カレー囲み食の大切さ知る しろうま保育園で交流
 白馬村のしろうま保育園で26日、カレーパーティーが開かれ、園児たちが自分たちで育てた野菜を使って調理に取り組んだ。 同園の食育指導の一環。友だちとの共同作業を体験しながら、創意工夫して料理を作る楽しさと食の大切さを知ることをねらいに毎年実施している。ことしは同村の社会福祉協議会が家に閉じこもりがちな高齢者を対象とした、生きがいデイサービス事業「よりえ〜プラザ」の利用者のお年寄りが同園を訪問。園児の作ったカレーを食べながら異世代交流を深めた。 カレー作りは164人の全園児が役割分担をして作った。最初に年少児がカレーの具になるジャガイモやニンジンを洗い、年中児が皮むきを担当。最後に年長児が包丁を使って野菜を一口大に切った。具材には畑で採れたカボチャも使用。「カボチャは硬いな」「上手に切れたよ」と話しながら、楽しそうに取り組んでいた。 おいしそうなカレーのにおいが園内に漂うころ、よりえ〜のお年寄りたちが到着。出来上がったカレーをお年寄りを交え味わった。

2009年8月27日(木)付


学びや30年節目祝う 県シニア大学大北記念式典
 県シニア大学(旧老人大学)大北学部30周年記念式典は26日、大町市のサンアルプス大町で開かれた。卒業生ら約180人が出席して、年齢を重ねてもなお生きがいを持って生活するための学びやの節目を祝った。 県老人大学は昭和53年(1978)に「生きがいづくり、健康づくりを進め、仲間の輪を広げる」ことを目的に中信(松本)、南信(伊那)、東信(上田)、北信(長野)の4学部が設置された。大北からも中信学部に通っていたが、55年に大北、佐久、飯伊学部が開設された。単年度制が60年から2学年制になり、昨年、シニア大学に改称された。
自然の中 魚つかみ楽しむ 東電 あすなろ保育園招く
 大町市常盤のあすなろ保育園(丸山恵子園長)の年長園児59人は26日、平野口の鹿島川で魚を放流したり、魚つかみを体験した。同イベントは、東京電力が市内の園児を対象に発電などの事業を理解してもらい、自然の環境とふれあってほしいと平成6年から毎年開いている。同園は初の参加。魚つかみでは約300匹のニジマスが川に放された。園児らは北安中部漁協組合員や同社職員に教わりながら、おっかなびっくりで「どこどこ」「こっちへきたよ」と魚の姿を探してつかまえていた。
力作統計グラフ一堂に 池田で大北コンクール

 大北統計事務研究会は26日から、第45回大北統計グラフコンクールを池田町福祉会館で開いている。大北地域の小中学生から寄せられた275点の作品が並んでいる。場には、イラストやカラフルなグラフを使い、それぞれが関心を持って調査した結果を目に見える形にまとめてわかりやすく表現した作品が展示されている。
災害時の初動確認 北安地事所が研修会
北安曇地方事務所(小須田幸一所長)は26日、大規模地震を想定した初動対応研修会を、大町市の県大町合同庁舎で開いた。災害発生時の迅速な対応を目指し、情報系統や通信機器の使用方法などを確認した。研修会では、初動対応に当たれる可能性が高い、庁舎周辺地域に住む職員を中心に約30人が参加。災害時でも安定した通信が期待できる衛星携帯電話を実際に操作し、緊急時の情報収集に備えた。文部科学省によると、糸魚川−静岡構造線に起因する震度6強〜7の大規模地震の発生確率は、30年以内に14l。同地事所が警戒を強め、研修会を随時開催。10月に、ライフライン復旧や2時災害への対応など、応急対策を確認する。
空手全国 3年連続出場 池田の田中さん活躍決意
 池田町の高瀬中学校3年生・田中美佐稀さんは29、30日に福岡県北九州市で開く、第17回全国中学生空手道選手権大会女子個人形の部に県代表として出場する。全中大会には3年連続、小学校1年から数えると9年連続の全国出場。中学最後の戦いでさらなる高みを目指す。田中さんは5月に行われた県大会で準優勝し全国への切符を手にしたが、昨年、一昨年は優勝した同大会での敗北に、大会後は悔しさをバネに特訓。毎週2回新潟県に通い、全日本ナショナルチームの古川哲也選手の指導を受けた。所属する日本空手道剛柔流剛誠館(遠山現賢館長)の通常の週2回の練習も欠かさず、実力に磨きをかけてきた。全中大会では昨年、一昨年と3回を勝ち進み、100人近くが出場する中でベスト16を達成している。
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