2009年9月29日(火)付


大北安曇で3社県知事賞 県清酒品評会 北安醸造は2年連続
県と県酒造組合は25日、第56回「長野県清酒品評会」表彰式を長野市で開いた。大北安曇野地域から、北安醸造(大町市)と大雪渓酒造(池田町)、BH酒造(安曇野市)の3社が県知事賞を受賞した。品評会は、日本酒の品質と製造技術の向上を目指し毎年開催。今年は、県内の酒造会社64社が日本酒171点を出品し、20点が入賞した。 北安醸造は、地元の酒米「美山錦」を100l使った、大吟醸「北安大國あづみ野育ち」を出品。2年連続の受賞に輝いた。
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9月の一覧
歌や踊りで長寿祝う 小谷 お年寄り招き敬老会
 小谷村の平成21年度敬老会が28日、同村ホテルグリーンプラザ白馬で開かれた。村内の75歳以上のお年寄り200人余が招かれ、保育園児や芸能ボランティアの歌や踊りで長寿を祝った。 式典で小林三郎村長は「激動の時代に家族や地域のため重責を担い、村の発展に尽くされた皆さまのおかげで今日がある。皆さまのご苦労をしのび、これからも住みよい村づくりに努めます。ご長寿まことにおめでとうございます」とあいさつ。続いてことし喜寿を迎えた46人と、米寿の15人、白寿3人、100歳2人のお年寄りの長寿を祝い、それぞれの代表者に長寿祝い金を贈った。 祝宴では小谷村保育園の年長園児27人によるかわいい歌やダンス、村の芸能ボランティア「せせらぎ会」や同村婦人会による祝いの踊りや民謡が披露された。
勇壮≠ヤつかり合い 穂高神社でお船祭り
 安曇野市穂高の穂高神社例大祭本祭りの27日、県無形文化財に指定されている恒例のお船祭りが行われた。きらびやかに穂高人形が飾られた歴史絵巻のような大型の山車が神社境内で激しくぶつかり合い、たくさんの見物客でにぎわった。 大小5艘(そう)のお船がにぎやかな笛や太鼓のお囃子(はやし)にのって神社に引き込まれた。高さ約6b、長さ約12b、重さ約5dの大人船の「雄腹船」、「雌腹船」が子孫繁栄を願って壮大にぶつかり合い訪れた見物客は歓声をあげ、カメラやビデオで撮影していた。 古代に博多湾一帯を本拠地としていた安曇族が海を渡ってこの地にやってきたという言い伝えがある。毎年新しいナラの木を使って組み上げた船をかたどった山車によるお船祭りが行われるようになったといわれる。

写真=にぎわったお船祭り(写真提供・信州映像舎)
白馬三山背に紅葉 小谷の栂池自然園で
紅葉の時期を迎えた小谷村の栂池自然園で26日から恒例の「自然園紅葉祭り」が始まり、写真愛好家や観光客でにぎわいを見せている。 標高1900bの同園の紅葉はほぼ例年並み。9月初旬から、周辺の下草や落葉低木が色づく「草紅葉」を皮切りに、シルバーウイークの好天と寒気到来で山々の紅葉の色づきも一気に進んだ。白馬三山を背景に、ナナカマドやダケカンバなどの赤や黄色、オレンジ色に染まった木々が深まる秋を感じさせている。 さらに2年に1度の割合で実をつけるというオオシラビソの濃紫色の松ぼっくりは、ことしは大量の実をつけている。この球果が多いと雪が多い年になるといい、関係者は「ことしはもしかしたら豪雪の年になるかも」と話している。 同園の見ごろに合わせて同村では、10月4日まで「栂池自然園紅葉まつり」を開催している。
安曇野 市長選事前審査に3派 市議選は少数激戦確実視
 任期満了に伴う安曇野市長選と同市議選(10月4日告示、11日投開票)の立候補予定者事前審査は28日、安曇野市豊科の県安曇野庁舎で開いた。市長選は予想された3派の関係者が訪れた。市長選・市議選ともに告示日に向け、前哨戦の終盤で火花が散っている。 市長選に出馬を表明しているのはいずれも新人で前県議の宮澤宗弘氏、前市議の藤森康友氏、前創造学園大学付属高校副校長の古幡開太郎氏の3人。いずれの派も届け出書や供託証明書などをチェックし、午前10時半ころまでに無事に審査を終えた。前哨戦では、各派が集会を重ねて浸透を図っている。県議時代からの後援会組織を束ねた宮澤氏が優勢という向きもあるが、まだ投票の意思を決めかねている層も大半とみられ、情勢はまだ不透明。藤森氏、古幡氏ともに巻き返しをねらっている。市議選(定数28)の一部には出馬を見合わせる動きもあるが定数を上回るとみられ、少数激戦が確実視されている。
大町北高が初優勝 大町で高校女子サッカー第4節
 県内の女子サッカーチームでリーグを競った長野県高校女子8人制サッカー交流リーグ戦は26日、大町市運動公園で最終戦となる第4節を開いた。今年度から活動を始めた大町北高校の女子サッカー部は、今節での初優勝を達成した。今回は諏訪二葉高校、上田千曲高校が欠場し、FCアビエス、小諸商業高校との3チームでリーグを競った。大町北高校は優勝候補のFCアビエスを1対0で下し、念願の初勝利を得た。小諸商業にも2対0で勝ち越し、今節の優勝に届いた。同リーグは、女子サッカーがインターハイで正式種目として認められる3年後を目指して県内高校生年代の女子サッカー普及を目的に、レベルアップと交流の場として開いてきた。年間のリーグ総合優勝の栄冠はFCアビエスが手にした。