2009年8月19日(水)付


政権かけ6氏舌戦 衆院選公示 激しい攻防
 第45回総選挙は18日、公示され、投開票の30日を目指して政権選択夏の陣≠ェ本格的に始まった。大北、安曇野市を含む長野2区では予想された共産党新人の岸野正明氏(43)、社民党新人の中川博司氏(51)、民主党前職の下条みつ氏(53)、幸福実現党新人の大槻穂奈美氏(53)、自民党新人の務台俊介氏(53)、無所属新人の上條昭太郎氏(37)の6氏が立候補。JR松本駅前や地元などで第一声を放ち、12日間の舌戦をスタートさせた(候補名は届け出順)。
ヤナギラン見ごろ 大町市の扇沢植物園
 立山黒部アルペンルート玄関口、大町市の扇沢はお盆を過ぎてもにぎわいを見せている。扇沢総合案内センター前にある植物園では、ヤナギランなどが見ごろを迎え、観光客らの目を楽しませている。 植物園ではほかにヨツバヒヨドリ、コバギボウシ、キオン、ヤブカンゾウなどが咲き、秋の花アキノキリンソウも開き始めた。低山帯では見ごろのコオニユリなどはまだつぼみの状態で、これから咲き始める。 植物の管理をしている同センターの窪田英雄さんによると「標高が高い(約1500b)ので、ヤナギランやヤブカンゾウなどは群生地のある黒沢高原に比べ約1か月遅く咲き始め、逆にアキノキリンソウなどは早く咲き始めている」といい、7月から8月初旬にかけての長雨も影響しているようだ。
夏休み明け元気な声 大北の小中 2学期始業式
 大北地域の各小、中学校は、2学期始業式を迎えている。夏休みを終えた子どもたちの元気な姿や笑い声があふれ校舎に活気が戻った。18日、年間で一番長い学期をスタートした大町市立八坂小学校(飯田吉隆校長)では、青空が広がり、セミや秋の虫の鳴き声が響き渡る中、子どもたちは休み前に持ち帰った生活品や教材、宿題の課題工作や一研究などの荷物を抱えながら元気よく登校。海やプールなどで日焼けし、たくましさを感じさせる児童67人全員の笑顔が体育館にそろった。校長講話では、雨の多かった夏や自然災害、それに伴う野菜や草花の影響や、休み中に出会った人や虫、植物などに関連して、先祖を迎えた盆の供え物やいわれなど地域ならではの行事にふれた。
県が投票呼びかけ 合庁に垂れ幕とのぼり旗
 衆議院議員選挙と最高裁判所裁判官国民審査を30日に控え、県は投票への参加を呼び掛ける啓発活動を行っている。北安曇地方事務所は公示日の18日から、垂れ幕とのぼり旗を大町市の県大町合同庁舎に設置。事業所や街頭でも訴えていく。同事務所地域政策課によると、大北管内の投票率は、県知事選や県議会議員選など県平均をほぼ上回っているものの、減少傾向にある。20から30代の若者が、他の年代を大きく下回っているという。同事務所は、若者に選挙に対する意識を高めてもらおうと、大北5市町村の成人式で啓発文を掲載したウエットティッシュを配布。職場でも、参加を呼びかける専用のはっぴを着用し仕事に臨んでいる。同課企画振興係の辻久明係長は「民主主義の根幹となる大切な選挙。ぜひ棄権することなく参加してほしい。明るくきれいで正しい選挙をしてもらえれば」と話している。
紙ひもでカゴづくり 松川 クラフトバンド教室
 松川村公民館は18日、村多目的交流センターすずの音ホールで「クラフトバンド教室」を開き、村民ら5人が参加してミニカゴづくりを体験した。クラフトバンドは、牛乳パックや古新聞などを再生した紙ひもを使って小さなカゴから手提げバッグ、小物入れなど、実用的な作品を作るもので5年ほど前から各地で取り組みが始まっている。
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