本通りでは稚児行列が行進し、きらびやかな衣装を身にまとった子どもたちが、手に花を持って商店街を練り歩いた。各町から男女112人の稚児が参加。稚児たちは顔を化粧で彩り金の冠をつけ、白装束に紫のはかまの衣装を身にまとい、JR信濃大町駅から歩行者天国となった中央通りを神社に向けて、雨の中約2`を行進した。行列には神社総代、年番や保護者などが加わり、大行列となっていた。 |
ものづくりの喜び知って あづみ野ガラス工房で体験 安曇野市豊科南穂高のあづみ野ガラス工房で25日、「夏のガラスまつり」が始まった。柄や文字を刻むなど各種ガラス加工が体験できる。同工房で創作活動を続けるガラス作家の指導を受けながら、世界で一つの作品づくりに取り組み、初日から多くの家族連れなどでにぎわった。 「ものづくり」の喜びを味わってもらいたいと開催している夏のガラスまつりは、夏休み特別体験の恒例イベント。同工房前庭の特設テント内が会場となっている。 参加者たちは、リューターと呼ばれる器具を手に、自身がデザインの柄を施し、オリジナル風鈴などを完成させていった。 フォトフレームや小瓶にガラスパーツを貼り付けていく体験も行われている。 |
災害時 飲料を無償提供 大町市とコカコーラ社提携 大町市は24日、北陸コカ・コーラボトリング中南信支社(山崎哲夫支社長)と災害時における飲料水供給の協力に関する協定を結んだ。同市で地震、風水害などが原因による災害が発生したとき、協力して被災者や救援者に飲料水の供給を図る。 災害時協力は同市が災害対策本部を設置して同支社に要請をしたときに発動。市役所と大町公民館に設置した地域貢献型自動販売機を遠隔操作し販売機内の飲料を無償提供するほか、必要とする飲料水を優先的に提供する。 同自動販売機には電光掲示板で通常ニュース、時刻などが配信されるが、災害時には対策本部からの情報提供も可能となる。同市と協議のうえ、避難場所となる公共性の高い場所にさらに設置して行く予定だ。 北陸コカコーラはこれまでに同地域内の市、空港、道路公社などと32の協定を締結しており、県内では長野、飯田、上田、岡谷各市などに続いて9番目の協定となる。 |
手づくり夏祭りに笑顔 池田町の3保育園で 池田町内の3保育園で24日夜、恒例の夏祭りが開かれた。保護者会手づくりの華やかな夏の祭典に園児たちの笑顔が広がった。 このうち南保育園では、保護者による演劇や打ち上げ花火で盛り上がった。「ファッションモデルになれますように」「レスキュー隊になりたい」など園児の夢が込められた星型の短冊も会場を飾った。 保護者による演劇は「勇気、強さ、優しさ」をテーマにしたもので、子どもたちにエールを送った。 夏祭りのフィナーレは、配置から着火まですべての作業を保護者で行うこだわりを見せた花火大会。園内の明かりがすべて消えると園庭に光の輪が打ちあがった。20bにわたるナイアガラなどに、園児から大きな歓声があがった。 |
進路選択に役立てて 南農オープンキャンパス 安曇野市豊科の南安曇農業高校(山ア2猛校長)が25日、オープンキャンパスとして開放された。同校入学に興味を示す中学生や保護者を中心に約300人が訪れ、各学科の学習に触れた。すべての学科を体験してもらうことで「農業高校=農業関連への就職、進学」といったイメージ払拭につなげる狙いだ。 オープンキャンパスは同校独自の事業で、地域に貢献する開かれた学校づくりの一環。進路選択に役立ててもらいたいと5年ほど前から開催しており、ことしは、昨年の200人を大幅に上回る参加となった。 |
自然触れ合いスイム&ラン 仁科三湖でイベント 大町市の青木湖、中綱湖、木崎湖の3つの湖を泳ぎと走りでつなぎ縦断するイベント「仁科三湖縦断アドベンチャー・スイム&ラン2009」は25日開き、地元や愛好者によるスタッフが見守る中、県内外から参加した40人が、自然の恵みあふれる湖と北アルプス山ろくを駆け抜けた。きれいな自然の湖が密集する環境を生かしたコースは、湖を横断するスイムが計5`、その間を走るランが計8`。早い選手は約2時間で3つの湖を縦断するという。選手たちは正午のスタートの合図でいっせいに青木湖に飛び込み、対岸に向けて泳ぎだした。同大会は湖や緑に囲まれた場所で自然と触れ合う楽しさと、全国に誇れる豊かな環境を持つフィールドの仁科三湖をアピールしようと開き、7回目を迎える。今回は地元のアウトドア関係者や都会の愛好者などによるスタッフ20人余が支え、大町北高校生5人も手伝った。 |
●当サイトに掲載の記事・画像の無断転載を禁じます。すべての著作権は大糸タイムス社に帰属します。
Copyright(C)2009 OHITO TIMES Co., Ltd. All Rights Reserved.