2009年8月16日(日)付


新成人「責任」胸に門出 大北5市町村で記念行事
 大北地方5市町村で15日、進学や就職で故郷を離れている新成人のお盆帰省時期に合わせた夏の成人式が行われた。平成元年度生まれの合せて男性404人、女性387人の新成人が大人になった責任を自覚し、門出に気持を新たにした。 大町市の成人式は平成元年4月2日から2年4月1日までに生まれた男性209人、女性201人を対象に同市文化会館で開いた。初めて対象者全員が平成生まれとなった。市外在住でも小学校入学後、一時期でも同市に在住した経験あったり山村留学生として在学中、八坂、美麻地区に在住した人なども含んでいる。 懐かしのスライド上映「歩き出そう私たちの未来へ」、記念撮影を行った。
池田町では、創造館で男性50人、女性63人を対象に開いた。市の教育関係者や恩師らが集い新成人の門出を祝った。中学時代の恩師たちは手がけたモザイクアートや縦割り清掃などの思い出を話し、「頑張って自分の道を歩んでください」などとメッセージを贈った。成人者には図書券や町立美術館の招待券などの記念品が贈られた。記念行事では中心地域のコーラスグループ「歌い人ごんべ」が、「思い出がいっぱい」などの歌を披露した。
夏の夜 祭りで交流 白馬八方 盆踊りや花火
 白馬村の八方尾根観光協会(丸山武彦協会長)は14日、恒例の「八方温泉夏祭り2009」を同村八方温泉第2駐車場で開いた。好天に恵まれ、多くの地域住民や観光客らが浴衣コンテストや盆踊りなど、参加型の多彩な催しを楽しんだ。 お盆の3日間、グリーンスポーツの森、八方、駅前広場の3か所で夏の夜を楽しむイベントの一つ。祭りは鏡割りのたる酒ふるまいと、地元の子どもたちや高校生グループで作る「八方太鼓」の勇壮な演奏で開幕。子ども向けのゲームなどでも盛り上がった。 同祭り実行委の地元婦人会など女性有志らが「白馬小唄」や「炭坑節」などの盆踊りを始めると、来場者も次々に参加し、やぐらを囲んで踊りの大きな輪が広がった。フィナーレには色とりどりの花火が夜空を飾り、来場者を魅了した。
夏にクラシックの響き 白馬和田野でコンサート
 白馬村の白馬和田野の森教会で12日から14日まで、恒例の「白馬・和田野の森コンサート」(同実行委員会主催)が開かれた。NHK交響楽団の首席チェロ奏者として活躍する藤森亮一さんを中心とした弦楽奏者が出演し、県内外から訪れた多くの聴衆を魅了した=写真。 メンバーはメンデルスゾーンやシューベルトなど、クラシックの名曲を華麗に演奏。国内最高レベルの生演奏を間近で聴けるとあって、3日間とも立ち見が出る盛況ぶりだった。
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8月の一覧
「安曇野ひとつ」光の大輪 花火5000発に歓声
 第3回安曇野花火(同実行委員会主催)は14日夜、安曇野市明科御宝田遊水池周辺で開かれた。「安曇野はひとつ」との願いを込め打ち上げられた光の大輪が、夜空を彩った。 約5000発の花火が次々と打ち上げられ、迫力ある音と光の競演に、会場を訪れた住民らから大きな歓声があがった。 人気アニメのキャラクターが浮かび上がる花火もあり、子どもたちの目も引いていた。打ち上げ場所近くの安曇橋などでは、多くのカメラが並び次々とシャッターを切っていた。

 白馬村の対象者は男性58人、女性47人の計105人で、ウイング21で式典を行った。新成人を代表して、宮澤徹さんが「成人になった自覚を持ち、責任ある行動で政治経済にも関心を高め、社会に貢献できる人間となりたい」と力強く誓った。 式典終了後に全員で記念撮影し、恩師からのビデオレターや小中高時代の思い出のスライドを上映。成人の抱負や思いを披露しながら、恩師や級友らと旧交を温めあった。