2009年10月14日(水)付


遊び通じて森林に親しむ 大町で里山がったまつり
 大町市の住民団体・元気な子どもと里山を育てる会(横澤大行会長)は11日、第5回里山がったまつりを大黒町共有林で開いた。多くの家族連れが参加し、森林資源を最大限に活用した遊びなどを体験し、大町の豊かな自然に親しんだ。 開始時刻には市内外から70人を超える参加があった。つるで作った輪投げや共有林内の間伐材を使ったはしづくりなど多彩な体験イベントを用意。子どもたちの笑い声が森林内に響き渡った。 こねつけや豚汁、魚の炭火焼きなど同会員手作りの一品も振る舞われた。南米の伝統楽器による音楽会もあり、まつりを盛り上げた。
福祉事業の理解に感謝 松川でゆうあい祭り
 第10回松川村ゆうあい祭りが11日、村福祉施設ゆうあい館をメーン会場に開かれた。福祉事業に理解を示す地域への感謝の気持ちを込めたイベントで、食のもてなしやバザーなど多彩な催しに多くの住民でにぎわった。 同施設周辺では、ボランティアや近隣福祉団体による露店。カレーやそば、抹茶などが振る舞われた。 地元中学校による音楽ステージやホールインワン大会などもあり会場を盛り上げた。
車上狙いに気をつけて 安曇野署と防犯協が啓発
 安曇野市の安曇野防犯協会連合会と安曇野署は13日、増加する車上狙いの啓発活動を豊科インター近くの市営駐車場で開いた。署員ら4人が参加し、車を利用する通勤者に啓発チラシを配布し注意を呼びかけた=写真。 啓発活動は、街頭犯罪抑止月間と全国地域安全運動に合わせ開かれた。署員たちは、車内に貴重品を放置したままにしないことや施錠の徹底などが記されたチラシを配りながら、「車上狙いが多発しているので気をつけて」と声をかけた。 同署管内では、車上狙いの8割以上が自宅敷地内で発生している。犯行は夜間の短時間に行われる傾向にある。鍵穴のこじ開けでなく、ガラスを割るなど大胆な犯行も増えてきている。 同署は「車内に何も置いていなければ被害に遭うこともない。バッグなど物を置かないことに心がけてもらいたい」と呼びかけている。
「市民が主役 現場主義貫く」 新安曇野市長 一夜明け宮沢氏が抱負
 任期満了(22日)に伴う安曇野市長選に初当選した宮沢宗弘氏(69)は当選から一夜明けた12日、同市豊科の選挙事務所で報道陣と会見し、「市民が主役。市民の声をしっかりと聞き、今までどおり市民党、現場主義を貫きたい。当面する課題には、情報公開をする中で市民や職員、議会としっかりと対話し、方向付けをしたい」と抱負を述べた。
同日は朝6時前から、宮沢氏の自宅や携帯電話にお祝いや激励の電話数十本が鳴り響き、あわただしい朝を迎えたという。「少し寝不足気味で緊張しています。責任の重大さをひしひしと感じている」と、一夜明けた感想を話した。
他の候補を合わせると宮沢氏を上回る票が入った点について、「他の候補を支持したみなさんも、市を良くしたい思いは変わらない。しこりの残らない人間関係を築きたい」と述べた。
争点のひとつとなった新庁舎建設問題について、「機能集約は必要。少子化の時代、将来を見据えて規模は必要最小限のものとしたい。市民一人ひとりの意見を聞き、できる限り早く結論を出したい」と述べた。耐震強度のある堀金総合庁舎を教育委員会や特別会計の上下水道部などで活用する考えなどを含め、これまでの審議の経過を精査し建設計画の見直しを図るとした。
田園産業都市を目指すための産業振興や保育料の引き下げなどの政策に取り組むとした。副市長の人事については、「今のところ白紙」と話した。
宮沢氏は同日午後、当選証書を受領した。
大カエデ色づき始め 池田大峰 今月下旬見ごろに
 池田町大峰高原の大カエデの紅葉が色づき始め、行楽客らでにぎわっている。晴天に恵まれた連休中の12日も、カメラマンや行楽客が訪れ、葉を7色に染めて美しい姿を見せるカエデに向けてカメラや携帯電話のシャッターを切っていた。 ことしも例年通り今月初めから葉に色がつき始め、緑色の中に赤や黄色の葉が散らばっている。これから紅葉はさらに進み、20日から30日ころが見ごろになりそうだ。周囲にはコスモスの花が咲き、白樺の林も色濃く、大峰高原一帯が紅葉スポットとなる。 大カエデは樹齢250年。高さ約12b、幹の直径約1bの大木。私有地ながら町のシンボルとして愛され、その美しい姿を一目見ようと、紅葉シーズンには毎年県内外から多くの人が訪れている。
力作防犯ポスター展示 大町署 全国地域安全運動で
大北地区の小中学生が描いた防犯ポスターが大町署1階ロビーに展示されている。空き巣や振り込め詐欺、万引への啓発を呼びかけるポスター25点を掲示し、犯罪への注意を呼びかけている。「全国地域安全運動」期間中の20日まで展示。 「みんなでつくろう安心の街」をキャッチフレーズに11日から始まった、同運動にあわせて実施した。展示作品は、管内からの応募221点のなかから、9月に署内で選考されたもの。県防犯協会連合会・県警主催のコンクールで金賞、銀賞などを受賞した作品をはじめ、人の目を引く、インパクトがある作品が並んだ。
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