2009年9月11日(金)付


「守ろう大切ないのち」 大町 自殺予防週間で街頭啓発
 県は自殺予防週間初日の10日、「守ろう大切ないのち」をスローガンに、県内各地で啓発活動を行った。大町市でも、大町保健福祉事務所(大町保健所)の職員が街頭啓発を通して、自殺の防止を呼び掛けた。同保健所は、電話相談窓口の番号が掲載されたポケットティッシュを、JR信濃大町駅前で配布。県大町合同庁舎ロビーに予防策などを掲示し、啓発活動に努めている。予防週間は16日まで。同保健所によると、全国の自殺者は11年連続で3万人を超え、経済不況の影響とみられる自殺者が、増加しているという。健康や経済的な問題などが自殺の理由に挙げられ、身近な住民が注意するよう呼び掛けている。
夏の入り込み1割減 白馬 「天候不順が影響」
 白馬村は、夏観光シーズンの観光客入り込み状況をまとめた。前年比25%減と大幅な落ち込みを見せた7月に比べ、8月はやや盛り返したものの、7、8月のトータルは、前年比約10%減の落ち込みとなった。両月を通しての雨などによる天候不順が影響と分析する観光関係者は多く、天候に左右されたシーズンとなってしまった。 8月の入り込み状況は、平地、山岳ともに前年を下回ったものの、前年比25%減(平地)、52%減(山岳)と落ち込んだ前月に比べると大幅に伸ばしてきた。 平地は前年を3万3800人下回る53万8100人(前年比94%)。山岳が前年を3800人に下回る1万6600人(同81%)だった。8月中旬の天候回復とともに入り込みも復調を見せた。
農業の現状と未来考える 白馬塾で講演や対談
 白馬村公民館は10日、村の歴史的古民家「庄屋まるはち」を会場に、生涯学習公開講座・第28回白馬塾を開いた。「白馬の農業」をテーマに、同村在住の郷津利明さんと福島利文さんの基調講演と対談から、日本の農業の現状と未来について考えあった。 基調講演で福島さんは「農業の模索の時代」と題し、80年代から現代に至る20年間における、日本の農業低迷の状況について、農家の変遷や機械化導入の効率、時給に換算した賃金など多方面から幅広く説明した。
「彫彩」の世界紹介 大町 山博で高橋貞夫さん作品展
 日展評議員の木彫工芸作家高橋貞夫さんの作品展、刻(きざむ)−凛然の奇跡が10日から10月4日まで、市立大町山岳博物館で開かれている。 55年間の制作活動のなかから、近年の作品を中心に、ことし新たに制作した山をテーマにした作品10点を含む、同館では初展示の29作品を展示している。 作品のひとつ「天衣(てんね)」はことしの制作。「慈恩」は故高橋節郎さんが亡くなったときに故人をしのんで制作したという。 近年、漆工芸に線刻を施し金箔(きんぱく)を塗りこめる「彫彩(ちょうさい)」と名づけた木彫と漆工芸を融合させた新たな独自技法を編み出し、制作に励んでいる。
力作ポスター審査 明るい選挙啓発で
 平成21年度「明るい選挙啓発ポスター」(県選挙管理委員会など主催)の北安曇地方審査会は10日、大町市の県大町合同庁舎で開いた=写真。大北地域の小学校から、投票への参加を呼び掛ける作品149点が集まり、県審査に進む10作品が選ばれた。 作品は、大北5市町村の選挙管理委員と県選管北安曇地方書記長の6人が審査。小学生ならではの色使いと感性で描かれ、「あなたの一票が未来をつくる」、「よりよい明日につながる一票」など標語が添えられていた。 作品募集は、「明るくきれいな」選挙の推進を目指して実施。県審査の入賞作品が、パンフレットやポスターとして啓発活動に利用される。
トップページ

●当サイトに掲載の記事・画像の無断転載を禁じます。すべての著作権は大糸タイムス社に帰属します。
Copyright(C)2009 OHITO TIMES Co., Ltd. All Rights Reserved.

9月の一覧
秋晴れのなか快音響く 松川で中信マレット大会
 第25回中信地区マレットゴルフ大会が10日、松川村高瀬川河川敷コースで開かれた。中信各地の愛好者約200人が参加し、秋の装い感じる安曇野で快音を響かせた。 同大会は、親ぼくと健康増進を目的に、中信地区マレットゴルフ連盟(中島睦会長)が主催。同連盟13支部から参加があった。 36ホール、パー144の個人戦で争われた。雨のない日が続いたことでコースは硬く、参加者は転がりすぎてしまうボールにとまどいながらも、スティックの振りを小さくするなどショットを修正し、ナイスショットを連発していた。