2009年8月20日(木)付


選挙ムード高まる 衆院選 県は投票呼びかけ
 第45回衆議院議員選挙は18日、公示され、大町市でも選挙ムードが高まっている。期日前投票が19日に始まり、大町市役所の投票所では初日から多くの有権者が訪れ、選挙への関心の高さをうかがわせた。 北安曇地方事務所と同市は19日、市内13事業所を訪問し、選挙への参加を呼び掛ける啓発活動を展開。ポスターや啓発文を掲載したティッシュなどを事業所側に手渡し、協力を求めた。
フシグロセンノウ見ごろ 白馬 長谷寺境内飾る
 白馬村飯森の長谷寺(森道雄住職)で、自生の山野草フシグロセンノウ(和名・節黒仙翁)が見ごろを迎えている。森住職の献身的な保護活動により復活した群生。ことしもかれんな朱色の花が、境内を彩っている。 裏庭には200株を超えるフシグロセンノウが次々と開花。9月上旬まで楽しめそうだ。ここまでの群生は珍しいといい、フシグロセンノウが自生する寺として定着し、県外からも鑑賞に訪れるようになってきた。 花のそばには「人権はすべてに通ずる共通の道 人にも花にも思いやりの心で」との森住職のメッセージが添えられている。
外来アレチウリを駆除 池田で関係機関作業
 北安曇地方事務所、池田町、豊かな環境づくり大北地域会議などは19日、池田町陸郷の八代沢付近で外来植物・アレチウリの駆除を行った。作業には、地方事務所や町、農業改良普及センター、建設事務所、管内の環境団体や行政でつくる地域会議などから16人が参加。落合橋から生坂村境までの約1`の沢沿いを中心にアレチウリを駆除した。関係団体による作業は3年目で、7月26日の県の駆除統一行動日に合わせて行った。同沢沿いでは昨年も作業を実施したが、未実施か所を中心に木々や標識などを覆うように広がるアレチウリは多く、参加者は根こそぎ引き抜いていた。
イモ堀り 収穫大喜び 大町 あすなろ保育園 清水で
 大町市常盤のあすなろ保育園(丸山恵子園長)の年長園児59人は19日、ジャガイモ掘りを体験した。ジャガイモは同市常盤の清水農業生産組合(川上宗春組合長)が管理する、そば処(どころ)しみず東側の体験農場で、春に園児たちが組合員と一緒に植えたもの。組合員と交流しながら「いっぱいあるね」と大きく育ったジャガイモを掘り出した。同体験は自分で作ったものを食べる喜びを感じてほしいと10年ほど前から行われている。川上組合長は園児たちに「お金を出せばなんでもある時代だが、自分で作ったものは一味違うことをわかってほしい」と語りかけた。
電気柵で野性鳥獣対策 白馬村に大規模設置
野性鳥獣による農作物被害が増加する白馬村で19日、大規模な電気牧柵の設置作業が行われた。村や県、住民ら十数人が参加し、近年、被害が目立ち始めた飯田、堀之内堀の内両地区の東山山麓(ろく)沿いに電気牧柵を設置し、被害防止に期待を込めた。 同村では4年ほど前からイノシシやニホンジカによる農作物被害が確認されるようになった。東山山麓を中心に被害エリアが拡大している状況にあり、最も被害が大きいのはスノーハープ周辺の土橋地区という。
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