2009年9月15日付

小谷　自然の中異国情緒体感　ホテルでスコットランドフェス
　小谷村のホテルグリーンプラザ白馬は12、13の両日、同施設で「スコットランドフェスティバル」を開いた。本場スコットランドさながらの同村の雄大な自然の中で、同国の音楽や民族舞踊、特産が楽しめる野外イベントが多数催された。両日ともに多数の来場者があり、見たり聴いたり体験したりと、異国情緒を存分に体感した。　フェスティバルにあわせ、スコットランドよりバグパイプバンドが来日｡タータンチェックの民族衣装・キルトをまとい、伝統楽器・バグパイプを演奏した。さわやかな風が吹きぬける緑の山々に、荘厳で力強い音色が響きわたり、来場者を魅了した。

２年連続引き分け　本社杯　東西対抗オールスターソフト

　ソフトボールの第10回大糸タイムス杯東西対抗オールスター戦（大北ソフトボールクラブ協議会主催）は13日、大町市西公園グラウンドで開かれた。市内の６クラブチームから選ばれた36人の選手が、東西両軍に分かれて熱戦を繰り広げ、４対４で昨年に続いて引き分けとなった。

コンサートで〝平和〟発信　白馬五竜で歌や踊り
　白馬村の白馬五竜エスカルプラザで12、13の両日、沖縄出身のシンガーソングライター、ユキヒロさんによる「ピース・ベル・フェスティバル」とコンサートが開かれた。両日とも１００人を超える多数の来場があり、白馬からユキヒロさんとともに音楽を通じて平和への思いを発信した。　12日は「平和だからこそこんなにも楽しい」をテーマに、地元の子どもたちの合唱グループや村内外のコーラスやダンスグループなど10団体が出演し、平和へのメッセージを乗せて歌や踊りを披露した。　昨年の同イベントで「もっとユキヒロさんの歌を聞きたい」という要望が大きかったことから、実行委ではことし13日にユキヒロさんの単独コンサートを企画。ユキヒロさんが楽しいトークを交えながら沖縄の民族楽器・サンシンやギターを演奏し、自身が作詞作曲した曲を熱唱した。

白球追い８校熱戦　池田で大北少年野球中学生大会
　第52回大北少年野球中学生選手権大会（大北少年野球育成協議会主催・大糸タイムスなど後援)が13日､池田町の農村グラウンドをメーン会場に開かれた。大北地域を中心とした軟式野球部８校による熱戦が展開された。　出場したのは、大北地域から松川、高瀬、白馬、仁科台の４校、豊科北など中信地区の強豪４校の計８校。７回コールドのトーナメント戦で争われた。　プレーの掛け声とともに、ボールが勢い良く捕手のミットに収まると、仲間や応援に駆けつけた保護者らから歓声が上がっていた。

婿入り「クロベ」親しんで　19、20日　山博で柵内見学会
　大町市の大町山岳博物館付属園は19、20の両日、繁殖のため県外に貸し出す、オスのニホンカモシカ「クロベ」の見学会を開く。来場者に長期間不在となる「クロベ」と親しんでもらおうと、普段できない柵内からの観察や写真撮影を実施する。　見学会は来場者が２人ずつ、飼育員同伴で柵内に入場。貸与後の生活など解説を聞きながら、種の保存や自然環境への理解を深める。参加費無料。「クロベ」は昨年７月、付属園の「ハクバ」と「オタリ」の間に誕生、愛称に多くの応募が寄せられ地域に親しまれていた。10月13日から、埼玉県こども動物自然公園へ向け移動。同公園が飼育するメスの「なでしこ」とお見合いし、相性を確認する。来園した市民は「寂しくなる」と名残惜しそうに話した。同園の飼育員は「近くで見られる機会に、『クロベ』の様子をじっくり見てほしい」と呼び掛けている。

〝秋色〟コスモス咲く　大町市高根町の市道沿い
　大町市桜田町から野口方面へ通じる高根町の市道沿いで、コスモスの花が咲きそろい、見ごろ。ピンク、白、黄など色とりどりの花が咲き競っている。　地元高根町の有志が毎年種をまいて育てているもので、６００～７００㍍ほどの区間に植えられている。ことしは７、８月に雨が多かったためか例年より草丈も大きく見事だ。　この道路沿いには、スイセンの球根も植えられていて、春には黄色や白の花が咲き、花街道として人気だ。