2009年7月30日(木)付


命の大切さに触れる 大町高生が育児実習
 大町高校の3年生11人は夏休み期間中の29日、市中央保健センターで、育児相談に訪れた生後10か月の赤ちゃん、保護者と一緒に育児体験をした。子どもたちのかわいらしさに触れて、進路選択の材料にも役立った様子だった。 選択授業で子どもの出生から小学校入学前までの生長の様子を学ぶ「発達と保育」の実習として行われている。卒業後に福祉や看護、保育などの道を志す生徒などが実体験を通じて学ぶ機会。今年は男子3人、女子8人が参加した。 10か月児はハイハイが始まり、授乳から離乳食に移行する時期。参加したエプロン姿の生徒は赤ちゃんを抱き上げたり、サケと根菜の煮物、かゆなどの離乳食を与えるのを手伝ったりして、小さな命の大切さも感じ取った様子だった。
ちひろの技法体験しよう 松川の美術館で夏企画
 松川村の安曇野ちひろ美術館(松本猛館長)で28日、同美術館サマープログラム2009「ちひろの水彩技法体験『なつのいろをさがそう!』」が始まった。8月17日(9日除く)までの期間中、同地区松川中学校生徒ボランティアが「にじみ技法体験」のワークショップを開き、いわさきちひろの描いた技法が実際に体験できる。ちひろの作品はどのように描かれているのかを感じてもらうとともに、偶然できる模様や美しさを楽しんでもらう企画。また、体験する事で作品への興味が深まり新たな視点で鑑賞してもらおうと3年目を迎えた。初日は、県内外から安曇野観光に訪れた家族や団体、地域の子どもらが大勢訪れ午後3時には、延べ150人ほどが参加。自身の「なつのいろ」を探しながらちひろの世界に夢中になった。
こいこくやイゴ料理学ぶ 調理師会「しなの食大学」 大町
県調理師会大北支部(北澤英明支部長)は29日、地域の伝統料理を学ぶ、第2回「しなの食大学」を大町市平の女性未来館ピュアで開いた。大北地域から30人以上が受講し、「こいこく」やイゴ料理など、郷土食の作り方を学んだ。講習会では、千国街道の中継地として栄えた大町市の歴史を交えながら、地域の食文化を解説。昔から貴重なタンパク源として、祭りや冠婚葬祭などの際に食べられてきたというコイ料理作りを紹介した。参加者は、目の前で手際よく魚をさばく調理人の技術に見入っていた。寒天のように固められた「イゴ」や山菜の炊き込みご飯、コイの洗いなど、出来上がった料理に舌鼓を打った。
原爆の怖さ知って 大町市役所でポスター展
 ヒロシマ・ナガサキ原爆写真ポスター展は8月10日まで大町市役所市民ロビーで開かれている。広島平和記念資料館の協力を得て関連のポスター16点を展示し、原爆の恐怖をまざまざと伝え、市役所を訪れる市民の目を止めている。 同市は昭和57年(1982)に「核兵器廃絶、軍備縮小を推進する都市宣言」をして市民に平和の大切さを訴える啓発活動を進めている。63年からは同資料館から借り受け、原爆写真ポスター展を開催し、ポスターの一部を変更しながら毎年実施して、平和の大切さを周知する恒例の行事。
流しそうめん楽しむ 松川児童クラブ夏休み企画

 松川村小学校低学年の児童クラブと高学年の放課後子ども教室は29日、夏休みお楽しみ企画として「流しそうめん」を体験した。異年齢の児童や地域の人たちとの交流の場に総勢150人が参加し、季節の風物詩で夏らしさを満喫した=写真。
夏休み=@間伐材で工作 白馬五竜 ものづくり企画
 白馬村の白馬五竜エスカルプラザを会場に8月31日まで、子どもを対象にした「夏休み工作研究所」が開かれている。間伐材を使った木工作品や、土木資材の「ボイド管」を利用したおもしろ楽器作りで、豊かな想像力を養い、ものづくりの楽しさを知ってもらおうという企画。多くの家族連れなどでにぎわっている。 作品作りはスタッフがていねいに指導。ノコギリや電動工具を使って、自分たちが考えたデザインの一つひとつのパーツも木を切ることから始める本格的な木工工作を体験する。一連の作業には、道具の扱いに不慣れな参加者には苦労する場面もあるが、参加者にとって木に親しみ、魅力を知る良い体験となるようだ。夏休みの自由作品作りを目的とする参加者も多いという。
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