2009年10月11日(日)付


協働のまちづくりへ交流 大町 ふれあい広場にぎわう
 大町市の市民の福祉意識の向上と交流をめざすイベント、市民ふれあい広場は10日、大町市文化会館前広場で開き、市内約50団体や行政による手づくりのイベントに約5000人の市民が集まった。「やさしさいっぱい・支え愛のまちづくり」をスローガンに、福祉や健康、環境の豊かなまちづくりを考えた。ステージでは、市内のひまわりの家・すずらん・たんぽぽ共同作業所など施設利用者らによるふれあいコンサートや大町北高吹奏楽部、フィリピンダンスチームなどが参加。来場者の声援を受け、熱演した。会場には各団体による炊き出し試食やフランクフルト、わたあめなどの出店やバザー、ものづくり体験などのブースが並び、多くの来場者でにぎわった。文化会館やサンアルプス大町、フレンドプラザ大町ではパネル展や記録映画、子どもの遊具などのコーナーが開設された。
四たて≠味わう 白馬夢農場新そばまつり
 白馬村の白馬みねかたスキー場山頂の「ふーみんの里・白馬夢農場」で12日までの日程で「新そばまつり」が開かれ、県内外から訪れた多くの来場者でにぎわっている。 同施設は標高1100bのスキー場のゲレンデを利用し、1fの畑でそばの栽培を行っている。関係者によると、ことしは天候不順が心配されたが、平年並みの収量を得られ、質も香りの高いまずまずのものができたという。 祭りではスタッフと地元名人が自慢の腕をふるい、「挽(ひ)きたて・打ちたて・茹(ゆ)でたて」の三たてのそばを提供。そば愛好家に地元食材のおいしさをPRした。 同所は白馬岳や五竜岳など北アルプスの山並みが一望できる、眺望もみごとな場所。里山には紅葉も色づき始めており、来場者は美しい景観を楽しみながら、地元産の香り高い新そばに舌鼓を打っていた。
チラシで防犯呼びかけ 11日から全国地域安全運動
全国地域安全運動は11日から20日まで、「みんなでつくろう安心の街」をメーンスローガンに実施する。大町署員や大北防犯協会連合会は運動前日の10日、「市民ふれあい広場」会場の大町市文化会館でチラシを配り、防犯運動を呼びかけた。市民ふれあい広場での啓発では、大町防犯協会の防犯指導員7人や署員らが、訪れた人々に啓発チラシやばんそうこうなどのグッズを配り、振り込め詐欺にだまされない注意や、人のつながる安心のまちづくりを呼びかけた。長野県警マスコットキャラクターの「ライポくん」も登場し、子どもたちに人気だった。同運動は、県内では振り込め詐欺や自転車の盗難、車上狙いの被害防止、全国では子どもと女性の犯罪被害や住宅への侵入犯罪の防止を重点目標に掲げ、被害にあわないように一人ひとりの防犯意識の向上を呼びかける。期間中は看板の掲示や署内での小中学生の防犯ポスター展示や、コンビニエンスストアでの強盗対応訓練などが行われる。
10月の一覧
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迫力あるレース 安曇野市で観光草競馬
 第41回安曇野観光草競馬大会(安曇野競馬愛好会主催)が10日、安曇野市穂高牧の市営牧運動場で開かれた。競走馬による迫力あるレースに会場は盛り上がった。 多くの市民や観光客らでにぎわった。1周約400bの馬場に、県内外から集まった競争馬を中心とした約50頭が白熱した順位争いを展開した。間近かに見る競馬に大きな拍手と歓声があがっていた。 会場にはカメラ愛好家の姿も多くあり、勢い良く走り過ぎるサラブレッドに次々とシャッターを切っていた。 ことしで41回目を迎え、観光名物として定着している。当初は地元を中心とした農耕馬による大会だったが、十数年前から県外から競走馬も出走するようになるなど観光イベントとして発展してきた。
松川で小・中生駅伝 69チームがたすきつなぐ
 松川村で10日、恒例の「あづみ野松川中学生・小学生駅伝大会」(大会長=平林明人村長)が開かれた。昨年を大幅に上回る県下小中学校69チームがエントリーし、秋が深まる大北地域でたすきをつないだ。 松川小学校校庭を発着点に、小学生の部(エントリー・20チーム)は5区間7・5`、中学生女子(21チーム)は5区間13`、中学生男子(28チーム)は6区間21`で争われた。高順位でのたすきリレーをしようと選手たちは必死の形相で力強い走りを見せていた。 沿道にまで聞こえる選手たちの息づかいに、応援に駆けつけた家族や友人からは「頑張れ。あと少し」などの声援があがっていた。
取れたて新そばに舌鼓 新行で祭り 20日まで
大町市美麻の「新行のそばを守る会」は10日から、恒例の第38回新行そば祭りを開いている。20日まで、新そばを用い加盟民宿の宿の主人らが打った、名所ならではのこだわりのそばを味わえる。同地区は標高約900bの涼しい気候と豊富な水に恵まれた栽培の適地で、昭和47年から地元の宿泊業者が力を合わせてそば祭りを始め、そばどころとして知られてきた。毎年県内外から「通」の愛好者が訪れ、30年以上にわたって愛されている。開催初日は秋の連休の初日ということもあり、加盟民宿では宿の外まで並ぶ盛況ぶり。手打ちそば山品では「新そばを間に合わせました。取れたてのそばは香りも甘みも強く、本当においしい。ぜひ食べていただきたい」と話していた。

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