2009年9月4日(金)付


心の健康 地域で考える 小谷 大北のつどいで交流
 大北地域の精神障害への理解や障害者の社会参加支援を進め、交流する「こころの健康を考えるつどい」が3日、小谷村を会場に開かれた。  精神障害について一般の理解が進んでいなかった二十数年前、正しい理解を深めてもらおうと飯田市で初めて開催され、その後は各市町村の保健福祉事務所などが中心となって開いている。大北地域では管内5市町村の社会福祉協議会やボランティアグループ、障害者施設など関係団体の主催で毎年開催。ことしは5年の節目を迎えた。 当事者やその家族をはじめ、地域住民ら多数が参加して、心の病に苦しむ人々を地域みんなで支えていく重要性について理解を深めた。  つどいでは、それぞれの活動発表と大北地域を中心に演奏活動を行っているシンセサイザー奏者「影武者」こと小尾信二さんの演奏会、交流会などさまざまな催しが行われた。
仕事のやりがい学ぶ 大町 仁科台中が職場体験
大町市の仁科台中学校(高橋克好校長)2年生は3、4の両日、職場体験学習を大北安曇野地域の46事業所で行っている。生徒約160人が希望する職場で働き、仕事のやりがいや苦労を体感している。丸山幸一君と矢口貴大君は、大糸タイムス社で、取材や印刷など新聞製作を体験した。市内の保育園やスーパーで体験学習する同級生に、照れながらも積極的にインタビュー。構図やタイミングを考えながらカメラのシャッターを切った。職場体験は、総合的な学習の一環として、生徒たちの進路選択と仕事に対する意識啓発に役立てようと実施している。
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9月の一覧
交通ルールを再確認 県シニア大北支部で講話
 県シニア大学大北支部は3日、大町市大町合同庁舎で開き、高齢者の交通安全についての講話を聴いた。大町署の佐藤正剛交通課長が事故を起こさないため、事故に遭わないための交通ルール、マナーを指導した。佐藤課長は本年度管内で起きた事故について触れながら、交通意識について説明。技術よりも安全意識を高めること、普段、慣れた道でも油断してはいけないこと、「五感」を使うことなどを促した。中信地区では高齢者に限らず、一時停止をしない、車間距離が短いなどマナーの悪い運転が多いことを指摘。「自分の運転はもちろん、歩行者となったときにも注意しなければならない」と呼びかけた。
白馬支部が初優勝 県知事杯マレット大会

 第14回長野県知事杯争奪選手権支部対抗マレットゴルフ白馬大会(県マレットゴルフ連盟主催)が2日、白馬村グリーンスポーツの森で開かれ、白馬支部が初優勝に輝いた。
労ねぎらい長寿願う 白馬村で敬老会
 第23回白馬村敬老会が3日、村多目的ホールで開かれた。村内グループによる演奏や歌唱ショーなどで会場に集まった約230人のお年寄りをもてなし、長年の労をねぎらい健康長寿を願った。 村内75歳以上の約1150人に招待状を送った。会場には、演歌歌手やコーラス愛好家による歌声が響き渡った。なじみのある曲では、音楽に合わせリズムをとるなど、出演者の熱唱に大きな拍手を送っていた=写真。 県交通安全教育支援センターによる交通安全寸劇もあった。 村内の高齢化率は22・9%で、県内80市町村のなかでは75番目に低い数値となっている。
ハートに世相反映 大町図書館で鹿島さん七宝焼展
 大町市立大町図書館(原連陽館長)で9月末まで、工芸作家・鹿島昭治さんの七宝焼「ハートシリーズ」を展示した「ハートハート展」を行っている。世相を反映させたさまざまな色、形のハート21点を展示している。七宝焼は、金属の下地に釉薬を焼き付ける技法。30年以上七宝焼の制作に取り組んできた鹿島さんが、「世のなかを反映させたハートをつくりたい」と3、4年前から始めたという同シリーズを集めた。世のなかの様子を表現して、明るい楽しいイメージのハートもあれば、昨今の低迷した空気を表現した暗く悲しげな色使いの作品もある。