2009年9月23日(水)付


開園67日で10万人 箕輪町の家族に記念品 国営公園大町・松川

 大町市の国営アルプスあづみの公園大町・松川地区で22日、オープン後の入場者数が10万人を突破した。当初の見込みを上回る好調なペースでの達成という。箕輪町から訪れた山口奈美さん一家が10万人目の来場者となった。記念品の授与式やくす玉割りなどで、多くの来場を祝った。
 午前10時10分ころ、夫の真さんと子ども3人、両親と姉夫婦の計9人で訪れた山口さんは、拍手で迎えられた。贈呈式で認定証が手渡され、マスコットキャラクターの木子(もっこ)ちゃんとくす玉を割り、節目の来場を祝った。
描いた成果展示 大町美術会展

 美術愛好家らでつくる大町美術会の第31回大町美術会展が27日まで、同市仁科町のギャラリーいーずらで開かれている。油彩画や日本画、アクリル画、版画など、同会会員17人の1年間の集大成作品と個人会員2人の遺作など33点を展示している。
 同展は毎年秋に開いている。県展や中信美術展などに出品している会員らの1年間の成果を発表する場となっている。最終日には毎回、会員同士の作品研究会を行っている。
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9月の一覧
住民参加 読み聞かせ 松川で大人の おはなし会
 松川村図書館(棟田聖子館長)は19日、初めての「おとなのためのおはなし会」を同村すずの音ホールで開いた。村内外から約30人が来場し、一般住民が観客と出演者を兼ねる、読み聞かせ会を楽しんだ。
 大北安曇野の住民と語りの会が、地域の民話や童話などを、臨場感たっぷりに披露。来場者の女性が「楽しい話を聞くことができた。機会があったら出演してみたい」と話した。
 同図書館は、村民が設立から参加し、運営のボランティアなどに積極的に取り組んでいる。大人が楽しめる、住民参加の読み聞かせ会を作ろうと企画。今後も2か月に1度ぐらいのペースで、次回は11月に開く。
“特大”天然マイタケ 小谷の直 売所にお目見え
 小谷村下里瀬地区の住民有志で作る「おたり中央直売所」(太田喜八郎代表)の青空市に、特大の天然マイタケがお目見えし、話題を呼んでいる。
 直売所に出荷している丸山克明さんが、いつも出かける村内の里山で、1本の木の根元からびっしりと生えているマイタケを発見。キノコシーズンにはほぼ毎日山に行き、大物を見慣れている丸山さんも、木の根元を覆いつくすほどのマイタケを見るのはほとんど経験がないと言う。
@em=wa=「この大物を一人で運ぶのはとても無理」と、仲間の小倉千幸さんに応援を要請、背負子を持ってつぶさないように慎重に収穫し、山の急斜面から2時間がかりで引き上げた。
七道面行列がおはらい 白馬岩岳の切久保諏訪社祭
 白馬村岩岳の霧降宮(きりふりのみや)切久保諏訪神社で17日、例大祭が開かれた。神社境内では社宝の七道の面をつけた氏子が祭り行列を先導してはらい清める神事「七道面行列」が行われた。
 同神社には江戸時代から伝わる社宝の一つ「七道の面」があることで知られている。面には猿田彦命、獅子子面、大獅子面などがあり、人の持つ7つの煩悩を表したものと言われている。
 その一つである般若の面は、昔この集落ののおかるという嫁が、仲の悪いしゅうとをこの面で脅してはがれなくなり、洞窟に身を隠したという集落に伝わる「おかるの穴」伝説を生んでいる。
彩り豊か“秋弁当” 北アブランド委発表会
 県の北アルプス山ろく農畜産物ブランド運営委員会(委員長=宮澤敏文県議)はこのほど、認定ブランド食材を使った秋弁当の発表会を、大町市の大町合同庁舎で開いた。大北地域の6事業所が作った、秋をイメージした彩り豊かな弁当が並んだ。
 同委員会は、ブランド認定品のアピールと普及を目指して、季節ごとにブランド弁当を発表している。今回、発表会で合格した6事業所を表彰。秋弁当を専用ホームページに掲載し、全国に向けて情報発信する。
 弁当は、委員や各市町村の首長ら審査員13人が味や外観、ブランド品の魅力を生かしているかなどを審査。各事業者が、信州サーモンや大町黒豚など各地の特産を使い、工夫を凝らした。1つ1000円で販売される。