2009年9月1日(火)付


トップページ

●当サイトに掲載の記事・画像の無断転載を禁じます。すべての著作権は大糸タイムス社に帰属します。
Copyright(C)2009 OHITO TIMES Co., Ltd. All Rights Reserved.

9月の一覧
民主圧勝 下条氏3選 衆院選 「政権交代の扉開く」
 自民公明の連立政権継続か民主党を中心とする新政権誕生かの「政権選択」を最大の争点とした第45回衆議院選は、民主党が308議席を獲得して圧勝し、自民党は歴史的な惨敗となった。県内5小選挙区も民主党が独占、大北地区、安曇野市を含む長野2区からは民主党前職の下条みつ氏(53)が3選し、自民党新人の務台氏は逆風のなか全体に支持を広げることができなかった。
御柱前に薙鎌奉納 小谷 大宮諏訪神社の例大祭
 小谷村中土の大宮諏訪神社の例大祭が30日、神社境内で開かれた。ことしは諏訪大社の御柱の前年に同社が執り行う、諏訪大社の祭事の一つ「式年薙鎌(なぎがま)打ち神事」の年にあたり、諏訪大社より平林成元大社宮司一行が訪れ、祭事にあわせて同社に薙鎌一体をおさめる「奉献祭」が行われた。 祭りは、古式ゆかしい装束の長い行列が仕立てられ、諏訪から運ばれた薙鎌を氏子がうやうやしくささげ持ち、神社までの参道を練り歩いた。下諏訪町木遣(きやり)保存会の6人のメンバーがともに歩き、同祭のために作ったという勇壮な「薙鎌祭木遣唄」を唄いながら祭りに花を添えた。
薙鎌打ちで御柱幕開け 小谷の県境で諏訪大社神事
 「ヤーウレー、諏訪の平の薙鎌(なぎがま)が小谷の郷の風を凪ぐヨーイサ」−海を望む小谷村北小谷中又・小倉明神の小さな境内で、勇壮な木やり唄が響きわたるなか、諏訪大社の平林成元大社宮司が銀色に光り輝く薙鎌をかかげ、ご神木に力強く打ちつけた。諏訪大社の御柱の前年の丑(うし)年、未(ひつじ)年ごとに、信濃と越後の県境で行われる「式年薙鎌打ち神事」。御柱祭の幕開けを告げる音が県境から高らかに響いた。 薙鎌には諏訪明神の信濃開拓の道具(神器)、諸難をなぎ払う、などといったさまざまな意味があり、薙は凪ぐに通じることから、風鎮めの神としても古くから知られている。同神事は、薙鎌をご神木に打ちつけることによって、国土の平安と繁栄を祈る意味を込めて、同村の境ノ宮と小倉明神の二つの社で交互に行われている。その歴史は古く平安末期から鎌倉初期に始まったといわれている。明治維新以後は諏訪から大社宮司が赴いての神事は途絶えてしまったが、その後地元の熱意により、昭和18年から復活した。
務台氏に逆風 敗戦の弁
 午後8時過ぎ、支持者ら約100人が詰め掛けた松本市白板の務台選挙事務所に「長野2区下条みつ候補当確」の報が流れると、会場からは「どうしてこんなに早く」と驚きの声が聞かれ、務台氏が沈痛な表情で会場を訪れた。 事務長の萩原清県議は「真摯(しんし)に結果を受けとめたい。お世話になりました」とあいさつ。務台氏は唇をかみしめて「今回の選挙は野球で言えば、選手では無く好みのチームを選んだということになると思います。個人の力ではどうにもならないものがあった。逆風は感じていたが、残念な結果。失うものもあったが、得るものも多かった選挙だったと思う。支援していただいた方には心からお礼を言いたいと思います。相手候補には国政にふさわしい方になっていただきたいと考えています」と語った。 今後については「現在、まだ考えていないが、もう1度支援をしていただいた方と相談をして決めていきたい」と話した。
県内強豪チーム熱戦 本社杯TSCソフト選手権
 大北ソフトボールクラブ協議会(T・S・C、小林豊美会長)は30日、第18回大糸タイムス杯争奪T・S・C選手権大会(大糸タイムス社後援)を、大町市の昭和電工大町事業所グラウンドで開いた。大町市と県内から8クラブチーム約120人が出場し、白熱した試合を繰り広げた。会場では、各チームが日ごろ重ねた練習の成果を披露した。速球を打者が強襲したり、守備が鋭い当たりをキャッチし、アウトに打ち取ると、観客から歓声があがっていた。
野球人生から「挑戦」語る 大町JCが桑田真澄講演会
 大町市の大町青年会議所(宮澤丈理事長)は30日、元読売巨人軍投手・桑田真澄講演会(大糸タイムス社など後援)を、大町市文化会館で開いた。観客約700人が来場し、プロ野球選手の挫折と栄光の軌跡に耳を傾けた。桑田氏は、高校時代に出会った清原和博選手へのコンプレックスから、選手としての挫折を味わったと説明。家族などの支えで努力を続け、成功を勝ち取った野球人生を振り返り、挑戦し続けることの大切さを語った。 会場には、地元少年野球チームなど多くの子どもたちが来場。巨人軍のユニフォームやグローブなどに実際に触れ、桑田氏と笑顔で握手を交わしていた。