2009年10月4日(日)付


環境保全の情報発信へ 小谷 ライチョウ保護ネットで紹介
 小谷村は、環境保全情報発信システムの開発に乗り出している。同村に生息するライチョウの保全活動をメーンに、観光振興と自然環境保全を両立する同村の取り組みをインターネットを使い広く紹介することで、新たな小谷ファンの拡大を図る考えだ。 同村は現在、市立大町山岳博物館や村観光連盟、白馬観光鰍ネどの関係者らで構成する「村環境保全情報発信推進協議会」を立ち上げ、システム内容などについての検討を重ねている。画像などマルチメディアコンテンツを使いインターネットで発信する予定。今年度中の構築を目指す。
大町図書館10周年 イベントで節目祝う
 大町市立大町図書館(原連陽館長)は3日、同館開館10周年記念イベントを同館や隣接する西公園広場で開いた。「本のある庭で遊ぼう」と題した記念イベントに、大勢の人が訪れた。大型絵本の読み聞かせや馬頭琴の演奏、本のリサイクル市、広場ではフリーマーケットやバナナのたたき売りなどの催しを楽しんだ=写真。同館は平成11年10月1日に新館として開館。文化、情報の発信地として利用されてきた。10周年を迎えた館内では、このほど完成した手づくり大型絵本「じごくのそうべえ」(田島征彦・作)の読み聞かせ、市内高校生が大町市について牛越徹市長と語る、意見発表と自由討論や、同市出身の新津きよみさんのトークイベントなどを開催。読み聞かせやトークを聞きにきた人でにぎわっていた。
ミニSL 魅力知って 白馬のフェスで乗車会
 白馬村和田野のログコテージ・エポック敷地内の「白馬ミニトレインパーク」で3、4の両日、県内のミニSL愛好家でつくる「信州ミニ鉄道倶楽部」による「第3回ミニ鉄道フェスティバル」が開催され、県内外の親子連れや鉄道ファンらがミニSLの乗車会などを楽しんでいる=写真。 同パークは村内に4か所あるミニSL施設の中でも特に本格的な規模を持つ施設として知られ、大人から子どもまで幅広い世代に親しまれている。フェスティバルは広く観光客や地元の人たちにミニSLの魅力を知ってもらい、愛好家の輪を広げていこうと、毎年同会場で行われている。
安曇野市長選きょう告示 市議選は少数激戦
 任期満了(22日)に伴う安曇野市長選と同市議選(ともに11日投開票)が4日、告示される。合併後1期を経た中で残った課題が山積する中、未来に向けた安曇野のかじ取り役が選ばれる。市議選も少数激戦の厳しい戦いが予想される。市長選には同市区選出の前県会議員の宮澤宗弘氏、前市議の藤森康友氏、前創造学園大学付属高校副校長の古幡開太郎氏の3氏、が出馬する見込み。それぞれ県議としての経験と人脈、若さと市議経験、民間経験と革新を武器に、各派ともにミニ集会で浸透を図り、拡大集会や総決起集会などで地盤を固めてきたが、情勢が読みきれない混戦のまま選挙戦に突入する。市庁舎建設問題、都市計画と土地利用、第三セクター安曇野菜園、ごみの最終処分場や産業廃棄物処理場、商工観光業の活性化、農業振興などの課題にどう取り組むか注目が集まる。各派は、出陣式を行ったあと、市内遊説などに繰り出す。出陣式の日程は次のとおり。

▽宮澤派=午前8時から、JAあづみ豊科支所南の後援会事務所前。
▽藤森派=午前8時から、同市穂高の穂高神社・参集殿前の南神苑。
▽古幡派=午前9時から、穂高の国道147号沿い選挙事務所前広場。
市議選(定数28)には、このほど開いた書類事前審査に訪れた30派のほか、新たに擁立の動きもあり、定数を数人上回る少数激戦となる見込み。初めての全市を1選挙区とした中で各派票読みに難航しながらも、市政への関心を取り込もうとしている様子だ。
大町 地域の水資源を理解 仁科三湖クリーンラリー
 大町市と豊かな環境づくり大北地域会議は3日、「仁科三湖クリーンラリー」を同市の青木、中綱、木崎湖周辺地域で開いた。小学生と保護者12人が、湖に生息する希少動物などを観察し、地域の豊かな水資源への理解を深めた。 参加者は、大町山岳博物館の清水博文学芸員を講師に、日本有数の水質を持つ湖周辺の動植物を観察した。ごみを拾い集めながら湖の間を散策。青木湖の湖水を利用する、昭和電工発電所やヒメマス増殖センターを見学した。

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10月の一覧
ノルウオークリーグ発足へ 全国初 小谷など市町村連携
 ノルディックウオークを観光振興や健康づくりに取り入れている小谷村など県内5市町村は16日、「信州ノルディックウオークプレミアリーグ」を立ち上げる。ノルディックウオークをキーワードとした市町村連携は全国で初の試み。構成市町村協力体制によるウオークイベントの宣伝誘客などを進め、地域活性化や健康増進を拡大させる考えだ。 同リーグは、野沢温泉村、池田町、小海町、小谷村、須坂市で構成。昨年からリーグ化の検討が始まった。各市町村実施のウオーキングイベントを集約した宣伝が可能になるなど連携効果に期待が集まっている。年間を通じて同ウオークに親しめる体制づくりなども進める。