2009年7月28日(火)付


子ども流鏑馬に歓声 若一王子神社例祭盛大に
 夏の風物詩、大町市の若一王子神社例大祭の奉祝祭行事は25、26の両日、開かれた。県無形民俗文化財に指定されている全国でも数少ない子どもの射手による流鏑馬(やぶさめ)神事が行われた。商店街の各町から選ばれた10騎の少年射手が、境内や市内本通りを練り歩き、堂々とした姿で馬上から矢を射た=写真。 鮮やかな衣装に身を包み化粧で飾ったかわいらしい射手たちは馬に乗り、各町から市内を行進。馬つきの「ハオ!ハオ!」という掛け声とともに午後2時過ぎにJR信濃大町駅前に姿を現した。会場はツアーの観光客らでにぎわい、白木を扇形に組んだ的に向けて矢を射ると、来場者から歓声が上がった。
白馬メディアで納涼
 白馬村の介護老人保健施設「白馬メディア」で25日、恒例の納涼祭「天神原夜祭り」が開かれた。施設の入所者やデイケア利用者と職員、多数の地域住民らが参加して、楽しいひとときを過ごした。 祭り直前まで雨が降り、屋外での開催が危ぶまれたが、関係者の祈りが通じたのか開催と同時に気持ちのいい宵に。ボランティアが設営した、祭りちょうちんで飾られた会場の周りには、祭り縁日の手作り模擬店が勢ぞろいし、施設は祭りムード一色となった。 同施設のことしの祭りテーマは「心の絆(きずな)・笑顔の輪」。祭りには、親族が集い、互いのつながりを強めるとともに、ルーツを確認する意味合いがあったことから、お年寄りを中心に、家族や地域住民が楽しく語り合うことで、昔ながらの祭りの意義を見直した。
地域振興へ意見交換 松川で知事と大北の首長懇談

 村井仁知事が地域の首長と直接対話する地域懇談会「ボイス81」北安曇地域会議は27日、完成間もない松川村のすずの音ホールで開いた。4年目となる今年度から合同庁舎を離れ各市町村に会場に移しての実施。5市町村の首長が独自の地域振興策を報告し、知事ら県幹部と意見交換した。
釣り通して駆除とマナー啓発 恒例ブラックバス釣り大会
 大町市と大北漁業協同組合連絡協議会、市漁業共同組合連絡協議会は25日、恒例のブラックバス釣り大会(本紙後援)を中綱湖で開いた。大北地域や周辺から約40人が参加し、釣果を競った。 同大会は他の魚を捕食する外来魚、ブラックバスの駆除対策とリリース禁止となった同水域でのマナー啓発、子どもたちへの釣りの普及を目的として毎年開いている。同日は雨上がりで釣り場のコンディションも良いといい、参加者たちは次々と魚を釣り上げていた。釣果は全体で約400匹だった。
大自然¢ス彩な企画 白馬47 夏営業9月23日まで
 白馬村の白馬47マウンテンスポーツパークは、今月中旬から9月23日までの夏シーズンの営業を開始した。ファミリーや中高年など、幅広い世代が楽しめる大自然のワンダーランドとし、ことしも盛りだくさんで楽しい企画を提供している。 ベースエリアにはミニSL、ミニ新幹線模型の軌道で乗車体験のほか、ふわふわ遊具のキッズランド、おもしろ自転車などのコーナーがある。ゴンドラ終点の山頂駅付近には、遊び心満載の「冒険の森」があり、ブナの原生林の一角にあるつり橋を渡った先には、樹上の手作りツリーハウスや、森のブランコなどがあり、里山の豊かな自然を生かした自然遊びを存分に満喫できる。
夏祭り各地で活気
池田あっぱれにぎわう
 第25回池田ふるさと祭り「池田あっぱれ」が25日、役場周辺で開かれた。28連、総勢842人による息の合った練り込み踊りやあっぱれ踊りで活気付いた。 開会とともに雨も止んだ。信濃天野会練り込み太鼓で夏の夜の祭典が幕を開けた。三丁目信号機から安曇総合病院入り口までの県道約400bを会場に各連自慢の踊りを披露。 道幅いっぱいを使いダイナミックな踊りを見せる連、フラワーレイを巻くなど衣装にこだわった連などの堂々とした踊りっぷりに、沿道を埋め尽くした住民らから拍手歓声が沸いた。
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