2009年9月17日(木)付


大町の魅力再確認 初の「みんなガイド講座」
 市民が観光地大町の良さを伝えようという初企画「大町みんなガイド講座」の第1回目は16日、行われた。観光ガイド講座と合わせて20代から60代までの30人が参加して、大町市と古くから深いかかわりがあるアルペンルートと黒部ダムに出かけ、「黒部の太陽」の舞台となった昭和の歴史を体感した。 みんなガイド講座は、大町のさまざまな魅力を楽しみながら知り、愛着をいっそう深めてもらおうと同市観光協会が企画した。
ヨガサークル元気に活動 発足4年 毎週交流
 松川村の女性約30人(平均年齢約70歳)が集う自主サークル「やさしいヨガを楽しむ会」(宮脇つね子会長)が元気よく活動している=写真。10回コースで村が企画したヨガ教室の修了とともに参加者からの要望を受け、ヨガサークルとして立ち上げ4年目の活動。毎週水曜日、同村多目的交流センター「すずの音ホール」を拠点に、仲間との交流を楽しみながら1時間30分の運動で血流を良くしながら衰えがちな筋肉を鍛え内面的な健康に気を配っている。  腰に意識を集中させた姿勢でヨガマットに座る参加者たちは、手のひらや足の裏をたたくなどの刺激を与え、指先や足首、腰などをひねったり伸ばしたりと、少々きつく感じる動作を取り入れながら血流を促すヨガの基本に真剣に取り組んだ。
秋晴れの白馬で快音 振興公社理事長杯ゲートボール
 白馬村振興公社理事長(太田紘煕村長)杯争奪ゲートボール大会が16日、村国民保養センター岳の湯ゲートボール場で開かれた。村内10チームが参加し、青々とした芝コートの上で交流を深めながら快音を響かせ、初秋の白馬でさわやかな汗を流した。 3ブロックによるリーグ戦が展開された。各コートからは、チームメートへの励ましの声や大きな笑い声が響き、参加者の平均年齢が80代と思えない若々しいプレーが光っていた。 狙いを定めるために柄を短く持つなどさまざまにプレー。最高齢93歳の女性もゲートに向け勢いあるあるボールを転がしていた。
山林火災備えヘリと訓練 北ア広域南部消防署が連携確認
 北アルプス広域南部消防署(奥原一繁署長)は16日、県の消防防災ヘリコプターとの連携訓練を松川村の細野河川敷グラウンドで開いた。東西から住宅地に迫る山林に囲まれる、管内の池田・松川地域で、災害発生時などの迅速で安全な対応に備えた。同署での訓練は初。同署や県消防防災航空隊、池田町・松川村の両消防団員ら約35人が参加。地上からの消火が困難な山林火災が発生した想定で、ヘリによる上空偵察や防災ヘリへの給水作業などを訓練した。
「米の出来まずまず」 JA大北が水稲初検査
 大町市常盤のJA大北総合営農センター南部センター(南部低温倉庫)で16日、大北地区で収穫された水稲の初検査が行われた。初日の検査は池田町、松川村の農家から酒米の美山錦やコシヒカリ、あきたこまち約600袋(1袋=30`)が持ち込まれ、すべて「1等」と評価された。農林水産省関東農政局長野農政事務所立ち会いのもと、検査員5人が米袋から米を抜き取り、胴割れや青未熟の粒の量、整粒歩合(粒がそろっているか)などを検査した。天候不順の影響が懸念されたが、8月以降は天候、気象状況が回復したため、1等となる整粒歩合が75l以上と、1等規定の70l以上も満たした。水分保有率も適正な13・8lから14lと判定された。分けつ、出穂状況も問題なく、病気、胴割れ被害も少なかった。県の作況指数は98(8月15日現在)とやや不良だったが、市場価格は昨年並みとなるという。
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9月の一覧
来場者10万人間近 国営公園大町松川 催し準備
 国営アルプスあづみの公園大町・松川地区の入場者が14日、7月の開園以来、当初の予想より1か月早く9万人を突破した。今月中に10万人を超えるとみられ、公園管理センターが記念イベントの準備を進めている。同地区では、7月が約4万人、8月が約4万4000人と、予想をそれぞれ1万人上回る入場者数を達成。平成21年度の年間目標に掲げる15万人達成に弾みをつけた。入場者は7、8の両月、県内外からの来場がそれぞれ半数を占めていた。9月以降、公園周辺地域の地元住民が多くを占め、保育園や学校施設からの来場が多いという。大町・松川地区公園管理センターは「オープン以来多くの方々に来場していただき感謝。これからもさまざまなイベントを用意し、来場者を迎えたい」と話している。