小谷で「癒やし」学ぶ 神戸学院大が野外実習
 神戸学院大学の教育プログラムの一つ、学際教育機構スポーツマネジメントユニットを学ぶ学生33人が、5日から4泊5日の日程の野外実習で、森林セラピー基地に認定されている小谷村を訪れている。
 学際教育機構は、現代社会のニーズに応えられる人材育成のための同大のカリキュラム。緑の自然と対話するキャンプ=野外スポーツ=が、ストレス社会に生きる人間にとって心身を癒やす環境にあることに着目。
 生活と自然との融合を考えるため、リラックス効果が著しいとされるキャンプを、生涯にわたって継続できる野外スポーツの一つに定め、その基礎知識や技術習得を目的に、自然豊かな小谷で森林活動を中心としたさまざまな実習を計画した。
 6日は森林浴による人体への健康効果の実証体験学習が、同村雨飾高原の鎌池で行われた。
「花三昧」ピンクのじゅうたん 五竜 アカバナシモツケソウ満開
 白馬村を会場に開催されている「白馬Alps花三昧(ざんまい)」のメーン会場の一つ、白馬五竜スキー場の五竜アルプス山野草園で、アカバナシモツケソウが見ごろを迎えている。褐ワ竜では見ごろにあわせ、8、9の両日、「アカバナシモツケソウ祭り・花華カーニバル」を開く。
 アカバナシモツケソウは、本州の中部地方や関東地方に分布する、亜高山帯から高山帯の草原や稜線(りょうせん)などに自生する高山植物。バラ科シモツケソウ属の高山型変種で、濃いピンク色の花を多数散房状につける。
 花はことしも生育が順調で、園内とアルプス平自然遊歩道でひときわ目立つ華やいだ群生が、ジュウタンを敷きつめたように咲き、訪れる人の目を楽しませている。関係者によるとちょうど祭りの時期が最盛期という。
「立秋」フロックス満開
 7日は「立秋(りっしゅう)」。二十四節気の一つで「大暑(たいしょ)」から数えて15日目。初めて秋の気配が表れてくるころとされる。暦の上ではこの日から秋になり、書簡も「暑中見舞い」から「残暑見舞い」に替わるが、気候的には1年で最も暑い時期。
 大町市ではどんよりとした雨雲が広がって時折小雨が降り、正午現在の気温が26.1度とすごしやすい陽気となった。同市平大町温泉郷の小林朝男さん・てつ子さん夫婦の花畑では、盆花や「花魁(おいらん)草」ともいわれる「フロックス」が満開となり見ごろを迎えた。
事故多発受け対策 県道有明大町線を整備

 県道有明大町線で6月に相次いで発生した死亡事故を受けて、県交通安全運動推進北安曇地方部は同路線に事故防止の対策を行っている。中央帯に車のはみ出しを防ぐポールを設置したり、道路に凹凸をつけてドライバーに振動を与え、居眠り運転を防止するなど安全対策の向上を図る。
山野草幻想の写真に 白馬の塩島さん穂高で個展 16日まで
 白馬村塩島の塩島千典さん(62)は16日まで、写真展「Fantasia Botanica」を安曇野市の高橋節郎記念美術館南の蔵で開いている。野に咲く草花を素材に、肉眼では見ることのできない、カメラを通して見えてくる色彩豊かで幻想的な世界を表現した写真を展示。
 コスミレやツリフネソウ、オニノゲシなど、白馬村内や安曇野、上高地など、中信各地の野山に生える山野草を被写体に、単焦点の接写レンズのぼけ具合を生かすことで、光と色で幻想的に表現した作品およそ25点が並んでいる。
 入場無料。期間中は塩島さんが対応する。11日全日と12日午前中は不在。問い合わせは塩島さん電話090・5775・4924まで。

2009年8月8日(土)付


交通安全意識徹底を 安曇野市 職員対象の講習会
 安曇野市は7月から8月にかけて、職員を対象にした交通安全講習会を開いている。分庁方式を採用し移動に車を用いることの多い職員たちが、職務の内外を問わず事故を減らそうと、全8回の講習会で職員全員に交通安全意識を徹底させている。
 同市では分庁方式で庁舎間を車で移動することが多く、公用車の交通事故も最大で年間41件(平成19年)と多く、職員の事故を職務内外で減少させようと開いた。
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