2009年10月1日付

芝全面張り替え完了　大町市運動公園サッカー場
　大町市常盤の運動公園サッカー場は３月から、昭和52年の開設いらい初の芝改修事業を実施していたが、今月末までに完了。芝の全面張り替えとともに散水施設の新設工事も併せて行われ、鮮やかな緑の芝生が一面に広がっている。完成式を10月11日午前11時から同サッカー場で開く。牛越徹市長のあいさつ、経過報告、施工業者への感謝状贈呈、サッカー少年団からのお礼のことばなどのあと、サッカーゴール前でＰＫを蹴る「使い始め式」も行う。午後からは、サッカーＪリーグの「大宮アルディージャ」のスタッフによる少年少女サッカー教室の開催が予定されている。

白馬　ペレットストーブ　購入助成受け付け
　白馬村で10月１日から、ペレットストーブの購入助成制度の申請受け付けが始まる。環境に優しい村づくりの一環として、３年連続の実施。間伐材の有効活用や化石燃料を使用しない地球温暖化対策に貢献するストーブの普及促進を通じて、エコ意識の拡大につなげる考え。　村民や会社が対象。10万円を上限に、購入費の２分の１を助成する。燃料代が高騰した昨年は、多くの問い合わせがあり、７個人､２法人に対して助成した。　ペレットストーブは、間伐材など木材のおが粉を円筒状に固めたペレットが燃料となる。化石燃料を使用する暖房機器に比べ、二酸化炭素排出量ははるかに抑制される。一般家庭から排出される二酸化炭素５㌧のうち約１・７㌧の抑制になるともされている。

仏出身クレーピエに技学ぶ　白馬で認定職人研修会
　白馬商工会が新たな観光戦略として、昨年から独自に認定しているそばガレット（クレープ）職人・白馬クレーピエの技術研修会が29日、白馬五竜エスカルプラザで開かれた。東京の有名専門店ル・ブルターニュの協力を得て、フランス出身のクレーピエのゲンヴェール・ドゥニさんが指導。同村の養成講座で認定された白馬クレーピエが多数参加して、本場仕込みの技を間近で学んだ。

ジュニア五輪健闘誓う　白馬中　内川、林さん陸上で
　白馬村の白馬中学校１年生の林あすかさんと２年生の内川佳祐君はこのほど、神奈川県の横浜日産スタジアムで23日から開かれる中学生の陸上競技大会「第40回ジュニアオリンピック陸上競技大会」へダブル出場を決めた。大北地域からの出場は２人のみ。ウインタースポーツ競技の盛んな同村にあって、陸上競技で全国に通用する若い才能が花開くことに、関係者は大きな期待を寄せている。　内川君の出場は昨年に引き続き２回目。昨年は１００㍍ハードル種目で全国優勝を果たしている。得意種目はハードルと走り幅跳びだが、ことしは走り幅跳びの記録が好調のため、同種目での出場が決まった。県大会では６㍍85㌢の大会新記録で優勝し、北信越大会では２位、８月に行われた全国中学校総合体育大会では８位に入賞という好成績をあげている。昨年と種目は違うが手応えは十分といい「全国のライバルたちのレベルは高いと思うが、自己ベストで優勝できるよう全力で頑張りたい」と話している。

施錠を確認　自転車盗防止　大北の防犯協女性部
　大北防犯協会連合会女性部（丸山紀美江部会長）は29日、増加している自転車盗難を防ぐため､ＪＲ信濃大町駅前の駐輪場に止められている自転車の施錠確認を行った。大町市や池田町、白馬村などの会員ら約10人が自転車の施錠や防犯登録などを見てまわった＝写真。大北管内の自転車盗難件数は28日現在で80件と、昨年同期の69件を11件上回っている。このうち、ことし無施錠で盗難に遭った自転車は37件だった。会員らは自転車に施錠がされているか、防犯登録がされているかなどを確認。できていない自転車には札をつけ、啓発を図った。同駐輪場に置かれていた１０４台の自転車のうち、施錠していない自転車が５台、防犯登録されていない自転車が17台見つかった。自動車内の荷物の盗難もことし倍以上に増えていることから、併せて駅前駐車場に止めてある車の施錠も確認した。

地域資源掘り起こそう　池田、松川、生坂　商工会が共同事業
　池田町、松川村、生坂村の各商工会青年部は29日、共同事業として地域資源発掘プロジェクト「地域のお宝発見隊　わくわくワークショップ」の初回を池田町商工会館で開いた。若い商工会員が参加して地域の魅力を探し出し、新企画や商品化などを目指そうと企画。大町市で地域づくりの支援に取り組むＮＰＯ地域づくり工房の傘木宏夫代表理事をアドバイザーに、12月まで４回の会合を通し、具体的に地域資源を生かすプロジェクトなどを探っていく。