2009年8月18日(火)付

「20歳の自分へ」宝物と再会 白馬中 卒業生タイムカプセル開封
 白馬村の白馬中学校で17日、6年前に同校の中庭に埋められたタイムカプセルが開封され、当時の同級生らが歓声をあげた。平成15年度の卒業生が、卒業記念で埋設。全員が20歳を迎えたことし、開封することを約束していた。 この日集まったのは、3年B組卒業生33人のほぼ半数と、当時の担任の熊谷有紀子教諭と副担任の日下嘉光教諭。豪雪地帯を考慮して、地中に深く穴を掘り、石で重しなどをしたというタイムカプセルは掘り出すのも一苦労。数人が交代で目印の杭周辺をスコップで掘り続け、1時間近くかかって地上に引っぱり上げた。 漬物だるに収められた記念品の数々はいずれも保存状態が良く、中には20歳の自分や友だちにあてた手紙や当時の座席表や賞状、クラス写真など思い出の品がぎっしり。あのころの「自分の宝物」と再会するたびに「えー、こんなもの入れたっけ」、「懐かしい」など歓声を上げながら、久しぶりに会った級友たちと歓談していた。

「政権選択」きょう公示 衆院選 長野2区 6人出馬
 自民、公明連立政権を継続するか、政権交代するかの「政権選択選挙」第45回衆院選は18日、公示される。大北、安曇野市を含む長野2区は自民党新人の務台俊介氏(53)、民主党前職の下条みつ氏(53)、共産党新人の岸野正明氏(43)、社民党新人の中川博司氏(51)、幸福実現党新人の大槻穂奈美氏(53)、無所属新人の上條昭太郎氏(37)の6人が立候補を予定している。各陣営は30日の投開票日に向けて舌戦を展開する。 選挙初日、務台氏は午前9時にJR松本駅前、下条氏は午前8時半に同市島立の合同庁舎東側の事務所、岸野氏は午前8時半に同市井川城の事務所、中川氏は午前8時半に同市城西の事務所、大槻氏は午前9時半にJR松本駅前、上條氏は午前9時から朝日村中央公民館前で第一声を行う予定。
池田クラブが初優勝 安筑青年野球大会制す

 中信各地の精鋭24チームがトーナメントで競う第84回安筑青年野球大会(池田町野球連盟主催、大糸タイムス社など後援)は13、14の両日、農村広場など池田町や松川村の4会場で行われた。決勝戦は池田町の池田クラブが18対5で松川村の居酒屋作門を破り、初優勝を飾った。
夏の白馬踊りで熱く=@YOSAKOI盛り上がる
 白馬村のお盆を踊りで盛り上げる「第7回YOSAKOI・花・白馬」(同実行委主催・大糸タイムスなど後援)が15日、JR白馬駅前広場で開かれた。地元白馬からダンス教室のグループや小中学生、中高年の有志グループの参加をはじめ、信州大学のYOSAKOI祭りサークルなど、村内外から踊り自慢13チームが集結。1000人を超える観客を前に、白馬の玄関口で熱い演舞を繰り広げた。 鳴子を打ち鳴らして踊る基本ルールをベースに、それぞれが趣向をこらしたダンスを披露。衣装も採点の重要なポイントといい、学校田の米作りで得た資金で鳴子を購入し、家庭科で自分たちで縫ったというはっぴを着て参加した白馬南小の児童や、母親手作りの華やかな衣装をまとったかわいい子どもたちなど、そろいの華やかな衣装が観客の目を楽しませた。参加者の汗が飛び散るほどのエネルギッシュなパフォーマンスは、観客をくぎ付けにし、演舞が終了するごとに大きな拍手がわき起こっていた。
安曇野カラオケ100回節目 松川で記念グラチャン大会
 松川村の信濃松川美術館(榛葉志づ子館長)が主催する「安曇野カラオケ大会」が100回目を迎え、16日、記念グランドチャンピオン大会が同村すずの音ホールで開かれた。大北、安曇野、松本市などから約30人が参加。それぞれの十八番の曲で美声を披露した。同カラオケ大会は仲間を大切にした村おこしがしたいと榛葉館長が1988年から始めた。年に3、4回大会を開いている。大会は4人の審査員が音程、リズム、声量などを基準に審査。参加者は熱のこもった歌声で熱唱していた。60回大会で優勝した中村恵子さん(日本クラウンレコード所属)のミニコンサートも行われた。
湖面と夜空花火彩る 木崎で灯篭流しも
 大町市の夏の風物詩、平成21年度木崎湖花火大会と灯籠(とうろう)流し「水と光と灯(あか)りの祭り」は15日、木崎湖畔で開いた。戦没者を悼む色とりどりの灯籠や花火が湖面を照らし、大町の夏の夜を彩った。 さまざまな大スターマインや水上スターマインなどの豪華な花火や、友人などに送るメッセージ花火、ナイアガラなどが夜空を飾り、流れる灯籠とともに湖面に鮮やかな光を映し出した。来場者は、空を彩る光の芸術に酔いしれた。ことしは昨年末からの不況の影響で開催も危ぶまれていたが、多くのスポンサーの協力で例年にも増して豪華な花火が相次ぎ、華やかな祭りでまちの元気を祈る市民の「心意気」を感じさせた。当日は穏やかな花火日和で、湖面からは涼しい風が吹き、夏の湖畔は訪れた観光客や来場者でにぎわっていた。会場周辺には出店が立ち並び、お祭りの雰囲気を盛り上げていた。花火に先立ち、湖上慰霊祭が行われ、祝詞がささげられ、終戦記念日に遭難者や戦没者を灯籠流しでしのんだ。
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