2009年8月9日(日)付


地域の安心安全 協働で 大町で暴力追放・交通安全大会
 大町市は8日、今年度の暴力追放・交通安全推進市民大会を大町市文化会館で開いた。全国的に弱者を狙う犯罪が広がり管内で交通事故が相次ぐ中、市民が意識を高め総力結集の協働の力で、暴力のない安全な町を目指す大会宣言を採択した。長野県暴力追放県民センターの舞沢正志専務理事が講演。全国に約8万人、山口組を筆頭に22の指定暴力団があり、県内に約1000人がいるとした。かつて暴力団が盛んだった大町署管内では、現在は4団体16人と減少傾向にあるとしたが、「今は平穏だが、普段の取り組みこそが大切。のどもと過ぎても熱さを忘れず、地域の安心安全のためにご尽力いただきたい」と話した。
踊りで夏の夜楽しむ 池田 特養高瀬荘で納涼祭
 大北各地の高齢者福祉施設などで、納涼祭が相次いで開かれている。池田町の特別養護老人ホーム・高瀬荘(大北社会福祉事業協会、太田和子所長)でも7日、納涼祭を開いた。同日はあいにくの天気で会場を屋内に移したが、入所者やショートステイ利用者は、盆踊りなどで夏の夜を楽しんだ。 地元の信州天野会による練りこみ太鼓の笛や囃子で、祭りの幕があけた。盆踊りは八千草会のメンバーが主導し、炭坑節や池田あっぱれ、やまびこサンバなどの音楽に合わせて踊り、館内を練り歩いた。踊りには車椅子の利用者や家族、職員らも加わり、みんなで夏の踊りを楽しんだ。会場にはまんじゅうや豚汁、アイスクリームなどの夜店コーナーが並び、祭り気分を盛り上げた。
初の本格的学術調査 国営公園堀金・穂高の古墳
 国営アルプスあづみの公園堀金・穂高地区内に点在する古墳で、国学院大学(東京都渋谷区)考古学研究室の調査団による調査が進んでいる。同古墳の本格的学術調査は初めてで、安曇族を含め千数百年前の地域文化の解明に期待が集まる。 8日は古墳ウオッチングが行われ、同大学の吉田惠二教授の解説に、多くの来園者が耳を傾け古代ロマンにふれた。
七夕合わせ笹おやき 美麻のみそづくり教室
 大町市の美麻公民館と美麻地区子ども会育成協議会、JA女性部美麻支部は8日、おおしお市民農園管理棟で、食農教育として笹おやきづくりの体験教室を開いた。昨年度から始まった手づくりみそづくり教室の今年度第3回目で、地域に伝わる季節の料理を学んだ。市民農園利用者や地区住民、子どもたちなど約40人が参加。みそ用の豆畑の芽つみや草取りなどの作業後に、女性部の指導を受けてナスやあんこを生地に包んでふかした。笹おやきは、地区では月遅れの七夕に合わせて8月7日ころに食べられているという。子どもたちも笹の香りを感じながら、楽しそうに生地をこねていた。
五感、全身を使って体験 まつかわサマースクール
 「2009アートライン・まつかわサマースクール」の実行委員会は、安曇野アートラインサマースクールの一環として、「畑に集まれ!お野菜たんけん℃nまるよ」を8、9の両日、松川村多目的交流センターすずの音ホールを拠点に村内各所で開いている。 8年目を迎え、「村民とのつながりを今以上に広げ、活動の認知度をもっと高めたい」と、テーマを「農業」とし、地域の野菜や農家に視点をあて地域密着を目指す試みで開催した。8日は、リーダーとなる武蔵野美術大学芸術文化学科によるワークショップが同ホールで行われた。安曇野市や大北地域の小中学生26人と大人や美大生スタッフ総勢約50人が顔合わせや自己紹介、活動内容の説明など行い、活動に必要な感覚機能を高めるウォーミングアップに参加した。子どもたちはペアを組み一人が目隠しをし相手の誘導で館内に準備した「しかけ」や庭の芝生や石の上などを散策し、足の裏の感触、耳に入る音、手をつなぐパートナーの体温、呼吸とともに感じる自然の匂いなど、人間の持つ五感や全身をふるに使って体感した。
手作りの祭り楽しむ 大町のはなのき保育園
 大町市のはなのき保育園(伊藤孝江園長)、同園保護者会は7日、納涼祭「はなのきまつり」を開いた。同園が移転してから2回目の祭りに園児と保護者ら415人が参加。手づくりのお化け屋敷やボンボンすくい、ひもくじなど縁日の出し物で楽しんだ。園児たちが魚の絵に色を塗ってつくった「魚つり」や水鉄砲など、手づくりの出し物が並んだ。訪れた子どもたちは浴衣や甚平、みこしの担ぎ手の格好をして参加。まつり気分を盛り上げていた。
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