2009年8月6日(木)付
夏休み″ゥ虫に大喜び 大町児童センターが企画 大町市の児童センター(滝沢多恵子センター長)は5日、大町山岳博物館で「夏休みお楽しみ企画」の昆虫教室を開いた。小学1年から6年の40人が宝探しをするように森や公園を探索。カブトムシやセミを探したり、同館展望台からの景色をスケッチして楽しんだ。 同館職員手づくりの、チューブを使って虫を捕まえる「吸虫管(きゅうちゅうかん)」でアリを捕まえたり、木の根元を探してカブトムシを見つけたりと大はしゃぎ。セミのオス、メスの見分け方などを教わっていた。スケッチでは展望台から「電車が来た」「(自分の)家がある」など、見えるものを丹念に調べながら景色を描いていた。 |
最後の窯出し 成果披露 池田 太田さん新作陶芸展 池田町の陶芸家・太田孝介さんの新作陶芸展は5日から9月10日まで、安曇野池田クラフトパーク内の安曇野東山「包」美術館で開いている。7月に現在の窯で最後の窯出しをした花びんや食器などおよそ100点の作品が並んでいる。 焼き締めによる陶芸の美しさを求める太田さんは、自宅に「小丸窯」と呼ばれる穴窯を15年前に造り、年に2回計31回の作品を窯出ししてきた。窯も限界に近づき、最後の窯出しとして、作品を出した。 今回の作品は、城の石垣をイメージした花びん。草のつるが伝う石積みの城壁のイメージを焼き上げた。皿や湯のみ、とっくりなども並ぶ。大物作品は熱の具合で割れてしまったが、最後の窯出しということで「すべてをさらけ出します」と展示に回した。 |
大北の桃 連日出荷 中生種は生育順調 桃の出荷が最盛期を迎えつつあり、大町市平のJA大北リンゴ選果場には連日大北各地から桃が集まっている。中生種は順調な生育を見せている(担当者)といい、10日ごろ出荷のピークを迎え、松本市の市場へ卸され、県内各地で販売される。 ことしはわせ種は日照不足や長雨で本来の味が出にくかったというが、中生種は順調な生育状況で、いずれの種類も平年並みの単価だという。 5日は、同選果場に池田町、松川村など大北地域内各農場から、あかつき、なつき、山梨白鳳など、中生種約1700玉、56箱が到着。選果機で糖度や熟度別に、2等級、6段階の大きさに分けられ、場内には桃の甘い香りが漂っていた。 8月末まで出荷作業が行われ、1箱2`換算で、わせ種が300箱、中生種が500箱ほど出荷される予定。 |
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地域巡り住民と交流 しらかば保育園バスハイキング 大町市平のしらかば保育園(中村祐子園長)は5日、地区内をめぐる「バスハイキング」を行った。年少から年長までの園児45人が、農業体験や博物館見学などを通し、地域住民との交流を図った。 平野口のトウモロコシ畑では、野口地域農業振興会(金原昭和会長)の生産者4人を講師に収穫を体験。食べごろの見極め方や収穫方法を学び、茎から力いっぱいに実をもぎ取っていた=写真。 トウモロコシは、ライスファーム野口が栽培した、甘みが強く歯ごたえが良い「めぐみ」。日照不足で例年と比べやや小ぶりだが、園児たちが重そうに抱えて持ち帰った。 「ハイキング」では、園児たちがエネルギー博物館や西原のハス畑も見学。楽しみながら、地域の魅力を学んでいた。 |
イルミの光写真に 池田かたせ 相道寺の相馬さん作品展 池田町滝沢の手打そばかたせ(片瀬登美男店主)で9月10日まで、同町内の写真愛好家・相馬久次さん=相道寺=の写真展を開いている。安曇野市のビレッジ安曇野で冬に飾られたイルミネーションを工夫を凝らして写した作品が並んでいる。 ビレッジ安曇野のイルミネーションの美しさにひかれた相馬さんは、今回は自然ではなく人工物をテーマにイルミの写真撮影に取り組んだ。ズームレンズの特性を生かし、光の線が広がったように表現することで、さらに不思議なきれいさを表現している。昨年夏の安曇野市の花火大会で撮影した写真も飾られている。 |
映画通じ平和考える 小谷 終戦記念日前に上映会 小谷村公民館は5日、同村役場視聴覚室で「こども映画学習会」を開いた。15日の終戦記念日を前に、子どもたちに映画を通して平和を考えるきっかけにしてもらおうと企画。多数の子どもたちが参加して、作家・エッセイストの海老名香葉子さんの戦争体験に基づいた「あした元気になーれ・半分のさつまいも」を鑑賞した。 同映画は、東京大空襲で兄以外の家族全員を一瞬にして失ってしまった主人公の女の子が、終戦直後の焦土と化した下町で、たくましく生きる姿を描いた名作アニメ。 映画を見た子どもたちは貧困と不安の時代にあっても明るさを失わず、前向きな主人公に深い感動と共感を覚えたようすだった。「戦争は絶対にいけない。命は大切」といった感想が多く聞かれた。 併せて環境問題について描いた「MOTTAINAI・もったいない」を上映。子どもたちにもわかりやすい楽しい物語形式で、ゴミに対する登場人物の行動や考え方から、地球環境保全への啓発をはかった。 |