2009年8月30日(日)付


作業所開放 「理解を」 大町 常盤のNPOてとてと祭り
 大町市常盤のNPO法人「なかまと」(井澤泉理事長)の「常盤・松川てとてと作業所」は29日、同地区の「常盤作業所」を開放して「てとてと祭り」を開いた。 同作業所は、障害を持つ人たちが、一般就労や社会生活への自立を目指しながら、訓練や活動の場としている。地域の人や利用者の家族らに、自分たちの取り組みや様子を周知するとともに理解を深めてもらおうと開催。一般の人々とのかかわりをとおして地域社会とのつながりを深める機会とした。会場には、木工の「ピストル」やビーズをつなぎ合わせたストラップ、ピアスなどのアクセサリー、地域食の「凍み大根」、両作業所の利用者やスタッフらの自主制作物、タオルや食器など家庭用品がずらりと並んだ。格安な商品を目当てに多くの人々が訪れにぎわいを見せた。
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8月の一覧
60回節目 「愛と絆」願う 大町北高 白樺祭で来場者歓迎
 大町北高校の文化祭、第60回白樺祭は29、30の両日、一般公開が行われている。25年目のアジ・アフ支援活動など、先輩たちから受け継いできた伝統を重ねた節目に、学校と地域、世界が絆で結ばれるような文化祭を目指し、北高生たちは来場者を歓迎していた。 ことしのテーマは「愛×絆(Love×Bonds!)〜みんなで繋(つな)ぐ手と心〜」。テーマをイメージし、ハートの形に人が手をつないだ図案の全校製作のモザイク画は、縦横6bに及ぶ大きさで、校舎にかけられ来場者を迎えた。25年目を迎えるアジア・アフリカ難民支援活動のバザーには、多くの地元民らが訪れ、ぬいぐるみやギフト品などを買っていた。ことしは例年以上の支援品を送るため、来場者からは輸送用のミカン箱も届けられていた。ことしからバザーの売上金はマリ共和国へ物資を輸送する費用に加え、一部は途上国の井戸建設などにも充てられる。
高校文化祭にぎわう 大北安曇野の各校で
 大北地域や安曇野市の各校で29日から2日間の日程で文化祭が始まった。このうち池田町の池田工業高校では「名誉卍解〜池工が変わります〜」をテーマに、生徒自らがつくり上げた祭典が始まった。30日まで一般公開している。 池工文化祭の注目は、恒例の福祉バザー。会場となった校舎北側の格技室前には、開店前から列が。生徒が2か月をかけて町内外から集めた日用品や衣類、電化製品、生徒手作り製品などが足の踏み場も無いほどに並べられた=写真。  建築科の生徒が手づくりした3人掛けの長いすも5分を持たずに売約済みに。多くの住民が押しかけ、両手一杯に品物を購入していった。
新型インフル予防に関心 県内死亡例受け対策
 県内の男性が、新型インフルエンザに感染し肺炎を併発して死亡するなど、新型インフルエンザの感染が拡大していることで、予防対策に関心が高まっている。大北地域では、公共施設をはじめ一般事業所などでも「新型インフルエンザ予防のため、手指の消毒を」と、玄関に手の消毒液を設置している施設が目立つ。県衛生部健康づくり支援課では、ホームページで「受診の際の注意」や「手洗いの方法」、「正しいマスクの着用と使い方」など写真入りで紹介している。
目指せ「ガレット職人」 白馬で検定 15人合格
 白馬村商工会が独自に認定する「白馬ガレットマイスター(クレーピエ)検定」が28日、同村役場で行われ、7月からの養成講座で学んだ受講生が、スペシャリストめざして試験に挑んだ。 ガレットはフランスの郷土料理のそば粉のクレープを意味し、フランスでは厳格な審査によって伝統の味を再現できる技術を持つ専門の職人をクレーピエと呼んでいる。 同村商工会では地域資源のそばを生かし、ガレットで観光業と農業を柱とした観光地をめざそうと、昨年から職人確保のため同認定制度を創設。昨年は15人のクレーピエが誕生した。
子ども遊戯で長寿祝う 大町平地区で敬老会
 大町市の平地区敬老会は29日、平公民館で開いた。地区内の74歳以上の高齢者約150人が参加し、子どもたちのアトラクションや歌謡ショーで楽しみ、長寿を祝った。 開会式では、こぶし保育園の年長児が花束を渡し、「おめでとうございます。まだまだ長生きしてください」と言葉を送った。しらかば保育園児の太鼓、こぶし保育園児のソーランの遊戯、りんどう幼稚園児の鼓笛隊演奏などが行われ、お年寄りたちはひ孫らの世代の子どもたちの元気な姿をほほえましく見守った。アトラクションでは演歌歌手の黒田征治さんの歌謡ショーや敬老者ののど自慢も行われ、来場者はにぎやかで楽しいひと時を過ごした。