2009年10月16日(金)付


歩いて高血圧予防を大町市の教室国営公園で
 大町市中央保健センター健康教室「知って得する高血圧予防教室」は15日、同市内の60、70代16人が参加して開講した。同市大町、トレーニングスタジオトム・ソーヤ代表の降旗伸治朗さんの指導で国営公園内を歩き、ウオーキングよる高血圧の予防、血圧との上手な付き合い方について学んだ。 高血圧はサイレントキラー(静かな殺人者)といわれ、知らず知らずのうちに症状が進行して、突然脳卒中や心臓病などの大きな病気につながる、とされ、早めの予防が大切となる。参加したのは血圧が気になるようになった世代男女。 降旗さんは「歩くのは、食事の1時間後、週3回をめやすにして、20分以上1時間以内歩くこと。早朝や食事前のウオーキングは十分にストレッチをして。できればパートナーウオーキングとする。夜間ウオーキングは必ず反射板などをつけて。最も大切なのは靴の選びかたで、目的に合わせた正しい靴選びで、余分な負荷を軽減するようにしてください」と指導した。 血圧測定のあと、同公園内の空中回廊を歩いた。
国営公園コスモス満開 あす無料安曇野フェスタ
 安曇野コスモス花フェスタが開催中の安曇野市の国営アルプスあづみの公園堀金・穂高地区で、コスモスが最盛期となっている。北アルプス常念岳を背景に咲く秋の草花や紅葉が広がり、来場者は秋の安曇野の風景を楽しんでいる=写真。園内のコスモス畑や通路際には約30万本の赤、白、ピンクなどの色とりどりのコスモスが、秋空の下を彩っている。早咲き種とともに遅咲き種の開花も始まり、中旬を迎え見ごろもピークとなる。約100品種のコスモスを展示するコーナー「秋桜百花めぐり」も開催中。サルファリアス系のキバナコスモスや大輪を咲かせる品種、変わった咲き方など、さまざまなバリエーションが楽しめる。園内には1・5`の周遊コースを準備し、園内を巡り秋の安曇野らしい風景や緑花クイズラリーが楽しめる。間伐材でつくられた森の妖精「ほーりー」の人形も、園内を楽しむ来場者の姿を見守っている。
児童と授業で交流 小谷公民館 シルバーセミナー
 小谷村公民館は15日、同村小谷小学校で恒例の「シルバーセミナー」を開いた。地域と学校との相互交流で子どもたちのすこやかな成長を願う、同村老人クラブの事業の一環。村についてさまざまな角度から学び、体験する同校の総合学習「小谷っ子タイム」の授業に参加し、ものづくりやスポーツで長年の知恵や工夫を児童に伝えながら異世代交流を深めた=写真。 クラブ員のお年寄りたちはグループに分かれ、スポーツや食べ物、歴史など、それぞれの得意分野の講師となって児童と郷土料理や伝統工芸、グラウンドゴルフなどを行った。 このうちふるさとの歴史や文化を学ぶグループは、わらを使ってわらぞうりとしめ縄作りを体験した。児童はみごとな手さばきでしめ縄をなったり、わらぞうりを作るお年寄りたちの達人技に感動しきり。「自分で作ると難しいよ」と悪戦苦闘しながら作品作りに取り組んでいた。
仲間と協力飯ごう炊さん 白馬南小「かまめし会」
 白馬村の白馬南小学校(木我直由校長、児童134人)で15日、児童手作りのかまどで野外料理を楽しむ同校の伝統行事「かまめし会」の体験学習が行われた。 行事の発祥年代は定かではないが、昭和8年には当時の小学生が村内で実施していたという記録も残されている、70年を超える長い歴史を持つ。現在は全校児童が協力して最後までひとつのことをやり遂げ、友だちや仲間と助け合いや思いやりの心をはぐくむことを目的に、総合的な学習の一環として毎年開かれている。企画から実践まで、すべての作業は児童たちの手で行っている。ことしも全校が縦割り班に分かれ、家庭や地元農家から提供された地元食材を使って料理作りに取り組んだ。
大町 放牧乳牛 里へ 黒沢高原牧場「生育順調」
 大町市平の鹿島槍黒沢高原牧場で15日、乳牛の下牧が行われた。夏季のスキー場ゲレンデに放牧された牛20頭が、シーズン中に約70〜100`体重を増やし、関係者も順調な生育に満足していた。放牧は、市が酪農経営者の負担軽減と乳牛の体質改善を目指し、大町市酪農組合(中條隆史組合長)に管理を委託して毎年実施。今年は5月28日から、延べ32頭が入牧した=写真。乳牛は、同市と松川村の酪農家から預けられ、多くが妊娠中。大きなもので約570`にもなる。組合員らが1頭ずつ体重を測定し、元気に走り回る牛に苦戦しながらトラックに積み込み。酪農家のもとへ帰した。放牧中は月1回程度、採血や体重測定など健康検査を実施。データをもとに研修会や放牧地の環境改善などを行い、来年の事業に生かす。
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生産者と給食で交流 白馬北小に地場推進会
 白馬村内の学校給食に農産物を提供する白馬村地場産推進会(福島和子会長)は15日、白馬北小学校を訪れ、給食を通じて交流した。子どもたちは生産者と顔を合わせながら、口いっぱいに地場産野菜をほお張った。福島会長は「これからも、新鮮で安心安全な旬の野菜を届けていきたい」と話した。 同会メンバーら6人が訪れた。同日の給食の献立は5年1組が家庭科の授業で考えた「エコ献立」。同会が作ったダイコンを、葉まで無駄なく使ったメニュー。ダイコン葉ごはんやダイコン汁などが並んだ。子どもたちは同会メンバーと談笑しながら給食を楽しんだ。 食事を終え子どもたちは、「おいしい野菜を提供してくれてありがとう。残さずに食べようと思います」などと同会メンバーに感謝した。

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