2009年8月13日(木)付


子どもら野外交流 小谷の自然 キャンプで体感
 小谷村の豊かな自然と村の施設を活用した体験を通じて、未来を担う子どもたちの健全育成と交流をはかる「ホームステイキャンプ」が、このほど6泊7日の日程で開かれた。 栂池スキー学校で次世代のスキー競技者の育成のため、夏のトレーニングの一環として行われていた活動内容をさらに掘り下げたプログラムで、昨年から行われている。ことしも同校の教え子ら11人が参加して、指導者の北村順二さんと平田伸也さんの企画による夏ならではのさまざまな野外体験を楽しんだ。 期間中は悪天候の日もあり、ノルディックウオーキングやシャワークライミングなど予定していた野外活動が中止になることもあったが、大渚山登山、雨飾キャンプ場でのキャンプ、ツリーハウス作りなど、林や川の中で行う大きなイベントはほとんど実施でき、存分に自然とふれあった。
大町勢全国大会健闘誓う 出場小中生6人表敬
 県大会を勝ち抜き、14日から29日にかけて九州各地で開幕する全国大会出場を果たした大町市内小中学校のバドミントンと陸上、空手道選手6人は11日、同市役所を訪れて、牛越徹市長と荒井今朝一教育長に全国での健闘を誓った。 市役所を訪れたのは14日から開かれる全国小学生ABCバドミントン大会に出場する伊東佑美さん、18日からの全国中学校バドミントン大会出場の奥原希望さん、全日本中学校陸上出場の宮澤裕樹君。空手道は29日からの全国中学生空手道選手権団体形に出場する小日向勇太郎君、杉谷大夢君、福嶋源竜君、小日向君と杉谷君は個人形にも出場する。 牛越徹市長は「スポーツで頑張っている皆さん九州はとても暑いところです。涼しい大町からなので体調を崩さないように頑張ってください」と激励。選手一人ひとりと握手して激励金を手渡した。
教え子5人作品一堂に 高橋記念館で漆芸展 安曇野市
 安曇野市穂高の安曇野高橋節郎記念美術館で30日まで、「仰げば尊し 1人と5人の漆芸家」(大糸タイムスなど後援)が開催されている。安曇野市名誉市民で文化勲章受賞作家の漆芸家・高橋節郎氏(1914〜2007)の東京芸術大学教授時代に、教えを受けた5人の中堅漆芸家の作品を一堂に展示。作品を通じて生涯を漆芸の道にささげた高橋氏の想いに迫る。 高橋氏の作品含め、5人の漆芸家作品約40点が展示されている。
戦中の評論家足跡たどる 碌山公園で清澤洌展

戦前から戦中にかけての昭和前期に、自由主義の視点から優れた外交評論を展開した安曇野市出身の評論家・清澤洌(きよし、明治23〜昭和20)の記録展は11日から、同市穂高の碌山公園研成ホールで始まった。自由主義と平和外交を訴えた、未公開の原稿や書簡を含めた清澤の貴重な記録が、戦後64年の夏に公開されている。
池田松川 きょう合同花火大会 活気願い2300発
 池田町と松川村合同開催の第13回高瀬川納涼大花火大会が13日、午後7時半から高瀬川大橋南河川敷で行われる。地域の活気を願い、昨年より多い尺玉を用意するなど、池田と松川の夏の夜空を約2300発の花火で彩る。多くの来場を呼びかけている。 同花火大会は、池田、松川両町村のふるさと祭り実行委員会が主催する。ことしは、不況の影響を受け協賛金も昨年より7%ほど落ち込んだが、「不況の波を打ち飛ばす」との意味合いも込め、繰越金などを活用しながら、昨年以上に盛大な大会にしようと準備を進めてきた。 花火打ち上げは午後8時から9時まで。尺玉は昨年より3発多い40発を予定しており、迫力ある花火で楽しませる。 午後6時からは両町村商工会青年部による売店販売も始まる。
秋のマツムシソウ開花 大町 鷹狩山で2週間早く
 大町市の鷹狩山で、秋の高原を代表するマツムシソウが咲き始めた。ことしは7月から曇りや雨の日が多く気温も低めに推移し、秋の訪れを感じたためか、早咲きのものは例年より2週間ほど早い7月下旬には開花した。 山頂直下につくられた展望公園内には開設前に、旧遊歩道沿いや現在芝生広場になっている場所にたくさん生えていたが、公園整備のさい重機で除去してしまい、4年前にはわずか4株が残るだけとなり、整備している鷹狩山に展望公園をつくる会では、この4本から種を採り園内各所に種まきし、植生回復を図っている。 昨年は約70本、ことしは約80本が花をつけた。山頂レストランたかがり前にも70本ほどがあり、来年は100本から1000本単位に増えそうだ。鷹狩山のマツムシソウは10月中旬ころまで楽しめる。
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