2009年7月29日(水)付


ソフトテニス技術学ぶ 大町で小中生教室
 大町市ソフトテニス協会(石原学会長)の「ジュニアソフトテニス教室」が25日から始まり、小学3年生から中学1年生の30人が参加している。夏休みを利用し、「ルールを覚え試合に臨めるように」と目標を立て7日間、練習に取り組む。子どもたちが、スポーツを楽しみながら技術の向上につながればと、同会員がコーチとなりこの時期毎年実施。また、テニスを通じて、先輩や仲間とのあいさつや準備などの機敏な動作を指導し、人としてのマナーを身に付けるきっかけとしている。
松川 元五輪代表が子ども指導 MTBキャンプで交流
 松川村の自然の中で子どもたちがマウンテンバイク(MTB)の楽しみを学び交流する「RING!RING!2009 キッズMTBサマーキャンプin安曇野まつかわ」は28日、同村の馬羅尾高原で始まった。2泊3日の合宿で、子どもたちが自然の中で自転車を楽しんで交流する。村内外や三重県、静岡県など全国各地から小学生21人が参加。初日はアトランタ五輪の元代表で安曇野市の小林可奈子さん(ADVENT JAPAN代表)を講師に、MTBの乗り方の基礎や人工障害物を用いた自転車の遊び方を学んだ=写真。2日目は同高原のクロスカントリーコースを走り、最終日はレースで成果を試す。参加する子どもたちはすずむし荘に宿泊し、親ぼくを深める。
地域の魅力再確認 小谷で初企画 村内めぐり
 小谷村公民館主催の初企画「小谷村内めぐり」が27日、開催された。同村には豊かな自然に囲まれた名所旧跡が数多くあり、個人ではなかなか行くことのできない場所をまとめて団体で巡ろうと初めて企画された。当日は多数の村民が参加して、マイクロバスで名所旧跡を訪ね、知られざる村の魅力にふれた。 参加者は村内が一望できる大久保地区の「眺望の郷」を出発点に、同村で明治44年に発生した日本三大崩落の一つに数えられる、稗田山の災害のつめ跡を今に残す「松ケ峯」、巨木の原生林のある「深山遊園・北野の郷」など7か所を巡った。地元に住んでいても行ったことがない、知らない場所が多いという村民が多く、同村の歴史や文化、自然と産業など見どころの多さにびっくりしたようすだった。 昼食は道の駅おたりの新メニューを堪能し、和やかに交流を深めた。
障害者らの社会参画を 拡大読書器貸し出し 白馬
 白馬村は、拡大読書器の貸し出しを始める。視覚障害者や高齢者を中心に全村民が対象。読書会など各種サークル活動での活用も可能とし、視覚障害者らの社会参画にもつなげたい考えだ。 拡大読書器はオートフォーカス式で、文字や画像を高感度CCDカメラを使い15インチの液晶モニターに映し出す。 倍率は1・6倍から55倍。自動感度調整などが機能するため光量やピント調整の必要がない。重さ10`ほどの折りたたみ式で、持ち運びも簡単にできる。 当初は、村図書館への設置を予定していたが、幅広く活用してもらいたいと貸し出しを決めた。自治体による拡大読書器の貸し出しは珍しい取り組みという。 拡大読書器は、視覚障害者の情報支援として3月に1基購入した。村住民福祉課は「利用状況を見ながら必要であれば拡充も考えていきたい」としている。
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7月の一覧
大町借馬が優勝 サンシャインゲートボール大会
 大町市ゲートボール協会(川上善夫会長)主催の「サンシャインカップ2009大町ゲートボール大会」は25日、市大町運動公園陸上競技場で開いた。県内の35チーム、約200人が参加し、勝ち数、得失点差、対戦結果により順位を決定するリーグ戦を7つのコートで繰り広げた。各地域のゲートボール愛好者団体が集う、親ぼくや交流を兼ねた同協会の最大イベント。日ごろ、顔を合わせる機会の少ない人との情報交換の場とするとともにスポーツをとおし楽しく過ごすこの時期恒例の大会。あいにくの天候で時折降る雨にもかかわらず、それぞれのコートでは各選手の真剣なプレーが見られた。スティックを握りボールを打つと青々とした芝生を転がる球の行方を見守った。好プレーには歓声もわき、和気あいあいとした雰囲気が漂っていた。
「小谷豚」味わって 出荷開始 地元で試食会
 JA大北と小谷村役場観光振興課が消費拡大に力を入れている同村特産の放牧豚「小谷野豚」の出荷が、今月から始まった。 放牧野豚は中山間地域の農業生産の拡大と特産物の創出をめざし、JAの呼びかけで約20年前に始まった事業。ケージなどで周りを囲っただけの山地で放牧し、約4か月育てて出荷される。村の特産品として村内外にPRしようと、出荷にあわせてイベントを企画。28日はJA大北おたり店舗で野豚の販売と試食会が行われ、多数の来場者でにぎわった。 早朝から薫製器を使ってじっくりと焼き上げられた野豚の薫製は、表面はカリッと香ばしく、中はしっとりで肉汁たっぷり。来場者は「かめばかむほどうまみが広がる」と話し、小谷野豚のおいしさに舌鼓を打っていた。