2009年9月20日(日)付


柵内でクロベ見学 大喜び きょうまでカモシカ公開
 大町市の大町山岳博物館付属園は19、20の両日、オスのニホンカモシカ「クロベ」の見学会を開いている。繁殖のため、県外に長期間貸し出される「クロベ」を惜しみ、初日から家族連れなど7組10人が来場した。参加者は、普段できない柵内からの観察や写真撮影を体験し、遠くから眺めていた「クロベ」が近づいてくると、喜びの声を上げた。飼育員が写真で紹介する成長の様子に感心していた。 「クロベ」は昨年7月、父親「ハクバ」と母親「オタリ」の間に誕生。10月13日から、埼玉県東松山市の県こども動物自然公園に貸し出され、メスの「なでしこ」とお見合いをする。 一般公募で名前を決められた「クロベ」。名付け親の一人、川上米子さんは「柵の中から姿を見られ最高。親のような気持なので、いなくなってしまうとさみしい。元気な子どもをつくってほしい」と話した。
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9月の一覧
もてなしで北アPR 白馬道の駅で収穫感謝祭
 白馬村神城の道の駅「夢白馬」で19日、収穫感謝祭が開かれた。大北地区農業振興推進協議会が道の駅や農産物直売所と連携して、来場者に北アルプス山ろくの魅力を発信し、生産者と販売者、消費者とのふれあいを目的とする「もてなしの日」イベントの一環。大型連休で同村を訪れた県内外からの観光客や地元住民らでにぎわった。 同施設では旬の野菜の天ぷらや500人分の豚汁、地元の女性有志の手作りの漬物や菓子などの振る舞いで来場者を歓迎した。 連休初日とあって、イベントを知った多数の観光客が早朝から多数訪れた。地元産の農産物や手作りの特産品で地産地消の魅力をPRするとともに、同村の観光案内も積極的に行い、来場者の行楽への関心を高めていた。
自然の中で健康づくりを 白馬 スポーツ企画参加募集

 白馬村体育協会と白馬総合型地域スポーツクラブは10月4日、「癒やしのマラニックツアー」と「マウンテンバイクテクニカルトレーニング」を開く。自然の中でのレクリエーションスポーツによる健康とコミュニケーションの場づくりがねらい。事務局では多くの人の参加を呼びかけている。
30万本コスモス咲き始め あずみの公園堀金穂高地区
 安曇野市堀金の国営アルプスあづみの公園堀金・穂高地区のコスモスの花が咲き始めた。園内の野原や段々原っぱなど約4000平方bと公園内プランターに約30万本が植えられ、コスモスの小道、丘、回廊が広がり、ひと足早い秋の風に揺れている。 7月下旬から8月上旬にかけて約100種類30万本分の種をまき、赤、白、オレンジなどさまざまな色と形を楽しめるようになっている。種まきの時期が昨年より2週間ほど遅くなったために、開花状況も2週間ほど遅くなり、一部を除いて3部咲き程度。見ごろは10月上旬になりそうだ。
秋山登山気をつけて 大町署と遭対協ポスター掲示
 連休中の登山者増加に備えて、大町署と北アルプス北部地区山岳遭難防止対策協会は18日、柏原新道登山口や猿倉入山口、主要駅など管内の主要な8か所に、秋山登山の注意を呼びかけるポスターを掲示した=写真。登山者カードも補充。署員らがこれから山へ向かう登山客へ「気をつけてくださいね」と呼びかけた。この時期の登山は、急に冷え込むことや朝方は氷が張るほどに冷えることがあるという。事故以外にも、低体温症になる可能性がある。登山に向かう場合は、現地の山小屋などで、天候も十分に確認してほしいと呼びかけている。
神楽の後継へ特訓 大町市 常盤清水 小中学生笛や太鼓を
 大北地方の神社の秋の例大祭がピークを迎えているが、悩みは神前へ奉納する神楽を担当する若連の青年たちが少ないこと。そこで三嶋社神明社の祭典を行う大町市常盤清水地区は、小中学生たちが笛、太鼓の練習に連日取り組んでおり、後継者に育つよう期待がかけられている。 清水地区も若連が少なく、今年は6人だけ。これまで祭典の笛、太鼓、獅子舞の神楽運営は若連OBが協力し、になってきた。そのOBも年々年齢が高くなっていることから、同神社の祭典を受け持つ氏子総代会などが呼びかけて、昨年から地区内の小中学生が、笛と太鼓の練習に参加。今年は25人(小学生20人、中学生5人)が今月1日から19日にかけて毎日1時間ほどOBの指導を受け、懸命にけいこに励んだ。